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2013年の岡村靖幸を振り返る

今日は2013年の12月29日。クリスマスと正月の中間地点。まさに年末のど真ん中。2013年もあと僅かで終わってしまう。「年内最後のブログの記事は何を書こうかしら?」と何気なく考えていたらふと思い出した。そうだ毎年、年内最後の記事は岡村靖幸の1年間の活動を振り返っていたんだっけ。ブログ内検索で調べてみたところなんと2007年から毎年振り返りの記事を更新している。

サブカルのすすめin2007
サブカルのすすめin2008
時の流れの速さがもたらすものは… 2009年
岡村靖幸の2010年を振り返る
岡村靖幸の2011年を振り返る

東京環境会議で復活した2007年。告白ツアーのアンコールライブの直前に再逮捕された2008年。来年は出所だーと喜んだ2009年。出所してマイスペにログインしまくった2010年。エチケットツアーがはじまり本格的な復活を遂げたもののまた捕まるのではないかと心配気味だった2011年。そして今年の2013年である。・・・・あれ、なんかおかしいぞぉ…。はっ(!)2012年…なくね?っていう。

まぁ、長くブログを続けていればいろいろあるものですね!来年は失踪することなく定期的にブログを更新したいと強く思う次第です(ホントにぃ?)。

というわけで、「2013年の岡村靖幸を振り返る」。行ってみよっ!

【教授】
2013年の岡村靖幸は坂本龍一からはじまり坂本龍一で終わった一年といえる。
岡村靖幸は2013年の1月に坂本龍一氏のラジオにゲスト出演し対談を行った。教授はよほど岡村ちゃんのことを気に入ったのか12月にリリースされた「大貫妙子トリビュート・アルバム」では岡村ちゃんと教授がタッグを組み「都会」をカバーしている。さらには12月28日に行われた教授のコンサートに我らが岡村ちゃんがゲスト出演。スライ(スライアンドザ・ファミリー・ストーンのことかな)の曲をカバーしたとか。

僕は年代的に教授の偉大さがまったくわからない世代だ。教授といえば昔ダウンタウンとたまに絡んでいたことと癒し系のピアノのCDがバカ売れしたくらいのイメージしかない。でも、ある種の人たちにとってはカリスマであり天才なのだろう。そんな神のようなお方が岡村ちゃんに注目している。これは一ベイベとしてはとても嬉しいことだし誇らしくもある。

思うのだがベイベよりもむしろ岡村靖幸本人が一番嬉しいのではないだろうか。岡村靖幸も今では48歳でありベテラン選手である。周りの若いミュージシャンからいくら尊敬されたとしても、批評家からいくら天才と称されたとしても、きっと岡村ちゃんにとっては割とどうでもよいことなのではないだろうか。そんなことよりも、岡村ちゃんが子供の頃既に活躍していて才能がめちゃくちゃあって唯一無二の存在である大先輩・坂本龍一の「岡村君なかなかやるなぁ」という呟きの方が100倍嬉しくて刺激的なのではないだろうか。

2013年の岡村靖幸を振り返ったとき坂本龍一は岡村靖幸にとって最も重要なキーパーソンとして位置づけられる存在であろう。

【ツアー】
昨年同様2013年も岡村靖幸は精力的にツアーを行った。3月4月に行われた「むこうみずでいじらしくて」と10月の「アイボリー」の二つだ。
「むこいじ」の札幌公演は僕も参加したので、ライブレポを何度も書こうと試みたのだがどうやら無理っぽい。やっぱりライブレポってのはライブを体感した余韻が残っているうちに書き上げてしまわないといけない。ライブの記憶なんてものはすぐに消えてしまうし、何よりも興奮とか熱量とか臨場感とか、いわゆる鮮度のようなものがライブレポには必須であり、それらが「むこいじ」から数か月経った今の僕にはこれぽっちも残っていないのだ。皆楽しげに踊っていてめちゃ盛り上がっていた記憶はある。いいライブだったな。

そして「アイボリー」。僕はもちろん参戦していないが「電話だよ」でしたっけ?これは生で見たかった。白石さんとの絡みが超絶に面白かったようで羨ましすぎる。セトリや岡村ちゃんのパフォーマンスは相変わらずの完成度だったようだし、しかも新曲も披露されたし、100点満点の出来だったようだ。それにしてもなぜ「アイボリー」ってツアータイトルにしたのだろう?

【握手会】
2013年の岡村ちゃんの活動の中でもっとも予想外だったのが10月に開催された握手会だ。その名も「代官山で岡村ちゃんと握手」。1000人を超えるベイベが参加したとのこと。岡村ちゃんは一人一人と短いながらもしっかりと会話をしながら丁寧に握手したらしい。そして「ホントにぃ」という流行語を生み出した。ベイベが「昔からファンです」やら「またライブに行きます」と緊張しつつも懸命に想いを伝えると岡村ちゃんは「ホントにぃ~」を連発していたらしい。ホントにぃ…って何疑ってるんだよって話ですが可愛らしくもあるなぁ。

【ビバ☆新曲】
なにはともあれ新曲だ。2013年の岡村靖幸は様々な活動をしたが、一番のトピックは新曲をリリースしたことに尽きる。ちょっと大仰に言ってしまえば、岡村靖幸の年表を制作する際、2013年の欄には「『ビバナミダ』が発表された年」とだけ掲載すればそれだけで十分なのだ。握手会も二つのツアーも教授絡みの出来事も記す必要はない。岡村靖幸が新曲「ビバナミダ」を発表した、その事実だけで良い。

なぜなら、岡村靖幸は生粋のシンガーソングライター(&ダンサー)だからだ。新しく曲を生み出すことで、生み出し続けることでのみ前進できると僕は考えているからだ。走るにせよ、歩くにせよ、這いつくばるにせよ、少しでも前に進むためには、まずは生み出さないと、今を生きている証を曲にして創作しないと、せっかくの岡村靖幸がもったいないじゃないか。

そういう意味では2010年に復活した岡村靖幸はゆっくりと準備を整えながら2013年の「ビバナミダ」の発表によりようやく動き出したと言える。2014年にはそろそろアルバムを発表して大きく躍動してもらいたい。

追記
うーん゛アルバムを期待したいがそれがプレッシャーになってまた逮・・・・みたいな悪い憶測がどうしても頭をよぎってしまうな。

追追記
ではでは、良いお年を!!
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妄想Peach X'mas DATE 追加

前回の記事の「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE 2013」ですが、昨日コメントで携帯からアクセスした場合途中で途切れているとの報告を受けました。実際、自分の携帯(ガラケー)でチェックしたところ、確かに最後の方が途切れてました。FC2ブログでは文字数に制限はないはずなのですが、実際問題途切れているので本記事にて、もう一度アップします。

佐倉奏さんの原稿の途中で途切れているので佐倉奏さんの原稿を再アップします。それともうひとつ。昨日「誇大妄想です。」さんという方から新たに原稿を頂きましたのでそれもアップします。…で、二つだけでは少々寂しいかなぁ~、っつーことで僕も書いてみました。男性からの原稿はなかったし、本ブログにコメントをくださる、わらびもちさんにも催促されたので恥ずかしながら書いてみました。

というわけで、計3つの『岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE』、行ってみよっ!



■佐倉奏さんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

彼とつき合い始めてから3度目のクリスマスがくる。
もちろん、妻帯者の彼と一緒にクリスマスを過ごしたことは、まだない。そして今年も、ない、だろう。
彼と知り合ったのは、私がこの会社に派遣されてからすぐ。隣の部署だった彼に、必要以上に仕事を頼まれるよ
うになってから、深い関係になるまではさほど時間はかからなかった。いつものことだ。私が働く上でいつも心
がけたことはただ一つ。後腐れのないように別れること。

退屈な事務処理を適当に済ませ、これほど大きな会社なのに、電話ボックスほどのスペースしかない喫煙室で私
はいつものように休憩をとる。煙草が好きなわけではない。狭い空間に身をおきたいだけ。
それと、この場所からは、あそこが良く見える。

もう何度かよっただろう、向かいの和菓子屋さん。部長が甘いものに目がないから、三時のおやつにはよくあそ
こに和菓子を買いに行かされた。そのおつかいも、もうすぐ終わりだ。
そんなことを思っていると、またいつものようにアイツがお店のおやじさんに怒鳴られる声が聞こえる。
「ヤス、何度言ったらわかるんだ。試食に丸々ひとつ売り物の大福をくれてやるやつがあるか!
 ちゃんと試食用の形の崩れた菓子があるだろうが!今の大福代も、おまえの給料から引くからな!」
「はい。わかりました」
何回同じことで叱られるんだろう、大きな身体を小さくして謝る姿がかわいらしくて、つい笑ってしまう。

あの日もそうだった。社内で彼の奥さんから電話がかかってきたとき、奥さんのご機嫌をとっている彼の姿を見
ていたらなんだか何もかもどうでもいいような気がしてきて、和菓子を買いにいくふりをして、お店の横の路地
で私はこっそり泣いていた。
「お母さん、いやだよ僕、あんこ嫌いだよー」
「ひろし、そんなこと言ってお母さんを困らせないで。お婆ちゃんはここの大福が大好きなんだから」
「僕はケーキが食べたいの。いちごがのったケーキ!」
そんな親子の会話が聞こえてきた。店の中をこっそりのぞいてみると、アイツがにこにこしながら男の子の頭を
撫でている。
「ひろしくん、あんこが嫌いってほんとにぃ~?」
「大嫌いだよ!」
「そっか。このお餅の中には、ケーキが入っているのになー」
「えー、嘘だよ!そんなの見たことないもん」
「じゃあ、目をつぶって、大きな口あけて食べてごらん」
しぶしぶ大福を口に含んだ男の子は驚きの声をあげた。
「わー、ケーキの味がする!」
アイツが男の子に食べさせたのは、生クリームがたっぷり入った、この店自慢のいちご大福だった。
「だろー!お兄さんはね、あまーいチョコよりも、こっちが好きなんだ」
「僕もこれなら食べられる!」
そう言って、たくさんお土産にいちご大福を買っていったんだっけ、あの親子。
そして、隠れて見ていたつもりの、まだ涙の跡が乾かない私にも、そっと一ついちご大福をくれた。
「だいじょうぶ?」
と一言だけ声をかけて。

