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66歳で名盤

久しぶりの更新。10日ぶりか?ブログをはじめて3年弱経つが、こんなに更新を空けたのは初めてだ。今日更新しないとまた来週もズルズルとブログの更新をサボってしまうかもしれないので、今日は(正直もう眠いのだが)気合を入れて書こう。

9月17日にブライアン・ウィルソンのニューアルバム「That Lucky Old Sun」がリリースされた。僕はまだ聴いていないのだがこの新譜はすこぶる傑作らしい。ネットでいろいろとレビューを読んだが誰一人としてネガティブな感想を書いていない。誰もが口をそろえて傑作だと言っている。なかにはブライアン・ウィルソンの全ての作品の中で「That Lucky Old Sun」が最高傑作と称する人までいた。山下達郎がパーソナリティを務めるラジオ番組「サンデーソングブック」のプレイリストを見てみると14日の放送でさっそく「That Lucky Old Sun」のなかから「FOREVER SHE'LL BE MY SURFER GIRL」を紹介していたようだ。達郎もきっと絶賛していたのだろう。今年で66歳にもなるブライアン・ウィルソンがこれほどまで圧倒的に聴き手を納得させる力強いアルバムを見事制作した。この事実を形容するのに最も相応しい言葉は「奇跡」の二文字だろう。

ブライアン・ウィルソンはドラッグにより人生の大半(かれこれ30年くらい)を強烈なウツ状態に苛まれながら生きてきた。いつ死んでも不思議ではないほどの深刻な症状をずーっと抱えながらなんとか生きてきた人なのだ。ドラッグに手を出す前までのブライアンは絶好調だった。1960年代のアメリカでロックバンド「ビーチボーイズ」のリーダーとして比類なき才能により天才と呼ばれていた。チャックペリーやエルヴィスがやっていたような既存の骨太なロックンロールに、「ハモリのガンガン利いたコーラス」を融合させるという(EX、「 I Get Around」「サーフィンUSA」)斬新な手法により、これまでにない音楽を築きあげた。

また、アレンジや作詞作曲や楽器演奏などレコーディングに関わる殆どの工程をひとりでやってのけた。当時は珍しかったセルフプロデュースを当然のことのようにやってのけた。そんな彼を見て多くのアメリカ人はブライアン・ウィルソンを不世出の天才と称した。

そんなブライアン・ウィルソンの名盤は1966年に若干24歳の若さで発表した「Pet Sounds」である。現在でも、ロック史上最も重要なアルバムとして絶えず注目されている。しかし、このアルバム、当時は全く売れなかった。売れないだけならまだしも批判もされまくった。ブライアンは落ち込んだ。「こんなに完璧で最高なアルバムを作ったのになんでバッシングされてんだよ、ワケワカンネー」ときっと思ったであろう。自暴自棄になったブライアンはドラッグに深く深くのめりこんでいく…。やがて「アメリカのホームドラマに出てきそうな中流階級の好青年」的なブライアンのスマートな容姿は激変し、驚異的に太った。そして天使のように澄みきったファルセットは濁りまくり、ガミガミ声になってしまった。24歳で名盤をリリースするも評価されず、落ち込んだ結果ドラッグに溺れ、太り、声が出なくなり、その後の人生をウツ状態で引きこもったブライアン……。あれ?誰かに似てるなぁ。…岡村靖幸だ!

ブライアンと同じように日本の音楽界では天才と呼ばれる岡村靖幸。傑作アルバム「家庭教師」がリリースされたのは1990年であるから年齢は25歳。「家庭教師」は「Pet Sounds」のように批判されることはなかったがあまり売れなかった。それに落ち込んだ岡村靖幸は(それ以前からやってたのかな?)ドラッグに手を出す。やがて太り、声が出ず、引きこもる…。ブライアンと重なる部分が多い。

冒頭でブライアン・ウィルソンの新譜「That Lucky Old Sun」がこれほどまでに皆から絶賛されている事実を形容するのに相応しい言葉は奇跡だ、と書いたが、岡村靖幸と重ねればいかに『奇跡』なのかがリアルにわかると思う。岡村靖幸が66歳になってから「家庭教師」並みの名盤をリリースしたようなものなのだから!岡村靖幸よりも遥かにドラッグにのめり込み、深刻な精神病を抱えきれないほど併発させていたブライアンが、皆から手放しで賞賛される作品を作った事実に感動せずにはいられない。岡村靖幸も66歳でそうなれれば最高だね。


