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岡村靖幸 LIVE TOUR 2014『将来の夢』@Zepp Sapporo

僕が初めて参加した岡村靖幸のライブは2012年に行われた「エチケット+(プラス)」の札幌公演だった。2004年に岡村靖幸のファンになってから実に7年間もの時が流れた後に、遂に実現した念願の初ライブだった。なぜ岡村靖幸の熱狂的なファンなのにもかかわらず7年間もの間ライブに行かなかったのかといえば(説明するまでもないが)岡村靖幸は逮捕され長い間塀の中で過ごしていたからだ。

ライブに行きたくても行けない。ライブどころか出所した後、復帰できるのかもわからない。薬物で捕まった芸能人はたくさん存在するが首尾よく復帰を果たした芸能人は少ない。しかも岡村靖幸の場合は1度ではなく3度だ。常識的に考えれば復帰できない可能性の方が高い。

僕は思った。もう、このまま復帰できないかもしれない。でも、もしかしたらそっちの方がいいかもしれない。岡村靖幸が音楽を辞め、一社会人として普通の生活をする(上手く想像できないが)ことで心安らかに暮らせるのであれば無理に復帰する必要はないではないか。僕には岡村靖幸が残したキラキラといつまでも色褪せることのない珠玉のアルバムが手元にあり、いつでも聴くことができる。ライブDVDだってある。それで十分じゃないか。

岡村靖幸の未来を想うとき、いつも僕は何よりも先に諦観的あるいは現実的だった。しかし、2011年。岡村靖幸はちょっとあり得ないくらい華麗に復帰した。体型はスリムになり、髪は清潔に撫でつけられ、仕立ての良いスーツを身にまとい、黒縁のメガネをかけ、色気のあるジェントルマンとなって復活した。

そして2012年1月15日。「エチケット+(プラス)」の札幌公演で僕は岡村靖幸のライブに初めて参加した。僕は心底感動した。岡村靖幸が目の前にいるという事実だけで泣きそうになった。実際、「カルアミルク」では泣いてしまった。このように書くともともと僕が涙もろいタイプなのだと思われるかもしれないが、全く違う。普段の生活で僕が涙を流すことなんて皆無だ。もし、僕とあなたがお会いしたとしよう。一瞬であなたは悟るだろう。「この人は冷血漢だ」と。「人のために涙を流すような男じゃない」と。そんな心の冷たい僕が泣いたのだ。それくらい感動的だったのだ。これ以上のライブを体験することはこの先2度とないと断言できるほど圧倒的だったのだ。

このスッバラシすぎる初DATEのせいで一つの弊害が生まれた。初岡村靖幸体験があまりにも凄すぎて、翌年の2013年の全国ツアー「むこうみずでいじらしくて」では、あまり楽しめなかった自分がいたのだ。いや。もちろんある程度は楽しんだし、岡村靖幸のパフォーマンスも「エチケット+」と同様のクオリティだった。しかし、以前のように岡村靖幸が同じ空間にいるというだけで「うわぁスゲー!感動!」という感覚は確実になくなってしまっていた。馴れによる感性の摩耗。ある意味仕方のないことだし、見方によっては幸せなことだ。なぜなら岡村靖幸の音楽活動が“当たり前”なものとして定着しているわけだから。

そして、さらに1年が経ち2014年。今年も岡村靖幸は札幌でライブを行う。もちろん僕は行く。しかし、去年のような不感症状態ではあまりにも悲しいので、いくつか対策を練った。どのような試みをしたかといえば…

1、2階席のチケットを取る。
2、事前にセットリストは調べない。
3、新曲を聴かない。

以上の3つである。過去2回のDATEでは1階スタンディングだったが、今回は思い切って2階席から見ることにした。2階席で見ることで今までと違った刺激があるかもしれない。そして2。セトリを調べないことで、曲がはじまる都度新鮮に反応できる。最後の3。去年の暮れから「都会」「愛はおしゃれじゃない」「ラブビデオ」の3曲を敢えて聴かないことで寡作すぎる岡村靖幸の新曲をライブで初めて聴くというレアな体験ができる。このようなルールを自分の中に定め「将来の夢」に臨むことにした。