たまには自分のためにお菓子を買っていこうか、ここにもあとそんなに長くいれそうもないし、そう思いついて
会社帰りに和菓子屋によると、そこには小指をたてながら、勢いよくティーカップの紅茶を飲むアイツがいた。
「あ、休憩中ですか?」そういうつもりが「なんですか?その紅茶の飲み方は?」ついつい聞いてしまった。
「え?僕の紅茶の飲み方、変わってますか?僕なんかいつもこんな感じですよ」
おかしい人。もう、ほんとおかしい人。
そう思っていたら、気が緩んできて、あっという間に私はお店の中で泣き始めていた。しかも号泣だ。
アイツは何も言わなかった。私が落ち着くまで店の隅っこにある可愛らしい座布団に座らせておいてくれた。
「つらいですか?」
そう声をかけられたのは、お店が閉店して、シャッターを閉めた瞬間だった。聞き違いかと思った。
「つらいですか?」
「つらいです」
「やっぱりつらいんですか。」
「はい。つらいんです。このお店に寄れるのも、あと少しだと思います」
なんで正直に答えちゃってるんだろう私。恥ずかしくなって、この間の大福のお礼すら言えず、お店を飛び出し
た。
それからしばらくは、向かいの和菓子屋には行かなかった。おつかいを頼まれても、お菓子は少し遠いお店に行
って買うようにした。たまにはバターの効いた洋菓子もいいですよ、おいしいお店みつけたんです、とかなんと
か理由をつけて。
そして私は年内中に退職することを彼に告げた。彼のほっとした顔を私は見逃さなかった。

会社を辞める前に、アイツの顔がみたい、そう思い、退職直前に勇気をふりしぼり和菓子屋に行った。
そこにアイツの姿はなく、口うるさいお店のおやじさんだけがぽつんと座っていた。
「今日は部長さんに何をたのまれたんだい?」
「ごめんなさい。今日はあのバイトの人に会いにきたの。ほらおじさんがヤスって呼んでいた」
「あー、あいつなら辞めたよ。もう半月になるかな。なんだか音楽活動に専念するとかって、かっこつけたこと
言いやがってさ」
「え?あの人、ミュージシャンなの?」
そういえば、ギターケースを抱え、大きなリュックサックを背負ったアイツによくにた男性を、夜遅くに近所で
見たことがあった。あれはアイツだったんだ。
私がぼーっとしていると、おやじさんが折り皺のたくさんついたチラシを見せてくれた。
「あいつさ、宣伝するなら、もっときれいな紙でよこせっていうんだよね。店の隅っこにでも貼ってやるってい
うの」
そこには、ライブのお知らせが書かれていた。
日付は今日。12月23日。
「おじさん、この紙もらうね!」
返事も聞かずに私は走った。走って走って、心臓が口から飛び出そうなくらい走って、ライブハウスの中まで駆
けていった。受付でお金を払うのももどかしく、いざ会場の入り口に立った時、私、何やってんだろう、と一気
に顔が赤くなった。もう帰ろう、そう思った瞬間、受付の人が会場の扉を開けた。突然開け放たれたドアに、お
客の何人かが文句を言ったが、そんなことに構っていられなかった。私はステージ中央に立つアイツの姿に目を
うばわれた。

アイツはスーツを着ていた。いつもは変な子供の絵本からとってきたような柄のTシャツばかり着ているのに、
そこにいたアイツは、黒のスーツを着こなした、メガネの似合う私の知らないアイツだった。
私、来るんじゃなかった、そう思った瞬間、アイツと目が合った。
そして彼は言った。
「新曲やります」
その一言で、観客は大騒ぎになった。
「岡村ちゃんが喋った!」
「新曲なんて、6年ぶりだぜ!」
「今日来て、ほんとラッキーだね」
曲が始まると同時にライブハウスそのモノが突然生命を吹き込まれたように、うねり始めた。その力に私は圧倒
された。私は、自分でも理由のみつからない涙を流し始めた。
その時、彼が私の目の前に歩み寄ってきた。周囲がざわつく。そして彼は歌った
「ビバナミダ こぼれおちてゆけばいいじゃん 無駄じゃない とまらない今の君が好き ナミダナミダ」
アイツは私の涙を手でぬぐいながら、こう歌った。
「その涙、僕に委ねてくれないか。七転び八起き。ともに行く また最高ってきかせて。ナミダナミダ。サイチ
ェン」
サイチェンって聞こえたけど、それって中国語の再見?そして七転び八起きって、いったい?

そこから先の記憶が私にはほとんどない。気絶して、係の人に楽屋に運ばれて、気づいた時にはいつもの姿のアイツがいた。
「あなた、スーパースターだったのね」
私がそう言うと、アイツはフフッと笑い
「全然そんなことないですよ」
と謙遜してみせた。
「ううん。少なくても私には、今日のあなたはスーパースターだった」
ひとつぶだけこぼれ落ちた涙を、彼はくしゃくしゃのハンカチを大きなリュックから出してふいてくれた。
「その涙 僕に委ねてくれないか?」
そう歌う彼に、私はちょっと恥ずかしくなり
「七転び八起き、ね」
恥ずかしさをごまかすため笑った私に、彼はまじめな顔で
「あの、よかったら、24日僕と‥」
そう小さな声で呟いた。
時計を見ると、日付はもう24日に変わっていた。私の中の時計も大きく時間が動いたみたいだ。
「ひとつだけお願いしてもいいですか?」
「ん?なに?」
「あのライブの時のスーツを着てデートしてもらいたいの」
彼はまたフフっと笑って
「いいですよ。場所は合羽橋とか浅草でもいいですか?」
クリスマスイブに合羽橋かー。それもいいかも。とってもいいかも!
「それとあとひとつ。あなたの名前、まだ聞いていないんですけど」
「シンガーソングライターアンドダンサーの岡村靖幸です」

★☆★☆★☆★☆
「隣の部署の彼」がきっと岡村ちゃんなのだろうなぁーと思いながら読み進めていたらまさか和菓子屋の店員が岡村ちゃんだっていう、この意外性が素敵。「ひろしくん、あんこが嫌いってほんとにぃ~?」で思わず笑ってしまった。ただ妄想を書くだけでなく読み手を楽しませようという心遣いも顕著に点在していてまさにエンターテイメント作品でした。スッバラシイ。




■誇大妄想です。さんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

「妄想ベジタブルDATE」

今日はとても良く晴れた、風も心地良いゴールデンウィーク真っ只中の月曜日。
やっちゃんと久しぶりのデートは祖師谷公園。
朝からめいっぱい張り切って、ピーマン、ニンジン、ナッツ入りの特別なサンドイッチを作りました。
ストロベリーパイにも初挑戦!
ちょっぴり焦げちゃったけど、味はそんなに悪くないはず…
やっちゃん、喜んでくれるといいな…

約束の11時5分前に公園に着くと、愛犬ルーを連れたやっちゃんが手を振って待っててくれた。
今日もねないこだれだTシャツがキマッてる!
さいこー!

早速レジャーシートを敷いて、サンドイッチと赤ワインでランチ。
桜の木の下でルーはしばらくお昼寝。
あったかーい木漏れ日が2人に注がれて、やっちゃんはにこにこしながらサンドイッチをほおばってる。
私の他愛無い話しもうんうん頷きながら聞いてくれる。
なんて素敵な休日。
ステージで歌い踊るやっちゃんはもちろん最高にカッコ良くてトキメクけど、
やっぱり私にとっては、今のやっちゃんの方が百万倍好き…

サンドイッチの後は、ストロベリーパイ。
本当は3分位キスしたい所だけど、なんと言ってもここは人のたくさんいる公園。
残念だけど今日はおあずけね…
ルーにはだいすきなささみジャーキーをあげて、私達二人はお腹いっぱいになったら、私の膝枕でやっちゃんは少しだけお昼寝。
日頃とても忙しいから、疲れてるやっちゃんはすぐに軽い寝息をたてる…
いつもお疲れさまです…
こうしてゆっくり会えるのはひと月振りだよね…
やっちゃんの寝顔を見ながら、そっとやっちゃんの髪を撫でてみる…
優しい時間が二人を包んで、このままずっとこうしていれたら良いのに、
とつい考えてしまう…
公園の隅っこのなるべく人目のつかない所で。
普通の何処にでもいるような恋人同士の時間。
僅かな大切な二人の時間。
どうかこれからもこの幸せがずっと続きますように。

★☆★☆★☆★☆
読んでいてほんわかとした気持ちになる秀逸なDATEでした。まるでクレヨンで描かれた絵本のようなメルヘンチックな世界観が構築されていてとても素敵でした。誇大妄想です。さん本人も仰っていたようにクリスマスとは全く無関係ですが、それでも良いものは良い、ですね。




■yujiさんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

「チゲ鍋の隠し味って知ってる?知らないでしょ?実はね…砂糖なんだよ。チゲって辛いじゃん。でもね砂糖をちょっと投入することでコクが出るんだよ。不思議だよねぇ。どう?美味しいでしょ?」

今日はクリスマス。世の中の大半のカップルたちは煌びやかなイルミネーションの街並みを肩寄せ合いながら歩き、雰囲気のあるレストランで食事をし、愛の言葉をささやき、やがてはホテルへと足を運ぶのだろう。

恋人たちにとって、クリスマスとは心躍る最高の年中行事なのだ。しかし、恋人のいない独り者にとっては完膚なきまでに、冷酷なまでに、鬱々とした心持にさせる非情な年中行事なのだ。

そんなクリスマスに寂しい男が二人、6畳一間の狭いアパートの一室でチゲ鍋をつついている。今年のクリスマスはもちろん、来年のクリスマスも恐らく女に縁のないであろう男二人が湯気の立つ温かい鍋を囲み何やら話し込んでいる。

「きっと君は来ない。一人きりのクリスマスイヴってさぁ、ひどい歌詞だよなぁ」とチゲ鍋をつつきながら岡村ちゃんは言った。

「山下達郎のクリスマスイヴの歌詞のこと?良い歌詞じゃん。僕はあの歌大好きだよ」」と僕は言った。「そんなことよりチゲ鍋美味しいでしょ。隠し味にチーズも入れてるんだけど、どう?わかる?」

「いや…あれはひどいよ」と岡村ちゃんは真剣な顔をしながら、丼ぶりによそったチゲ鍋を豪快に頬張る。「だってさ、来ないんだよ。クリスマスイヴに待ち合わせの約束をしているのにも関わらず来ないんだぜ。しかも相手の男は『きっと来ないんだろうなー』って思ってるわけじゃん。思わせちゃってるわけじゃん。そんな女はさぁ、最悪だね」