●今日の写真
hatohato
携帯を向けると寄ってきた。エサないよ。

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レディオヘッド/ニルヴァーナ

今月のロッキンオン(1月号)の表紙はトムヨークだ。話題のニュー・アルバム『In Rainbows』について語っている。今のところ、このアルバムを語る上で真っ先に浮かぶ話題は、価格を自分で決められるということだ。とある専用サイトでダウンロードする方式で聴くことができるのだが、その際の価格は自分で決められる。〝It's up to you〟(あなた次第)なのだ。こういうのって普通は下限価格が定められているものだ。最低でも1000円~みたいな。驚いたことに『In Rainbows』の下限価格は0円~だ。逆に上限価格(確か1万円くらいだったと思う)が決まっている。このニュースを知ったときは、絶対、0~100円くらいの安価で買う人が殺到するはずだと思っていたのだが、レディオヘッドファンは良心的な人が多いのか、殆どの人は通常のアルバム程度の価格でダウンロードしているらしい。意外だ。自分だったら絶対0円で買うけどな、正直な話。まあ、ダウンロード用の専用サイトまでアクセスして、さらにダウンロードするために何らかの登録をしたり等、諸々の面倒な工程をクリアする人は自ずとレディオヘッドの相当なファンだろう。故に良心的な価格になったのかな。

テレビ東京で放送されている日経新聞がスポンサーの「ワールドビジネスサテライト」では『In Rainbows』の購入方法が音楽業界の「新しい経営」という観点から特集されていたのだが、コメンテーターからは案の定、否定的な意見ばかりだった。ま、これ(ダウンロード販売)が将来主流になることはないだろうな。CDという形が無ければ、さすがに味気がなさ過ぎるだろう。レディオヘッドとしてもこの方式は急遽決定したものらしいし。

さて、今月のロッキンオン。レィディオヘッドやオアシスら現在でも第一線で活躍しているアーティストたちと並びニルヴァーナが特集されている。最近、紙ジャケでの再発やこれまで未公開だった貴重なライブDVDのリリースが重なったため、『ニルヴァーナが伝説へ昇華していった日々の記録』という特集記事が掲載されたわけだ。もう何度目だろ、ニルヴァーナ特集って…。僕の中で ニルヴァーナと尾崎豊は同じ棚に入っている。別にカート・コバーンと尾崎豊に共通したカリスマ性があるとかではない。音楽面でもニルヴァーナはグランジで尾崎豊はブルーススプリングスティーン(日本で言う浜田省吾系統)のようなストリートロックだし。共通点なんてない。むしろ対極の立場にある。僕が似ていると思うのは、死後の扱われ方だ。衝撃的な死後、爆発的に人気が出て(もちろん両者とも生前から人気があったが)マスコミから安易で記号的なメタ化をされ、過剰に神格化され伝説になった点が似ている。今回のニルヴァーナの紙ジャケや初公開の貴重映像のライブDVD化なんてのも、いかにも尾崎豊っぽい。もの凄い小出しにリリースしてんだろうな。尾崎豊ファンとニルヴァーナファンは限定的なある一面では相通じる点がある様な気がする。商品に出来る音源なり映像が残っているのなら焦らさないでさっさとリリースして欲しいものだ。

せっかくだから、「NEVERMIND」の個人的な感想を簡単に書いて今日の記事を終わろう。

ニルヴァーナの代表作にして全世界で売れまくった(1000万枚以上)セカンドアルバム「NEVERMIND」。このアルバムの大ヒットによってグランジが市民権を勝ち取ったとも言えるほどの記念碑的作品だ。ずっしりとした重量感のあるサウンドにカート・コバーンの野晒し且つ退廃的な声が絶妙にマッチしている。歌詞は井上陽水も驚きの意味不明で難解な歌詞だが曲はポップだ。ファーストの「BLEACH」、サードにしてラストアルバムの「IN UTERO」と比べると随分キャッチーだ。だいたい、1曲目の「Smells Like Teen Spirit」の出だしのギターリフからしてキャッチーすぎる(「ぷっすま」でもよく流れてますね)。売れる要素がたくさん詰まったアルバムだ。
最も衝撃的なのはラストの「Territorial Pissings」だ。声帯に深刻な傷が付くのではないかという程がむしゃらな歌唱法だ。完全にキレている。これぞグランジだ。そういえば昔、夏目房之介が漫画夜話でこんなことを言っていた。「漫画の文化がない異性人に漫画を伝える際は手塚治虫の漫画を渡せばよい」と。これはどういうことかと言うと、漫画の全ては手塚治虫の描く漫画に凝縮されているという意味だ。グランジについても同じことが言えるかもしれない。グランジを知らない人にグランジを理解させるには「Territorial Pissings」を、ひいては「NEVERMIND」を、聴かせれば良い。一発で理解できるだろう。