2014年。4月19日。「将来の夢」札幌公演の当日。

17時15分、中島公園駅前に到着。開場は17時からなのでゼップの周りにうねうねと続く行列は既にない。1階席スタンディングの人々は整理番号順に並び、ロッカーに手早く荷物を入れ、ステージ最前列へ向け果敢にダッシュし、好ポジションを確保し、開演までの長い時間を過ごしているのだろう。しかし、僕は2階指定席。慌てる必要はない。ゆっくりとゼップへ歩を進める。

17時20分。Zepp Sapporoへと到着。ここに来るのも今年で3度目だ。まさかあの岡村ちゃんが辺境の地である北海道で3年連続でライブをやってくれるなんて夢のようだ。受付でチケットをもぎってもらい、カバンの中身をチェックしてもらい、ZEEPに入る。

ドリンク交換所と物販は大変な混み具合だ。僕はトイレに行き、2階席へと続く階段を上る。登りきったところに緑色の大きなドアがある。ドアを開ける。ステージを覆う大きなカーテンが垂れ下がっている。カーテンは1階で見るよりもやや大きく感じる。そして、想像以上に2階席からステージまでの距離は近い。椅子はやや小さめで材質は簡素なもの。大柄の人や太っている人には少々辛いかもしれない。席は1列づつ段差になっている。これなら背の高い人が前でも問題なくステージ上の岡村ちゃんを捉えることができだろう。

チケットを片手に席を探し座る。まだ両隣には誰もいない。上着を脱ぎ、カバンに入れる。ロッカーを使わなくてもカバンは足元に十分に置けそうだ。会場には「ドラクエ」のラストダンジョンで流れるようなやや緊張感のあるオーケストラが流れている。スタンディングで開演を待つ1階席の人々を見ながらしばらくぼんやりする。

17時45分。開演まであと15分。物販へと足を運ぶ。2階指定席の利点は、開演直前でガラガラの物販で買い物ができる点だ。いままで岡村靖幸のライブでは何も買ったことがなかったが、今回は思い切ってピーチマークのキーホルダー(1000円)を買う。そして展示してあるツアーパンフレットの表紙をしげしげと見る。「ほう…これが例のツァーパンフか」。まあいらないか。

17時50分。2階席に戻る。僕の席の両隣に40代くらいの女性が座っている。左側の方は友人連れで右側の方は一人で参戦のようだ。せっかくだし、右側の方と何か岡村ちゃんトークでもしようかと思ったが(毎度思うのだけど)結局終始一言も喋らず。

18時を少し過ぎたころ暗転。ざわめく観客。「ヤスユキー!」と叫ぶ女性の声。鮮明で鮮やかな強い光が放たれ、キャッチーなギターリフが流れる。「モテたいぜ君に♪」と歌いだす岡村靖幸。「愛はおしゃれじゃない」から「将来の夢」がはじまった。

以下、セットリスト(記憶が曖昧なので正確ではありません)に沿いながらの感想。

01愛はおしゃれじゃない
1曲目が「愛はおしゃれじゃない」に意表を突かれる。やっぱり予めセトリを調べなくてよかった。「一発目にこれを持ってきたか!」という楽しみ方ができるのってやっぱり楽しいものだ。歌いだす岡村靖幸。しかし、幕がなかなか開かない。お得意の焦らしである。サビに入ったあたりで遂に幕が開く。いつもの黒のスーツに黒縁メガネの岡村ちゃんが登場。

爽やかでキャッチーで鮮明。今の季節にピッタリな岡村靖幸が笑顔で歌っている。岡村靖幸の頭から足まで全てが視界に収まっている。1階席では味わえない贅沢さを噛みしめる。

02ビバナミダ
「むこうみずでいじらしくて」でも「ビバナミダ」は聴いたが、その時はまだCD発売前であり、曲の全貌を認識していない状態だったので、ぼんやりとキャッチーな曲だなーくらいしか感想を抱かなかった。CDで聴きこんだ後にライブで聴くとやっぱり盛り上がる。

2曲目に「ビバナミダ」を持ってくる岡村ちゃんに攻めの姿勢を感じる。「今回のツアーは今までとはちょっと違うぜ」という岡村ちゃんなりの意気込みというか、少しでも今までとは違うものにしたいんだというサービス精神を感じた。欲を言えば「ビバナミダ」の次に「ヘルシーメルシー」だったらもっと最高だった。