「確かにちょっと考えてみると『きっと君は来ない』って不思議な歌詞かも。なんで女の子は来ないんだろうねぇ」と僕は言う。「あっ、チゲ鍋のスープも飲んでみてよ。隠し味にスンドゥブスープを少し入れてるんだけど。どう?」

「本当に腹立つんだよなぁ。『きっと君は来ない』って分かってるのに寒い夜空の下でじっと待ってる男が健気すぎるじゃん」と岡村ちゃんは熱弁すると、丼ぶりに残ったチゲ鍋のスープを一気に飲み干し、口の横から垂れた汁を左手のこぶしで拭った。「全く、女ってやっかいもんだよ」

「どう?美味しいでしょ。このスープにはもうひとつ隠し味があってね、それは…」

と僕が言いかけた時、プリンスの「When Doves Cry」が大音量で流れた。一瞬何事かと驚いたが、すぐに把握する。岡村ちゃんの着メロが「When Doves Cry」なのだ。つまり岡村ちゃんの携帯が鳴ったのだ。

電話に出る岡村ちゃん。

「もしもし・・おっ・・・・どうだった?・・・うん、・・それで・・まぁ・・・そっか・・・」

断片的な岡村ちゃんの声が部屋に響く。会話の内容はわからない。僕はグラスに残ったスパークリングワインを一口飲み、キムチの染み込んだ白菜を食べる。美味しい。もしかしたら僕は料理の才能があるのかもしれない。

「それで、・・肝心の・・・実力は見せたのか。・・ホントにぃ・・・ちっ・・もちろん・・・今から行く」

電話を切った岡村ちゃんは、慌てて黒のコートを羽織り、パンパンに詰まった黒のリュック(一体何が詰まっているのだろうか?僕はいつも気になってるのだけれども)を背負ってこう言った。

「ごめん!めっちゃ大事な急用ができた!出かけなくちゃ!チゲ鍋ありがとう。美味しかったよ」

「え、行っちゃうの。まだ手作りケーキもあるのに」と僕は慌てて言う。「クリスマスに自分で作ったケーキを自分で食べるなんて悲しすぎるよ」

「悪いけど、本当に大事な用なんだよ」と岡村ちゃん。

「一体何があったの?」と僕。


岡村ちゃんはゆっくり頷き、深く呼吸をし、頑なな黒い瞳を僕に向けてこう言った。

「俺の大事な親友のyujiが告白してフラれたんだ。今から慰めてさ、来年の作戦でも考えてくるよ」

★☆★☆★☆★☆
皆さんから頂いたDATE原稿はすべて女性からだったので男代表として書かせていただきました。「岡村ちゃん」と「僕」の関係性にほんのりBL(ベーコンレタス)の香りを匂わせつつ、最後は案の定フラれたyujiのもとに岡村ちゃんが必死になって駆けつけてくれるという妄想です。あの…こういうの書くのって結構恥ずかしいもんですねぇ。


では、以上をもちまして本当に「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」は終了です。ありがとうございました。

岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE 2013

ねぇみんな!一番大事なことって何だか知ってる?聞こえないよ。なんでみんなこんなたくさんいるのに聞こえないんだよ。一番大事なことってなんだよみんな?違うよ!岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATEに決まってるでしょ!!

…というわけでメリークリスマス!今日は12月25日。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回の記事はもちろん「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」です。気になる応募総数ですが、なんと7通も頂きました。本当にありがとうございます。1通も来なかったら僕が多重人格になって岡村ちゃんと5パターンくらいの妄想DATEプランを考え、執筆しようと思ってたのですが、その必要もないようです。大変感謝しています。

では、前置きは短めにして(今日は長いよ)岡村ちゃんとクリスマスデート!さっそく行ってみよっ!




■ちょくさんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

握手会か…アイラインを引きながら、私は決意した。
多分、彼に接近出来る、最初で最後のチャンス。絶対にキメる。絶対に。

ちょくさーん!久しぶり??
あー、お久だねぇ元気だった?
緊張するよねぇ。うんうん、もう、どうしていいか、震えてきたよぉ

Twitterで知り合ったベイベと語り合う。ドキドキしながらも、私の決意は揺らがない。誰にも言わない。悟られないように。

長い時間が過ぎて、私の順番が近づく。大丈夫。私は負けない。ポケットの中の小さな紙を確認した。

いよいよだ。どうぞ、もっと近くへ。近藤さんが、優しく声をかけてくれる。

目を見開いて彼をみつめると、大きな手を差し出してきた。
私もその手に触れながら、小さな紙を彼の手の中に。
一瞬、彼の目が泳ぐ。なんだ?という表情。私は、ライブステキでした。と声を出した。そして、投げチューして下さい、と笑顔をつくる。

今?えっと…

明らかに動揺してる。
近藤さんも、周りのスタッフも笑ってる。さぁ、どうする?手を離したらメモが落ちる。
すると素早く彼は自分のポケットに手を入れた。

【どうしても、お願いしたいことがあります。こんな方法しか無くて。お願いです。連絡下さい。】




…なぁ、あの時のお願いってなんだよ。
彼は極力小さな声で話す。
人目が気になるなら、待ち合わせ場所に代官山のラウンジなんて、指定しなきゃいいのに。
私たちの初めて出会った場所。
私も、彼の耳に近づいてささやく。

クリスマスプレゼントにね、あの歌を聴かせてよ。

ホントに?それだけなの?

彼はびっくりしてる。そしてメガネを外しながらこう言った。

じゃあ、先に俺のお願い聞いてもらおうかな。とりあえず、一緒に帰ろう。

そう言うと、私の手を取って二人で歩き出した…


★☆★☆★☆★☆
10月に開催された握手会はやはりベイベに強烈な印象を残したのでしょうね。握手会に参加された方ならこういう妄想をした方も案外多いのではないだろうか。
途中近藤さんが笑っている描写が凄くリアルだ。そして「…なぁ、あの時のお願いってなんだよ。」の岡村ちゃんの台詞がなんかイケメンだ。最後の岡村ちゃんの「俺のお願い」とは一体なんだったのかが非常に気になる。岡村ちゃんのお願い…変態チックなものでないことを祈るばかりです。




■焼きおにぎりさんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

岡村ちゃんと私は会社がえりに待ち合わせ。
岡村ちゃん、今日もスーツが素敵☆
お互いインドア派だから、ご飯は材料を買い込んで岡村ちゃんの手作り!私はアシスタント?
出来上がったら二人で食べて?ワインは飲めないからカルアミルクで乾杯&プレゼント交換☆あと弾き語り?
ほろ酔いになったら・・・あとはイチャイチャ?
靖幸ちゃん独り占めのXmas☆


★☆★☆★☆★☆
岡村ちゃんと待ち合わせ!しかもスーツ姿で現れるだなんて最高ですねぇ。一緒にご飯作って食べて飲んで弾き語りしてもらってイチャイチャして靖幸を独り占めだなんて贅沢すぎます。まさに妄想のなせる業。




■黒猫子猫さんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

設定は等身大的な感じで、お互い仕事を持っていてなかなか落ち着いて会えない。けど、やっと予定を合わせる事が出来た。だから、お家ご飯しましょうって感じ。今の季節は忘年会の季節だから、外ご飯食べ飽きちゃうし。

で、料理は2人で作ります。岡村さん野菜とかお願いすれば切ってくれそうですよね。クリスマスなので、骨付きの鶏肉をハーブなんか使って仕込みをしちゃいます。サラダはその時の気分に合わせて、冷たいサラダなら作って冷蔵庫。温サラダなら帰って来てから作ろうかって、蒸すか焼くなんだろうけど。あとはチョイチョイ摘める物をちょいと作ればいいか。

で、合間にケーキを買いに行きます。もちろん2人で。岡村さんあんこ好きだけどケーキ食べれるかなぁ..まぁ、クリスマスだし。

で、ここが私の中でのチャームポイント。買い物は暗くなってから行きます。帰り道は街頭が少ない場所を通って「寒いねぇ」なんて言いながら手を繋いで帰りたい。
そして今の季節、流星群が多いのです。雪の多い所は難しいのでしょうが、関東は比較的星が見れちゃいます。

ちなみに今日はこぐま座流星群がピークなのかな。

ゆっくり空をみながら帰るのも良いよねぇなんて。流星見れちゃうと、テンションチョイと上がります。

で、家についたらオーブンでお肉やいてお酒飲みつつサラダとかつまみながらのんびりする。

こんな感じです。
全く華やかさは無いんですけどねぇ。プレゼントも特に無いんですけど..こっそりお花なんか(卓上の安いのでOK)プレゼントされたら凄い嬉しいかもですね。惚れちゃうね。
今は物より思い出です。
忙しい中で時間を合わせてくれたことに喜んじゃいます。

マジマジ(^o^)

独りの方もカップル・ファミリーの方も良いクリスマスを♪~θ(^0^ )


★☆★☆★☆★☆
お互い忙しい中なんとか予定を合わせて一緒に過ごすクリスマス。せっかくの貴重な二人の時間なんだから外食よりもお家ご飯でのんびりっていうのも良いですねぇ。それにしても「手を繋いで帰りたい」だなんて黒猫子猫さん、意外とピュアなんだなぁ…。




■わらびもちさんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

「おつかれさまでした!おかげで今年のクリスマスも無事に乗り切れました。明日はゆっくり休んでね」
「はい、店長こそゆっくり休んでくださいね。おやすみなさい」
店長とあいさつを交わし、お店を後にする。
町の小さなケーキ屋さんで働いている私にとって、クリスマスは一年で一番忙しい季節。にぎやかな街の雰囲気を楽しむ余裕など無く、日常生活すらままならない日々。
けれどケーキを買いに来るお客さんたちの幸せそうな顔を見ると、それまでの苦労や疲れも吹き飛んでしまうのだ。たくさんの笑顔が私達へのクリスマスプレゼントなのだと思う。

心地よい疲労感と一年のヤマ場を乗り越えた充実感を感じながらの帰り道、そのまま一人の部屋に帰るのはもったいなくて、仕事帰りにたまに立ち寄るカフェバーに寄り道することにした。