TODAY IS ANOTHER DAY

ZARD/TODAY IS ANOTHER DAY
ここ、2ヶ月ほど、割と熱心にZARDのアルバムを聴いている。個人的に一番の良作は7枚目の「TODAY IS ANOTHER DAY」だ。アルバム用のオリジナル曲が12曲中3曲しかないことと、FIELD OF VIEWに提供した曲のセルフカバーが3曲もあることから、往年のZARDファンには、このアルバムは不評らしい。シングルの寄せ集めのセミベスト的なアルバムだが、アルバムの内容には統一感がある。コンセプトアルバム(←この言葉好きだな自分)としてのまとまりがある。何をコンセプトにまとまっているのかというと「哀愁、刹那、センチメンタル」といったとこだろうか。ZARDの歌といえば、「負けないで」に代表される応援歌、あるいは「揺れる想い」「Don't you see!」などの爽やかな楽曲というイメージが一般的には強いように思う。そういった意味では「TODAY IS ANOTHER DAY」は多少趣が違う。決して暗くて、後ろ向きな曲ではないのだが、なんだか、寂しくなる曲が多い。FIELD OF VIEWが歌ったドラゴンボールGTの主題歌『DAN DAN心魅かれてく』のカバーなんかも、坂井泉水が歌うと哀愁が漂う。ドラゴンボールの歌だから、基本的には元気な歌だ。歌詞にも「愛と勇気と誇りを持って戦うよ」なんて前向きな歌詞もある。なのに、哀愁がある。こう感じるのは、坂井泉水の根本的な資質によるものなのか、それとも、「亡くなった」からなのか。多分どちらともなのだろうけど、なるべくなら前者によるものだと思いたい。そのほうが正しいと思うし。

beck/Midnite Vultures
WMPにアルバムを取り込むと、アルバムのタイトルや曲名は自動的に表示されるのだが、たまに表示されないアルバムがある。特にマイナーなアルバムやCD自体が目新しい80年代後半のアルバムに多い。表示されない場合、こちら側の選択肢は二つある。ひとつはブックレットを見ながら手動で打ち込む。もうひとつは諦め、そのまま放置。表示されないアルバムに対して僕が取る手段はいつも後者だ。なのでWMPには詳細の解らない「トラック」としか表示されていない曲たちが点在している。名も無きこれらの曲は自ずと再生回数が少ない。なかには実際に聴いてもアーティスト名が解らない曲もある。そんな僕の「WMPのなかの名も無きアルバム」にベックの4thアルバム「Midnite Vultures」があった。たぶん、4~5年前にレンタルしたアルバムだ。「Midnite Vultures」はなぜか自分のパソコンではタイトルを読み込まなくて殆ど聴かないでいたのだけど、先日、なんとなく(ベックだとも知らずに)聴いたところ驚いた。なんだ。この楽しい音楽は!って感じ。いろんな楽器を使って無邪気に遊んでいる!って感じだ。東京事変っぽい音楽といえば解りやすいかも。聴きながら「いいですね~」と思わず声に出してしまったくらい良い。一体、誰の歌なんだろうと思いネットで調べたところベックの「Midnite Vultures」だということが解ったわけだ。ベック、結構有名な人だよね。
そういえば、岡村靖幸のファーストアルバム「yellow」をwmpに取り込むとウォーターベッドがマザーベッド。彼女はサイエンスティーチャーが男女はサイエンスティーチャーと誤表記になる。なんて意味深な間違いなんだろう。

付記
ブログをはじめて、もうすぐ丸2年を目前とした今。最近はあんまり書くことが思いつかない。思いついたとしても書く気力がない。ある意味この状況はブロガーとしての試金石だが、こればっかりはどうにもならない。なので、ちょっとだけ、心持、これからは、更新頻度を落とそうと思います。