薄暗い店内にはマスターと奥の方の席に客が一人だけ。(よかった・・・)今夜は静かに飲みたかったのでちょっとホッとする。
入口近くのソファー席に座り、マスターにお任せでカクテルを作ってもらう。

体を包み込んでくれる座り心地のいいソファーと空腹に飲んだアルコール、そして店内に流れているゆったりとした音楽が一息ついて疲れ切った体に心地よく染みて、何だか少し眠くなってきた・・・

・・・夢うつつのなか、店内の音楽はいつの間にかピアノソロに変わったようだ。うっとりと聞き惚れていると、なぜか聞き覚えのある歌声が耳に入ってきた。

「どうしてこんな日にキミは一人でここに来ているの~ 誰かと一緒に過ごしたりしないの~」

びっくりして目が覚めた。もしや夢かと思って顔をつねってみたけど、どうやら夢ではないらしい。
なぜか店の奥でピアノを弾いている彼は、少し微笑みながらこっちを見ている。

「ベイべー クリスマスは日付が変わるまでがクリスマスなんだぜ~」
「そしてベイべー プレゼントがないクリスマスなんて、クリスマスじゃないんだぜ~ そうだろ?」
「だからベイベー このプレゼントを受け取ってくれるかい?」

時計を見ると23時50分。
日付が変わるまでの10分間が間違いなく生涯最高のクリスマスプレゼントになることだろう。

・・・・・・・ 何このひどい文章。(笑)
最後の2行を書くために四苦八苦して何とかストーリーらしきものを作ってみたんですが、己の文才のなさと経験値の低さを再確認するばかり。
そもそもこれはDATEと言えるのだろうか・・・・いやいや10分の弾き語りで十分なのです。自分の為だけの弾き語りなんて最高の贅沢っ!


でもせっかくの機会なので気を取り直して『Peach』なDATEを考えてみる。

P・・・ 「ペアルック」
 ペアルックって…今時死語だね(笑)。でもあえてペアルックです!冬と言えばダッフルコート。「寒い冬にダッフルコート着た君と」「ダッフルのポケットに手を差し込んでみる」など、冬の歌には何故かダッフルコートが良く登場する(ような気がする)。なので2人ダッフルコートを着てみましょう。まんまペアルックは寒いので(笑)、色とブランドは違えた感じで。

E・・・ 「Eat」
さて、DATEで何を食べましょうか?冬の定番といえば岡村ちゃんも大好きなピェンロー!岡村ちゃんのお家に押し掛けるのか、私のお家に呼ぶのかはわからないけど(もちろん私は独身の設定)、2人で作って食べるおうちゴハン、いいですね~。けれど、あれは大人数でワイワイ食べた方がいいし、そもそも私はお肉が嫌いなのでこのメニューには無理がある(家族は大好きだからよく作りますけどね)。
ということで、クリスマスにつきもののチキンやビーフのような定番アイテムは避けてもらって、ここはひとつ美々卯の個室でまったりとお酒を飲みながらうどんすきでも食べることにしましょう。

A・・・「赤レンガ倉庫」
 クリスマスマーケットって、行ったことないんですよね。せっかくのクリスマスDATEなのですから、それらしき雰囲気を味わってみたいものです。横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットはとっても楽しそう。グリューワインで体を温めながらヒュッテを見て回ったり、サンタ部屋を訪ねたり。スケートリンクもあるから一緒に滑ってみちゃう?(笑)

C・・・「Cake」
X’masにケーキはつきもの。岡村ちゃんは甘いものは好きなのでしょうか?2人で食べきれるサイズの12cmくらいのイチゴデコ、あるいは小さなブッシュドノエルを作って、おきまりの「アーン」をして食べさせてあげたいですね。

H・・・「エッチ」?「ホテル」?(笑)
 いえいえ、やっぱり締めは「弾き語り」でしょ!
「弾き語りが無いDATEなんてDATEじゃないんだぜ」
 最近の岡村ちゃんの弾き語りはちょっとおとなしめな感じがするので、今日のDATEではぜひ濃厚なのをお願いしたいものです。・・・って、どこで弾くの?(笑) あくまで仮想空間なのでそこんとこは突っ込まないでください。2人きりでピアノがあればどこでもいいです。

これはこれでとっ散らかった妄想DATEですが・・・多忙な師走、常に頭の片隅でネタを構成しながらの日々はなかなかに楽しかったです♪
  皆様素敵なX’masをお過ごしくださいませ。


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クリスマスの夜。仕事帰りに立ち寄ったカフェバー。突然岡村靖幸が弾き語りで自分に語りかけてきたら…。ビックリするだろうな。そしてなぜ岡村ちゃんがカフェバーでピアノを弾いているのか疑問に思うだろう。でも、これは妄想。そんなことは関係ないのだ。クリスマスが終わるまでのラスト10分に自分のためだけに弾き語りをしてくれるだなんて最高だ。やっぱり自分のためだけに弾き語りをしてもらいたいベイベは多いのでしょうね。「Peach」なDATE。締めはやっぱり弾き語りですよね。同意です。




■you‐imiさんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

クリスマスに岡村靖幸とどう過ごしたいかって?
そんなの決まってる。
ずぅっとイチャイチャして過ごしたい!
あたしは彼のくされ縁的な女友達でかまわないの。
彼が誰と付き合おうが、たとえ結婚して家庭を作ろうが、そこと関係のないところで繋がっていて、決して壊れない関係。
ここが重要で、恋人になってしまうといつか別れなきゃいけない。
別れる辛さを味わうくらいなら、一生付き合っていける親友の方がいい。

でも、本当は彼のことが好きでたまらない。
いつもその想いを無理やり閉じ込めている。
絶対彼に知られてはイケナイ。
健気にいじらしく想い続ける。

だけ ど…

クリスマスの日にあたしは彼の恋人になって一日だけわがまま言っちゃう。
今日だけは彼を独り占めして、一生分の幸せをプレゼントしてもらっちゃう。
彼の瞳にはあたししか映らなくて、何度も名前を囁いてもらって…

見つめ合って
手と手を合わせて
指と指を絡めて
髪の毛の手触りを確かめて
彼の鼓動を聴く。

そして、くちびるから彼の気持ちを知るの。

たった一度のくちづけだけど、それは永遠の一瞬になる。
永遠の一瞬の思い出を抱きしめて、クリスマスの魔法がとけたあたしは友達に戻っていく。
妄想すら思い通りに操れないのは、好き過ぎるからだと思う。


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妄想なのにクリスマスだけしか独り占めできないというところが切ないですね。イチャイチャして岡村ちゃんを独占したいというのが妄想するうえでは皆さん共通の想いなのでしょうか。




■ribbonさんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

本当はね、大きな声で叫びたい!!


隣の部屋に住んでる美容師らしき女の人…
いつも行くコンビニのお兄さん…
職場の先輩後輩たち…
ATMで前に並んでたおばさん…
すれ違った知らない女子高生でも…
言いたくてたまらない!!!

「信じられる?あたしの彼、岡村靖幸なんだよ~!!!!!」



12月25日午前3時。

ツィッターのTLには水道橋博士が「起床」とツィートしていた、まだ真夜中…
私はクリスマスイブに叶った奇跡を、いつまでも飽きることなく反芻していた。
胸いっぱいに甘くてせつない感情が満ちている。
このまま死んじゃってもいいくらいの幸せに浸りながら、目を閉じた。
私がもたれているソファには彼が長い足を窮屈そうに折り曲げ静かに眠って…
と言いたいところだけど、彼はよく寝言を言う。
でも私にはなんて言っているのか分かった試しがない。
無防備な寝顔…眠っている彼の髪の毛をそっとかきあげるように指で梳いてみる。

何度も指を絡めるように弄ぶ。

”あぁ…この髪に触れられる日が私に用意されていたなんて…”

映像で、ライブで、歌いながら、踊りながら、何度も髪をかきあげる仕草を見てきた。
でも、今、私が触れているのは本物だ。
遠くから見つめることしか出来なかったステージ上の人。
テレビの画面、雑誌の平面、彼の住む世界は四角い無機質の中だったはず。
起こさないように、顔を近づけてみると男のヒトの匂いがした。

”岡村ちゃん”は普通の男のヒトに戻っていた。

また何か喋った!でもやっぱりワカラナイ。

思わずクスっと笑っちゃう。





私もつい1年前くらいまでは、ベイベと呼ばれる彼の1ファンに過ぎなかった。

周りに岡村靖幸ファンがいなかった私に友達が「ツィッターしたら?仲間がいっぱいいるよ!」と教えてくれた。

彼のベイベたちはみな揃って優しく、親しみがあって、そこで憧れの岡村ちゃんの話ができることが楽しくて仕方なかった。

そんな日が続いたある日、一通のメールが届いた。

送り主は知らないアカウントだった。

シンプルすぎる文面がともすると冷たい印象になりがちなのに、なぜか私には誠実な雰囲気を感じて、それから時々メールのやり取りをするようになった。

メールの彼も岡村ちゃん好きのメンベイベということらしかったが、ライブにも行かないというし、話題のほとんどが映画や読んだ本や日常的なことばかりだった。

メールの言葉使いにちょっとした癖とオトナな感じを合わせ持つこの人と数ヶ月メールをやり取りしていた。



もう言うまでもなく、メールの彼は岡村靖幸本人で、初めて会った時の衝撃は言葉に尽くしがたい。
喋り出すまでは本人を目の前にしていながら”そっくりだなぁ~”と内心思っていたほど、ありえない!という恒常性が勝っていた。
それから、たまに会うようになり、奇跡的なクリスマスイブを迎えるのだけど…



何度か会えば、だんだん慣れるかと思ったが、私の方だけはそうはいかなかった。
だって岡村ちゃんだよ?でも会う時はいつも緊張してないふりをしていた。
せっかく友達(?)になれたんだもの。それだけで幸せ。
彼の前では聞き役に徹し、お互いの部屋に出入りするようになっても、触れることもなく、気の置けない女友達を懸命に演じていた。

私の部屋に来ることの方が多かったけど、彼の訪問は時間がバラバラの神出鬼没。
そして大抵は来てすぐ眠ってしまう。眠りに来ているみたいに。


こんなこともあった。

夜も遅い時間に突然来て

「TSUTAYA行こう!なんか一緒に見よう?」って言い出すから、二人でレンタルショップに行った時。

「喋っちゃダメだよ?バレちゃうからね!」と言う私に、ニット帽に顔が半分以上隠れるマスクをずりさげながら彼が

「あのさ?」って、私の耳元で囁く。

彼の息が私の耳たぶを熱くする。頭の芯が痺れたようになって、なにを言ってるのか分からなくなる。
恥ずかしさをごまかすために、思い切りくすぐったがってみせたりして、かえって目立ってしまった。
カウンターにいる店員がチラっとこっちを見る。。
私はドキッとして、彼の耳もとで

「お店のひと、見てたよ?」と言うと、彼の方は素直にくすぐったがってる。

意外な発見だ!
でも、これって、傍から見たらただのカップルに見えない?
悟られないようにするためにそれっぽく振舞ってみたけど、岡村ちゃんはまるで無頓着。
さっき彼が私の耳すれすれで囁いた時、彼の低い声と吐息とが混ざり合って流れ込み、私の鼓膜と胸を震わせた。

イヤホンなんかで聴くのとは全然違う。
温度のあるその声が欲しい…深く閉ざしている気持ちが溢れそうになっていた。



その日、私たちはイブに寂しい者同士?ということで会う約束をしていた。
いつもは突然来るくせに、お昼過ぎた頃、取材が長引きそうだとメールをくれた。


だけど時計が午後9時をまわっても彼が来る気配はない。


今日はクリスマスイブだから、本命の彼女がいて逢ってるのかもしれない。
それならそれで構わないと思う。
彼の幸せを願う気持ちはしっかりあるのに、胸は張り裂けそうになる…
私はみんなが握手しただけで泣いちゃうくらいの人と友達でいられるだけでどれほどの幸運だろう…
岡村ちゃんは誰のものにもならないという幻想をいつまで持っていられるだろう…
身体の中心からこみ上げてくる気持ちをこらえる。
涙がいつでもどうぞといわんばかりに待機しているのがわかる。
好きって言ったって、友達なんて言ったって、あの天才岡村靖幸なんだよ?
本気で好きになれるわけないじゃん…

ひとりでそんなことを考えていたら、ドアがノックされた。


「岡村ちゃん、遅いよ~!」

泣きそうになっていたのをごまかしながら言う。
どうして遅くなったかなんて聞かない。
アルコールが入ってる様子もないようだけど…
その時…

「おまえさ、いつまで俺のことそう呼ぶの?」

ドアから外気と共に入ってきた彼がメガネを曇らせながらそう言った。

”どういう意味?”

「ほら~メガネ曇っちゃったよ~」


メガネを外そうと伸ばしている私の手を彼が掴んだ瞬間…
そのまま引っ張られて、初めて彼の腕の中に…
それは彼の心の内側にも触れた瞬間だった。


彼の匂い…なんて安心する場所だろう…緊張が溶けていく…


彼の両腕がそっと、怖がっているかのように私の居場所を狭くした。

「そろそろ一緒に暮らさない?」

だいすきな声がすぐそこにあった。


もうすぐ空が明るくなる。
太陽が出ても予想最高気温は10℃を下回るらしい。
寝ている彼は、私が好きになった頃の面影が見える。
あらためて、彼の頬…くちびる…触れてみる…
想像してたよりは柔らかい。
朝日が射してきて彼のまつげが影を作る。
ひとりで繰り返しみたPVのように目が離せない。
でも、ここにいる彼と一致しなくて、変な感じがする。
”友人のふり”を真似て、彼の指を軽く噛んでみる。

ほのかに金属の味がした。

昨夜遅れたのはどこかでギターを弾いてきたためかもしれない。

もう起こさなくてはいけない時間だ。

「ねぇ、見て!ツィッターで告知されてるよ。ベイベたちの夢。」

「ねぇ、みんなあたしとおんなじ、あなたがだいすきなんだよ!」


不意に涙が溢れてきた。
現実に彼のような立場の人と付き合っていくには、一般人の私には想像
のつかない困難があるに違いない。
実は少し短気だったり、ひどく落ち込んだりすることもある彼を支えていけるだろうか…

彼がむくりと起き上がった。

(髪の毛がくしゃくしゃだよ?)

そして私の不安を知っていたかのように

「あのさ?うん、たぶんなんとかなるよ?…ふたりでいようよ?」

とろけるような笑顔で、両手で私の手を包み込んでそっとくちづけた。
彼の体温がくちびるから伝わってくる…
ポ~っとしてたら…

「ね?ここにもしていい?」

なんて聞かないで!!!


★☆★☆★☆★☆
恐るべき妄想力です。妄想を爆発させるだけではなくちゃんとしっかりとした小説になっている所もスッバラシイです。それにしても「おまえさ、いつまで俺のことそう呼ぶの?」というセリフがイケメンだなぁ。




■佐倉奏さんと岡村ちゃんの妄想Peach X'mas DATE

彼とつき合い始めてから3度目のクリスマスがくる。
もちろん、妻帯者の彼と一緒にクリスマスを過ごしたことは、まだない。そして今年も、ない、だろう。
彼と知り合ったのは、私がこの会社に派遣されてからすぐ。隣の部署だった彼に、必要以上に仕事を頼まれるよ
うになってから、深い関係になるまではさほど時間はかからなかった。いつものことだ。私が働く上でいつも心
がけたことはただ一つ。後腐れのないように別れること。

退屈な事務処理を適当に済ませ、これほど大きな会社なのに、電話ボックスほどのスペースしかない喫煙室で私
はいつものように休憩をとる。煙草が好きなわけではない。狭い空間に身をおきたいだけ。
それと、この場所からは、あそこが良く見える。

もう何度かよっただろう、向かいの和菓子屋さん。部長が甘いものに目がないから、三時のおやつにはよくあそ
こに和菓子を買いに行かされた。そのおつかいも、もうすぐ終わりだ。
そんなことを思っていると、またいつものようにアイツがお店のおやじさんに怒鳴られる声が聞こえる。
「ヤス、何度言ったらわかるんだ。試食に丸々ひとつ売り物の大福をくれてやるやつがあるか!
 ちゃんと試食用の形の崩れた菓子があるだろうが!今の大福代も、おまえの給料から引くからな!」
「はい。わかりました」
何回同じことで叱られるんだろう、大きな身体を小さくして謝る姿がかわいらしくて、つい笑ってしまう。

あの日もそうだった。社内で彼の奥さんから電話がかかってきたとき、奥さんのご機嫌をとっている彼の姿を見
ていたらなんだか何もかもどうでもいいような気がしてきて、和菓子を買いにいくふりをして、お店の横の路地
で私はこっそり泣いていた。
「お母さん、いやだよ僕、あんこ嫌いだよー」
「ひろし、そんなこと言ってお母さんを困らせないで。お婆ちゃんはここの大福が大好きなんだから」
「僕はケーキが食べたいの。いちごがのったケーキ!」
そんな親子の会話が聞こえてきた。店の中をこっそりのぞいてみると、アイツがにこにこしながら男の子の頭を
撫でている。
「ひろしくん、あんこが嫌いってほんとにぃ~?」
「大嫌いだよ!」
「そっか。このお餅の中には、ケーキが入っているのになー」
「えー、嘘だよ!そんなの見たことないもん」
「じゃあ、目をつぶって、大きな口あけて食べてごらん」
しぶしぶ大福を口に含んだ男の子は驚きの声をあげた。
「わー、ケーキの味がする!」
アイツが男の子に食べさせたのは、生クリームがたっぷり入った、この店自慢のいちご大福だった。
「だろー!お兄さんはね、あまーいチョコよりも、こっちが好きなんだ」
「僕もこれなら食べられる!」
そう言って、たくさんお土産にいちご大福を買っていったんだっけ、あの親子。
そして、隠れて見ていたつもりの、まだ涙の跡が乾かない私にも、そっと一ついちご大福をくれた。
「だいじょうぶ?」
と一言だけ声をかけて。

たまには自分のためにお菓子を買っていこうか、ここにもあとそんなに長くいれそうもないし、そう思いついて
会社帰りに和菓子屋によると、そこには小指をたてながら、勢いよくティーカップの紅茶を飲むアイツがいた。
「あ、休憩中ですか?」そういうつもりが「なんですか?その紅茶の飲み方は?」ついつい聞いてしまった。
「え?僕の紅茶の飲み方、変わってますか?僕なんかいつもこんな感じですよ」
おかしい人。もう、ほんとおかしい人。
そう思っていたら、気が緩んできて、あっという間に私はお店の中で泣き始めていた。しかも号泣だ。
アイツは何も言わなかった。私が落ち着くまで店の隅っこにある可愛らしい座布団に座らせておいてくれた。
「つらいですか?」
そう声をかけられたのは、お店が閉店して、シャッターを閉めた瞬間だった。聞き違いかと思った。
「つらいですか?」
「つらいです」
「やっぱりつらいんですか。」
「はい。つらいんです。このお店に寄れるのも、あと少しだと思います」
なんで正直に答えちゃってるんだろう私。恥ずかしくなって、この間の大福のお礼すら言えず、お店を飛び出し
た。
それからしばらくは、向かいの和菓子屋には行かなかった。おつかいを頼まれても、お菓子は少し遠いお店に行
って買うようにした。たまにはバターの効いた洋菓子もいいですよ、おいしいお店みつけたんです、とかなんと
か理由をつけて。
そして私は年内中に退職することを彼に告げた。彼のほっとした顔を私は見逃さなかった。

会社を辞める前に、アイツの顔がみたい、そう思い、退職直前に勇気をふりしぼり和菓子屋に行った。
そこにアイツの姿はなく、口うるさいお店のおやじさんだけがぽつんと座っていた。
「今日は部長さんに何をたのまれたんだい?」
「ごめんなさい。今日はあのバイトの人に会いにきたの。ほらおじさんがヤスって呼んでいた」
「あー、あいつなら辞めたよ。もう半月になるかな。なんだか音楽活動に専念するとかって、かっこつけたこと
言いやがってさ」
「え?あの人、ミュージシャンなの?」
そういえば、ギターケースを抱え、大きなリュックサックを背負ったアイツによくにた男性を、夜遅くに近所で
見たことがあった。あれはアイツだったんだ。
私がぼーっとしていると、おやじさんが折り皺のたくさんついたチラシを見せてくれた。
「あいつさ、宣伝するなら、もっときれいな紙でよこせっていうんだよね。店の隅っこにでも貼ってやるってい
うの」
そこには、ライブのお知らせが書かれていた。
日付は今日。12月23日。
「おじさん、この紙もらうね!」
返事も聞かずに私は走った。走って走って、心臓が口から飛び出そうなくらい走って、ライブハウスの中まで駆
けていった。受付でお金を払うのももどかしく、いざ会場の入り口に立った時、私、何やってんだろう、と一気
に顔が赤くなった。もう帰ろう、そう思った瞬間、受付の人が会場の扉を開けた。突然開け放たれたドアに、お
客の何人かが文句を言ったが、そんなことに構っていられなかった。私はステージ中央に立つアイツの姿に目を
うばわれた。