マイケミカルロマンスで「The Black Parade」

maikemi.jpg今週のミュージックステーションにマイケミことマイケミカルロマンスが出演する。マイケミは過去何度か来日しているが今回の来日(3回目かな?)で本格的に日本においてブレイクしそうな予感がする。アヴリルのような洋楽ファンだけの間ではない広範な人気を獲得しそうだ。今のマイケミにはそれだけの勢いが十二分にある。いや、実際凄いですよ、マイケミは。今やyoutubeの閲覧数がある種の人気のバロメーターとなっている時代だと思うのだがマイケミのyoutubeでのアクセス数は凄い。以前記事にしたOKGOと互角だ。ま、OKGOはユニークなPVで半ば戦略的にyoutubeという媒体を使っているからマイケミと同列に語るのは筋違いだろう。マイケミのほうが何倍も凄いと思う。
マイケミの名盤にして一番のヒット作「The Black Parade」について。このアルバムの良いところは爽快な勢いに尽きると思う。下手すると商業主義的なメロディだが聴いていて気持ち良い。ボーカルのジェラルド・ウェイの表現力豊かな歌唱もそれに拍車をかけている。だたこのアルバム、というよりマイケミの描く歌詞は「死」を主としている。僕は洋楽を聴くとき殆どの場合歌詞カードなんて見ない。だから英語圏のリスナーの間で賛否両論が起こるほどのダークな詩だとしても基本的は関係ない。英語は苦手だし。でも疾走感溢れるメロディアスな曲にのせて歌っている内容が「死」だと頭に入れて聴くと少し違う感じ方になる。安易な(あるいは便利な)言葉だが「救い」が感じられる。

ウィルコ

●youtubeに岡村靖幸の動画(下段の方)がアップされていた。久々に有益な動画だった。「いじわる」「19」のPVとニュース23でのアチチチと聖書のライブ動画の3つ。PVの方は多分「岡村ちゃん大百科」に収録されているものだと思う。僕は大百科を持っていないので今回はじめて見た。この頃の岡村靖幸はルックスがまだ洗練されていない。特に「いじわる」のPVの最初の方は気持ち悪い。気持ち悪いってのは褒め言葉ですけどね。僕は靖幸ファンだからこの気持ち悪さの中にも可愛さを見出せる。つまりは今流行のキモカワイイを80年代にやっていたわけだ。すごーいすごーい。ニュース23に関しては二年ほど前の映像だから、ファンになりかけの頃だ。録画しながら見た記憶がある。当時は漠然と岡村靖幸はテレビに出てはいけないタイプの人だと思っていた。だからディルのMステ初出演みたいな感じになるのかなぁ~なんて想像していた記憶がある。そんなわけ無いのに。その頃はアルバム「家庭教師」からのイメージしか無かったから無理もないが。ニュース23のライブは声があまり出ていない。だけどこの時の踊りは凄い好きだ。聖書の前の「いくぜレッゴー」の言い方は素敵だし。アチチチの曲中に「TBS!」と執拗に連呼するのも良い。意外と胆力のある人なんだと思う、岡村靖幸って。なかなか生放送のニュース23に出演してTBS!なんて叫べないよ。

●先日しょこたんカバーと一緒にWilco(ウィルコ)の「Yankee Hotel Foxtrot」を買った。このアルバムは前から興味がありネットでいろいろ調べていた。僕の好みと合いそうな内容ばかりだった。相当期待値が高い状態で聴いたのだが予想を覆すことなく名盤だった。ウィルコとはカントリーバンドなのだがこのアルバムでは今流行の(?)音響系の少しシュールな音作りだ。レディオヘッドがロックというジャンルにおいてキッドAやOKコンピュータを製作したのならばウィルコのYankee Hotel Foxtrotはカントリーのジャンルからそれを実践したようなものだと個人的には思う。曲自体は断片的な音を繋ぎ合わせたような抽象的なものではなくてちゃんとしたメロディーがある。暗い曲が多いが救いのようなものもきちんと用意されていてなんか優しいアルバムだ。曲間にノイズが入るのだがこれは短波ラジオの音だという。ラジオをチューニングしているような雰囲気がある。ラジオ好きの人間としてはこういった試みはナイスアイデアだと思う。オススメの一枚。
DSCF0415.jpg

追記
前回記事にした「ヴィジュアルショック」。今、「hide memorial day2007」の特集が北海道では放送されている。なんて素晴らしい番組なのだろう。
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サブカルの戯言
第332回:10月12日
ツイッターを先取りした「サブカルの戯言」も本日にて終了。332回の戯言のご愛読ありがとうございました!!
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