アイツはスーツを着ていた。いつもは変な子供の絵本からとってきたような柄のTシャツばかり着ているのに、
そこにいたアイツは、黒のスーツを着こなした、メガネの似合う私の知らないアイツだった。
私、来るんじゃなかった、そう思った瞬間、アイツと目が合った。
そして彼は言った。
「新曲やります」
その一言で、観客は大騒ぎになった。
「岡村ちゃんが喋った!」
「新曲なんて、6年ぶりだぜ!」
「今日来て、ほんとラッキーだね」
曲が始まると同時にライブハウスそのモノが突然生命を吹き込まれたように、うねり始めた。その力に私は圧倒
された。私は、自分でも理由のみつからない涙を流し始めた。
その時、彼が私の目の前に歩み寄ってきた。周囲がざわつく。そして彼は歌った
「ビバナミダ こぼれおちてゆけばいいじゃん 無駄じゃない とまらない今の君が好き ナミダナミダ」
アイツは私の涙を手でぬぐいながら、こう歌った。
「その涙、僕に委ねてくれないか。七転び八起き。ともに行く また最高ってきかせて。ナミダナミダ。サイチ
ェン」
サイチェンって聞こえたけど、それって中国語の再見?そして七転び八起きって、いったい?

そこから先の記憶が私にはほとんどない。気絶して、係の人に楽屋に運ばれて、気づいた時にはいつもの姿のアイツがいた。
「あなた、スーパースターだったのね」
私がそう言うと、アイツはフフッと笑い
「全然そんなことないですよ」
と謙遜してみせた。
「ううん。少なくても私には、今日のあなたはスーパースターだった」
ひとつぶだけこぼれ落ちた涙を、彼はくしゃくしゃのハンカチを大きなリュックから出してふいてくれた。
「その涙 僕に委ねてくれないか?」
そう歌う彼に、私はちょっと恥ずかしくなり
「七転び八起き、ね」
恥ずかしさをごまかすため笑った私に、彼はまじめな顔で
「あの、よかったら、24日僕と‥」
そう小さな声で呟いた。
時計を見ると、日付はもう24日に変わっていた。私の中の時計も大きく時間が動いたみたいだ。
「ひとつだけお願いしてもいいですか?」
「ん?なに?」
「あのライブの時のスーツを着てデートしてもらいたいの」
彼はまたフフっと笑って
「いいですよ。場所は合羽橋とか浅草でもいいですか?」
クリスマスイブに合羽橋かー。それもいいかも。とってもいいかも!
「それとあとひとつ。あなたの名前、まだ聞いていないんですけど」
「シンガーソングライターアンドダンサーの岡村靖幸です」


★☆★☆★☆★☆
「隣の部署の彼」がきっと岡村ちゃんなのだろうなぁーと思いながら読み進めていたらまさか和菓子屋の店員が岡村ちゃんだっていう、この意外性が素敵。「ひろしくん、あんこが嫌いってほんとにぃ~?」で思わず笑ってしまった。ただ妄想を書くだけでなく読み手を楽しませようという心遣いも顕著に点在していてまさにエンターテイメント作品でした。スッバラシイ。



以上で皆さんから頂いた「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」は終了です。ありがとうございました。
僕の軽い思い付きから急遽始まった今回の企画ですがお付き合い頂きありがとうございました。師走の忙しい時期にこんな面倒な企画をやるだなんて本当に迷惑でしたよね。

参加してくれた方本当にありがとうございました。参加したかったけど思うように書けなかった方もありがとうございました。原稿を書いて投稿したもののやっぱり恥ずかしいので辞退した方もありがとうございました。そして、今回の記事を読んでくれたすべての皆さまありがとうございました。

ビバ★ハッピークリスマス!

岡村靖幸で「Symposium ~岡村靖幸 フレッシュボーイ TOUR 2003~」 全曲実況

1. いじわる
ステージ全体をどん帳のように覆う薄いカーテンに紫のライトが当てられている。その奥中央にはピーチマークが煌々と光っている。「真夜中のサイクリング」「どぉなっちゃってんだよ」「ピーチタイム」「(E)na」「あばれ太鼓」等々、様々な岡村靖幸の楽曲の音の断片が一瞬だけ顔を出しては次々と通り過ぎていく。観客は「どぉなっちゃってんだよ」が流れれば「どぉなっちゃってんだよ」に合わせてリアクションをしリズムをとる。しかし一瞬で次の曲に代わる。「ピーチタイム」が流れれば「ピーチタイム」のリズムに合わせ盛り上がる。しかしまたもや「ピーチタイム」は一瞬で終わり次の曲の断片へと移行する。流れる一瞬の岡村ちゃんの曲の断片に対応しようと必死なベイベ達が非常に健気だ。そして岡村ちゃんの焦らしにサディステックを感じずにはいられない。

いくつかのサンプリングの断片が流れた後、一曲目の「いじわる」へ突入。イントロが流れ、曲が始まり岡村靖幸は歌い始める。しかし、ステージを覆う薄いカーテンは閉じられたまま、カーテン越しにシルエットのみの岡村靖幸がうっすら映っているのみ。ダンサー二人のシルエットはくっきり映っているのに肝心の岡村靖幸のシルエットはうっすらなのだ。結局カーテンが開くのはサビに突入してから。紫のカーテンが開き、「禁じられた生きがい」以降長い間沈黙していた岡村靖幸が遂に登場。

髪はロン毛でウェッティ。前髪をグワッと立ており、顔は浅黒く顎には髭を生やしている。服装は2013年現在の岡村靖幸と同様にスーツだが、シャツの襟を大胆に出している点やスーツ自体も奇抜なファッションデザイナーであるドン小西が手掛けたものであるためバブル的な派手さがある。同じスーツでもこれほどまでに異なった印象を醸し出す岡村靖幸の変貌っぷりに驚かされる。そして特筆すべきは体型だ。そう、太っている。もうパッツパツである。でも、凄まじくカッコいい。僕は思う。むしろ凄い、と。だって、こんなに太っているにも拘らずこれだけのフェロモンとオーラを放っているのだから。

「シンポジウム」に収録されている大半の曲に言えることだがアレンジが原曲とかなり異なる。クラブミュージック的なデジタルチックなサウンドとなっている。これは当時の岡村靖幸の音楽的趣向がクラブミュージック方面に傾いていたからだろう。2003年ごろといえば石野卓球との交流が盛んだっただろうし、シンポジウムのバンドメンバーにはアジャパイがいるし、自ずと4つ打ち的なサウンドになったのだろう。

2. 聖書(バイブル)
「いじわる」からのメドレーではじまる聖書。「いくぜっ レッツギョウ」の後の両手をブンブンさせながら横に移動するダンスが堪らなく好きだ。岡村靖幸のすべてのダンスの中でダントツで好きだ。最近はこのダンスを披露していないけどぜひまたやってほしいものだ。

アレンジがクラブチックなためメロディも原曲とは全然違う。少々残念だが、これはこれでカッコいい。現在の岡村靖幸と比較するとダンスをしないで棒立ちで歌っている姿が目に付くが、時折見せるダンスは超絶カッコいい。シンポジウムはカメラアングルがとても上手いのでそれも相まって、かっこよく見えるのかもしれない。

3. 生徒会長
さらにメドレーは続き「生徒会長」。メロディを崩しまくりである。もはやラップである。「むこうみずでいじらしくて」に収録されている「どぉなっちゃってんだよ」のようなアレンジであり、まるで流しそうめんのようにあっという間に過ぎ去ってしまう。個人的にシンポジウムサウンドは大好きなのだがクラブサウンドに影響され岡村ちゃんの歌い方まで変化してしまっているのは残念だ。最後は「ベースカモン here we go 」の掛け声でスキンヘッドのウタガワヒロシさんのベースソロへと突入。

4. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
怒涛のメドレーはまだ終わらない。ウタガワヒロシさんのベースからバトンタッチした岡村靖幸は黒のアダマスのギターを抱え「あのロン」を弾き始める(ギターを弾き始めた瞬間の岡村ちゃんのドヤ顔に注目!)

「いじわる」からのメドレーで既に汗まみれの岡村靖幸。現在の岡村靖幸は汗まみれの姿がとても絵になるが、シンポジウムの岡村ちゃんが汗まみれだとちょっと心配になってしまう。いかんせん太っているから酸欠で倒れてしまうのではないだろうかといらぬ心配をしてしまう。

最後は高速でがむしゃらにギターをストロークする熱い岡村ちゃんでオープニングからのメドレーは終了。

5. Super Girl
当時の岡村靖幸(第六形態)のトレードマークであるパーカーに衣装替えして再登場。シンポジウムの「Super Girl」は今見るとかなり残念な出来栄えとなっている。基本的にはスタンドマイクを両手で握りながら(足でリズムはとっているものの)棒立ちで歌う岡村ちゃん。声も相当出ていない。途中のダンスソロでもハァハァしながらダンスをしている。バックダンサーがダンスしている間にポケットに両手を突っ込むのもどうかと思う(細かいことだけど、なんか気になってしまう)。

6. Water Bed
ファーストアルバムに収録されている「Water Bed」。岡村靖幸の楽曲の中ではどちらかといえばマイナーな曲である「Water Bed」を大胆にアレンジしている。原曲とはもはや全く別の曲と化しているが、これはこれでなかなか味わい深い一曲となっている。サビの部分の爽快なキャッチーさはクセになる。ドラマやCMのタイアップで使用されればスマッシュヒットしそうな気がする。

7. ターザンボーイ
どこでスイッチが入ったのかわからないが「ターザンボーイ」を歌う岡村ちゃんは異様に熱い歌唱を披露している。気合入りまくりでベイベに訴えるような感情を込めた歌い方。ギターをジャカジャカ弾きながら尾崎豊並みに一生懸命歌っている。やっぱりアコースティックなバンドサウンドで一生懸命に歌っている姿っていいもんだ。

8. Vegetable
「カモンカモンベイベ」「ゼップゼップトーキョー」のコール&レスポンスを挟んで「Vegetable」へ。熱くほとばしるジャカジャカギターも継続中。序盤のアジャパイサウンドよりシンプルな生楽器のアンサンブルで歌う方が岡村ちゃんには似合っている。肢体をブンブンと動かして全力疾走で駆け抜けていくような無垢で正直なサウンドがとても気持ちいい。

9. (E)na
「ハイハイハイ」「ドウチクバンバン」「ヘラハッハッハ」のコール&レスポンスを挟んで「(E)na」へ。縦ノリの黒いファンクサウンドにアレンジされた「(E)na 」。例の(E)na独自のダンスも披露している。岡村ちゃんも機嫌が良いのかダンサーにちょっかいを出して笑っていたりなんだか楽しそう。曲の後半では岡村ちゃんの側転が観られる…。…。なんで挑戦した?

10. ステップ UP ↑
ここでまた衣装チェンジ。パーカーからパーカーへの衣装チェンジである。
ウタガワヒロシさんの太鼓ソロから「ステップ UP ↑」へ。やはり「ステップ UP ↑」は否が応でも盛り上がる。最強ソングである。

11. マシュマロハネムーン~SEX
この辺からはもう最高の一言に尽きる。ドロドロに濃厚な岡村ちゃんワールドがこれでもかってくらい溢れている。岡村ちゃんもノリノリ。太っているとか声が出ていないとかそんなこと一切気にならなくなる。なぜ気にならないのか?恐らく、太っているとかそういうのは全く関係ない次元での話だからだろう。ステージ上に唯一無二の岡村靖幸が存在していて、彼は自分の作った音楽を全力でぶつけてきている。客観的に見れば声が出ていないとか太っている、というのは気になる事柄かもしれないが、岡村ちゃんワールドという‘本質’のなかに入ればきっとそれらは取るに足らない些末な事柄なのだろう。

12. 弾き語り
パーカーから黒の艶やかなドレスシャツへ衣装チェンジ。岡村靖幸のDATEの恒例である弾き語り。ライブ映像で弾き語りが収録されている作品は本作のみなので貴重だ。内容は「東京ベイベー、久しぶりだぜぇ」からはじまり「ちょっとでいいから君のパンツを見せてくれ」「パンツ見せてくれたらもっと働くからさ」という内容であり、文字にするとなんのこっちゃない、ただのド変態野郎なのである。

13. Co’mon
マシュマロハネムーンのイントロ→岡村靖幸のコミカルで可愛らしいダンス→ウタガワヒロシのベースソロ→バックダンサー二人のダンス→「やるねぇ 困ったねぇ」

14. Out of Blue
ラストはアウブル。アウブルの一体感はいつの時代でも同じだ。岡村靖幸もベイベもとても暖かくて、でもライブの終わりを感じては少し寂しくて…。少々大げさな表現になってしまうがDATEの最後に歌われるアウブルを聴くと「次また会える日まで頑張って生きよう」という気持ちになる。

全力で歌い、全力でコール&レスポンスし、最後の力を一滴残らず振り絞るように全力でダンスし、圧巻のステージは終了する。

■全曲実況
・岡村靖幸で「Date Love & Sex 88」 全曲実況
・岡村靖幸で「Peach Show 89」 全曲実況
岡村靖幸で「Live家庭教師'91」 全曲実況
・岡村靖幸で「ファンシーゲリラ」 全曲実況
・岡村靖幸で「むこうみずでいじらしくて」 全曲実況

★「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」明日(22日)が締め切りですよー。

岡村靖幸、7つの形態

岡村靖幸の容姿はその時代によって大きく変化する。僕が岡村靖幸のファンになった2004年ごろの岡村ちゃんといえば太っていてパーカーを着ていて髪はロン毛気味でやや油ギッシュであり前髪を鶏冠のように立てていた。R30やNEWS23(「アチチチ→聖書」を披露した時の回)の時期といえばわかるだろうか。僕はあの頃の岡村ちゃんを初めに見ているから、過去の岡村靖幸の映像を見たときは驚愕した。だってまるで別人なのだもの。想像をいくら豊かにしてみても同一人物とは到底思えない。しかし「ミラクルジャンプ」のPVをじっと見ていると、ふとした瞬間の岡村ちゃんの表情に昔の面影がちらっと現れるのだ。僕は思った。「あぁ、やはり同一人物なのだ」と。そんな当たり前すぎることを自分の中で確認しなければならないほど、岡村靖幸の容姿はその時代により変貌するのだ。

というわけで、今日の記事では岡村靖幸の容姿の変遷を辿ってみようと思う。

第一形態 
デビュー当時のまだまだ幼さの残る溌剌とした岡村靖幸が第一形態。特徴としてはまずはパーマだろう。長い髪に緩くパーマがかかっているのが印象的だ。全体的にまだまだ幼さの残る顔となぜかやや腫れぼったい唇が目を引く。後に太る岡村靖幸だが第一形態の彼は本当に線が細い。ムッチリ感が皆無である。ジャニーズ並みにガリガリな岡村靖幸が観れるのはこの初期の時代だけであり貴重だ。当時の映像として有名なのは広島での尾崎豊との共演だ。ステージ上でハシャギまくった後の二人の楽しげな会話を映像で見た方は多いだろうが、ひとつ不自然な点を感じなかっただろうか?何かというとそれは岡村靖幸の喋り方に関してだ。なんというか少々ゲイっぽいのだ。ナヨナヨしているというか頼りなさげな喋り方も第一形態の特徴のひとつ。

第二形態 
髪はやや短めになりシャンプーの甘い香りがしそうなサラサラヘアーの好青年。第一形態の幼さが完全に抜け大人の色気を放ち始める。ライブ映像で言うところの「Date Love & Sex 88」。PVで言えば「19」「聖書」「だいすき」辺りの段階が第二形態。とにかくイケメン度が高い。サラサラヘアー恐るべしである。時代的にもセカンドアルバム「靖幸」をリリースした辺りのため、この時期が岡村靖幸の全盛期と捉える人も多いほど絶好調な時代といえる。ちなみに「(E)na」のPVの頃の岡村ちゃんは好青年としての純度が薄いため第二形態には含まないものとする。

第三形態
岡村靖幸史上最もロン毛なのが第三形態。時期としてはライブ映像「LIVE家庭教師91」やJPUで「SWEET MEMORIES」を披露していた頃だ。個人的に第三形態が最強であると信じて疑わない(異論は受け付け…る)。岡村靖幸が天才と称される所以はまさに第三形態での岡村靖幸が存在したからこそであろう。才能発揮しまくりで自信ありまくりでナルシスティックな岡村ちゃん。「僕はベッドの中では凄いって、日本じゃ有名なんだよ」と言っちゃうほどのナルでキモくて笑える岡村ちゃんが第三形態。

第四形態
髪はまた短くなり、まるで宿命のように少しだけ太り始めたころの岡村靖幸。言うまでもなく「ファンシーゲリラ」の時代が第四形態。髪は短くなったものの第二形態のようなイケメン度合いはそれほど高くない。太り始めたことも相まって大木ボンドのようになっているとの噂もあったとかなかったとか。しかし、歌唱に関しては岡村靖幸史上もっともセクシーな低音ヴォイスを披露しており、岡村靖幸の数あるライブ映像のなかで「ファンゲリ」をフェイバリットとしているベイベも多数存在する程だ。

第五形態
岡村靖幸は第五形態にして大きな変貌を遂げる。そう、太るのだ。それも尋常ではないほどに。長い間引きこもり、表舞台から姿を消し、暴飲暴食をむさぼった結果激太りする。肥満具合が恐らく最高潮であったと思われる例の小室さんの番組に岡村靖幸がゲスト出演した頃が第5形態。実際どれくらい太っていたかを知らない人は各自でググってみよう。きっと驚愕するだろう。

第六形態
長い引きこもり時代を経て復活した岡村靖幸は第五形態に比べると少しは痩せたもののまだまだ太っていた。それを隠すかのように大きめの76のパーカーを着用しパーカーが岡村靖幸のトレードマークと化すほどに頻繁に着用していた時代が第六形態。ライブ映像で言うところの「シンポジウム」「ミイミ」。この時代はドラッグをやっていたこともあり表情が非常に危険だ、特に「ミイミ」のライブ映像はなかなかのものだ。なにしろ「ミイミ」がリリースされた当時、つまり岡村靖幸がドラッグをやっているなんて誰も知らなかった当時ですら「なんか岡村ちゃんの表情ヤバくないか?」と密かに囁かれるほど不健康そうであり目の下のクマに至ってはとてもデンジャーであった。また、喉の調子も相当悪くライブでは声が全然出ていなかった。岡村靖幸本人もベイベもあまり思い出したくない時代ではあるが、僕にとっては冒頭でも記したようにこの当時の岡村靖幸を見てファンになったため非常に思い出深い。個人的には第6形態が岡村靖幸のデフォルトとして今でも植えつけられて(しまって)いる。

第七形態
程よく痩せ、髪は短く清潔にセットされており、服装はビシッとスーツ。そして黒縁メガネ。ステージ上では40代後半とは思えないほどの激しく扇情的なダンスを3時間もの間踊り続け、声は一時期と比べると格段に出るようになっている。ライブに足を運んだすべてのベイベを大満足させる最高のパフォーマンスをこれでもかというくらいぶつけてくるのが今の岡村ちゃん。あらゆる面においてステップアップした最新型の岡村靖幸が第七形態だ。第5,第6形態を経てからの奇跡のような第七形態を一体誰が予想できたであろうか。


以上が岡村靖幸の七変化である。こうやってまとめてみると、それぞれの形態にそれぞれの魅力がある(あっ5は除いておく?)。同じ岡村靖幸という人間なのに時代によって容姿が激しく変化しまた曲や歌詞までもが変化するミュージシャンなんてそうはいないだろうなぁ。

僕は上述したように第三形態がお気に入りだけど、どれか一つを選べって言われたら第七形態、つまり最新型の岡村靖幸を選ぶだろう(今の君が好き)。長く活動しているミュージシャンのファンは大抵、初期の頃に思いを馳せては「あの頃はよかったなぁ」なんて言いがちだが、岡村靖幸に限っては今の方がスッバラシイからだ。これって筆舌に尽くし難いほどに幸せなことだ。

「異性としての岡村靖幸」と「同性としての岡村靖幸」

「女の子のために今日は歌うよ」とは岡村靖幸の代表曲「だいすき」のなかのワンフレーズだ。

デビュー間もないころの岡村靖幸のライブ映像「Peach Show '89」を視聴すれば一目瞭然だが客席のファンはほぼ全員女性である。男性の姿は見当たらない。まさに「女の子のために今日は歌うよ」なのである。正真正銘、女の子しかいない会場でそう歌っていたのだから。

しかしベイベの男女比は90年代以降、少しずつ変化を見せ始める。徐々に男性ファンが増え始めるのだ。元々岡村靖幸の曲の歌詞は女性受けを狙った内容のものでは決してない。「情けなくて冴えない男がもがきながらも頑張るのだがなかなか上手くいかない」というような歌詞が多い。故に男性ファンが増え始めたのだろう。そして「禁じられた生きがい」以降岡村靖幸は激太りし、長い間引きこもった。そして2003年に復活した際のライブ映像「シンポジウム」の客席には男性の姿が非常に多いこと多いこと。

とは言っても岡村靖幸のファンの男女比は現在でも圧倒的に女性の方が多いだろう。本ブログにコメントをしてくれる方の恐らく8~9割は女性だと思われる。当たり前だが女性ベイベは異性として岡村靖幸を捉えている。僕は男なので同性として岡村靖幸を捉えている。岡村靖幸という人物を語る上でこの性差というものが及ぼす影響は非常に大きいものだ。

性差による違いを簡潔に言えば、ライブのオープニングでステージのカーテンが開き岡村靖幸が目の前に飛び込んできた際女性は「キャー」という感情だが、男性は「うぉー」なのだ。「キャー」と「うぉー」ではだいぶ違う。

女性が生の岡村ちゃんを見て「キャー」と発するのはなぜだろう?それは当然岡村靖幸がカッコいいからだ。

「むこうみずでいじらしくて」の札幌公演に参加したときの話なのだが、僕の隣には大人しそうな30代後半くらいの女性が立っていた。その女性は一人で参戦しているらしくライブが始まるまでの地味に長いあの苦痛な待ち時間をうつむき加減に過ごしていた。僕も一人での参戦で暇を持て余していたので「話しかけようかしら?」と一瞬思ったが、まぁ無難に自粛しておいた。そしてライブがはじまりカーテンが開き岡村靖幸が登場すると隣の女性は「キャー」と大歓声を挙げ、その場で恋する乙女のように小さく何度もジャンプしていた。もうさ、本当に心の底から嬉しそうなんだ。目が完全にハートマークになっているのだ。

僕はそれを見て「岡村ちゃんすげーなぁ」と思った。正直それまでは暗い感じの女性という印象だったのだが、岡村ちゃんが登場した瞬間に大興奮しメロメロになったのだから。

岡村靖幸はそりゃカッコいい。それは紛れもない事実だ。客観的に見ても顔面偏差値はかなり高いし、身長も高い。体系は少々ムッチリしているが、一昔前の肥満の時期と比べれば別人なくらいにスマートになった。そして、48歳という年齢とは到底思えないほどに若々しい。そりゃ女性ベイベは「キャー」となるだろう。今の岡村靖幸はそういう対象として十分な程のスペックを擁している。女性ベイベが現在の岡村靖幸を応援する時、彼はいまだに「Peach Show '89」の時代と同様に王子でありアイドル的心躍る存在なのだ。

しかし、同性として岡村靖幸を見たとき、「キャー」という感じはないし、王子だともアイドルだとも思わない。客観的に見てルックスがカッコイイことはシブシブながらも認めるが、同性にとっての岡村靖幸とはあくまでもモテない男同盟の番長的存在なのだ。いい年して自分から告白できないとか言っているダメ人間代表としての中二病的な男、それが岡村靖幸なのだ。

「ピーチクリスマス」という曲で「お前の実力を見せろ。告白しろ」と謳う岡村靖幸。「もしだめだったら俺に電話しろ!来年の作戦考えようぜ!」と頼もしい岡村靖幸。人に対しては告白しろと訴えているくせに自分はクリスマスに部屋で一人鬱々と電話を待ちながら佇んでいるわけだ。振られた男と傷を舐めあうように来年の作戦を考えているのだ。そんな寂しくて情けなくて、でも優しい男であり、同志。それが同性としての岡村靖幸なのであり、そんな彼を見て我々男性ベイベーは「うぉー」と叫ぶのだ。

異性だろうが同性だろうが見ているのは同じ岡村靖幸という人間だ。岡村靖幸の曲や歌詞の内容に対して感じる事柄に個人差はあっても性差はあまり関係ない。故に男ベイベと女ベイベが岡村靖幸について語り合えばお互い共感する部分は多いだろうし表層的な部分では分かりあえるだろう。しかし深層では決定的に違っていてる。なぜなら、異性としての「キャー」と同性としての「うぉー」ではまるで水と油。どこまで辿っても平行線であり、相容れないものがあるからだ。

岡村靖幸と妄想Peach X'mas DATE

本ブログにコメントをしてくださる佐倉奏さんが現在「岡ロス解消企画第2弾『靖幸カルタ大募集!』」なるものを募集している。岡村靖幸のかるたを制作しようという企画である。「靖幸かるた」と銘打っているのだからもちろん読み札の内容は岡村ちゃん関連の内容だ。「あ」から「ん」まで、様々なシチュエーションの岡村ちゃんの読み札を我々ベイベが考え「靖幸かるた」を完成させようというもの。そして、かるたといえば読み札の内容に伴ったイラストが必須なわけだが、そのイラストを担当される方はちとせさんである。本ブログ「サブカルのすすめ」の公式ライバルブログ(あるいは犬猿の仲嘘です)である「しょっちゅう場外級のファール打ってます」のちとせさんである。

自分の考案した靖幸関連の読み札がちとせさんの手によりイラスト化してもらえるかもしれないという、なかなか“激アツ”な企画なので皆さんもよかったら参加してみてはどうでしょーか。ちなみに佐倉奏さんの岡ロス解消企画第1弾は「靖幸グッズ募集」というもので、なんと200名以上のベイベ達が様々なグッズを考案し、V4の近藤氏が「楽しみです!」とツイートしたほどの一大企画を成し遂げたお方である。

こういう岡村ちゃん関連の企画ってなんかいいなぁ。ベイベ達から募集して岡村ちゃん愛をぶつけるっていうのはとてもハートフルで素敵だ。

というわけで本ブログも便乗し岡村ちゃん関連企画をやろうと思う。「サブカルのすすめ」を開設して今年で8年目にして初のベイベ参加型企画!その名も「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」。

今年も気が付けば12月。2013年もあと僅かで終わる。1年の最後にして最大のイベント、それがクリスマス。「メリークリスマスがない青春なんて青春じゃないんだぜ」という靖幸氏のお言葉があるほどクリスマスとは重要な日である。そんな大事な2013年のクリスマス、あなたは岡村靖幸とデートします(!)。さて、あなたはどんなクリスマスを岡村ちゃんと過ごしますか?あなたの妄想をフルスロットルにしてこの際ぶちまけてしまいましょう。妄想であるが故あなたと岡村靖幸の関係性は自由。彼氏でもよし、夫でもよし、不倫相手でもよし、セックスフレンドでもよし、実は密かに想いを寄せる同級生でもよし、幼馴染でもよし、英会話スクールでたまたま隣の席だった人でもよし、つまりは、なんでもオゲッ!だって妄想なのだから!あなたの妄想の翼をバッサバッサと広げ岡村靖幸とのクリスマスDATEの妄想を綴りましょう。

皆さんから頂いた「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」の文章は12月25日に本ブログで一挙に公開する。十人十色の様々なベイベと岡村靖幸のデート模様をみんなで読みハートウォーミングなクリスマスにしようではないか!という企画である。

えぇ…実にくだらない企画だ。グッズ案のような実現性は皆無だし、カルタのようなユーモアセンスもない。だって、ただの妄想だもの。でもそれでもいいじゃないか。今年のクリスマスはみんなで岡村ちゃんとデートしようぜ(妄想の中でだけどもさ)!。

しかし、このような企画を発表したところで肝心の「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」なる文章を投稿してくれるベイベが果たして存在するのだろうか?一般的に、こういう企画を発表した場合、その管理人は「集まらなかった場合は…そっとしておいてくださいね。察してください」的なことを言い結果的には多くの投稿が寄せられるというパターンが多い。

しかし、本ブログに関してはガチで1通も寄せられない可能性が悲しいかなそこそこの確率である。だってわざわざ書くメリットが無いし参加型企画にしては求めるハードルが少々高い。まぁ、でも、「サブカルのすすめ」はかれこれ7~8年もの間、岡村ちゃんの記事を書き続けているわけだ。もしかしたら岡村ちゃんご本人があなたの妄想DATEの文章を読んでくれるかもしれないぞ!読んで岡村ちゃんが笑ってくれるかもしれないぞ!岡村靖幸本人の目に触れる可能性が希薄ではあるがゼロではないというのが唯一のメリットだぞ!と煽ってみたりして。

なんか必死だな…自分。何しろ1年半もの間更新していなかったブログだ。アクセス数も以前と比較するとガクっと減少している…。それでも更新を再開してからのこの1ヵ月間で少しはアクセス数も伸びている。なので普段は読み専門でコメントはしないが時々読んでいるよ~というあなた!そうあなたのことです。あなたからの「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」を待っています。よろしく!


★詳細

・「岡村ちゃんと妄想Peach X'mas DATE」の文章はコメントにて投稿してください。
・投稿する際には非公開でコメントしてください。
・締め切りは12月22日まで。
・掲載する際は文章と共にハンドルネームも記します。
・いつものハンドルネームでは恥ずかしいという方は(どんなDATEするつもりだ笑)それ用のハンドルネームをご用意してください。
・文字数は自由。短くても長くても可。
・文章の形式は自由。小説風でもよし、シナリオ風でもよし。単純にこんなデートがしたいという願望を箇条書きにするだけでもよし。要はなんでもオゲッ。
・男性の方は自分が女性だったらこんなデートがしたいという発想でも良いし、友人として岡村靖幸と過ごすクリスマスでもオゲッ。来年の作戦を話し合う妄想でもオゲッ。



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