「ビバナミダ」の冒頭ではスペースダンディのパロディなのか(スペダンは見ていないのでわからないけど)、子供の声で警告するみたいな寸劇の音源が流されていた。

03カルアミルク
割と序盤に歌われることの多いカルアミルク。今回も序盤にしっとりと珠玉の名バラードを丁寧に歌いあげる。歌唱が非常に安定している。

04いじわる
原色のカラフルなライトが印象的だった。いつもと少々アレンジが違っていた。少し80年代サウンドっぽくなっていたかも。

05都会
「ライブで岡村ちゃんの新曲を聴く」という体験に成功する。これを聴いたとき「都会」なのか「ラブビデオ」なのかどっちだろうとずっと考えていた。後で調べてみるとどうやら「都会」のようだ。「その日暮しはやめてー」の箇所でめちゃくちゃ声が出ていた。どうやら今日は喉の調子が良いようだ。

06Co'mon
この曲はとにかくダンス。岡村靖幸のダンスの実力と魅力を隅から隅まで見せつけるための曲と化している。そして、岡村靖幸が日本有数のファンクの達人であることを再認識させてくれる曲でもある。

07バンド演奏~ドラムソロ
岡村靖幸がステージから姿を消した後は恒例のバンド演奏。とりあえず座る。みんな座っていた。2階席のありがたみをしみじみと感じる。

08スキャンティブルース
黒のロングコートに中は緑っぽいシャツに着替え再登場。暗い照明で怪しげに歌う。「家庭教師」に通じる夜に流れる暗い川のような不気味さとエロティックさを兼ね備えた曲。意外とライブ映えしていた。

09イケナイコトカイ
「将来の夢」札幌公演のハイライトは間違いなく「イケナイコトカイ」だった。後に歌われる「スーパーガール」でも「だいすき」でも「セックス」でもなく、「イケナイコトカイ」が最も観客の心を鷲掴みにしたと断言できるほど圧巻だった。全ては「イケナイコトカイ」が終わった後の声援と拍手がそれを証明していた。

もう、奇跡に近いくらいの完成度だった。もしかしたら岡村靖幸自身ですら「あれ?なんで俺こんなにめちゃくちゃ調子が良いんだろ?」と驚いたかもしれない。何が凄いって声がすごいのだ。めちゃくちゃ出てるのだ。「イケナイコトカイ」はファルセットが必須なので岡村靖幸の曲の中でも難しい方だ。特に喉の調子の悪い近年の岡村靖幸にとっては、ハードルが高い曲だ。そんな難易度の高い曲を完璧に歌い上げていた。

「イケナイコトカイ」といえば個人的には「ライブ家庭教師91」に収録されているバージョンが至高だと思っていたが、この日の「イケナイコトカイは」それ以上に神がかっていた。どうしたんだろう?岡村靖幸に何があったのだろう?なんか宿ったのか?本当に良いものが見れた!

10Vegetable
岡村靖幸の愛器である黒のアダマス(1587-5)が登場。おなじみのジャカジャカギターを弾きながらの「Vegetable」。アレンジはいつもと同じ。

115!!モンキー
これも「むこうみずでいじらしくて」と同じアレンジ。バックダンサー二人と揃えて左右に踊るダンスが可愛くもあり少々ムカツク(笑)

12チャームポイント
珍しく「禁じられた生きがいから」の選曲。生のバンドサウンド主体の割とシンプルな演奏だった。声は相変わらず調子が良い。ダンスはやや控えめの印象。

13白石さん(MCパート1)
恒例の白石さん登場。ステージを右に左にゆっくり歩く。それだけで笑いが起こる。なんかもう達人の域に達している。後ろで休憩中の岡村靖幸の前を通るたびに白石さんに照らされているライトが不自然に動く。白石さん曰く「これは岡村さんにスポットライトを当てないようにしている」とのこと。照明さんの技術スゲー。

岡村ちゃんの隣に強引に座る白石さん。物販で売られているツアーパンフレットを岡村ちゃんと一緒に見ようとしているらしい。「これアレですね」「この写真なんか特にアレですよね」という白石さんにしずかに頷く岡村ちゃん。アレってなんだよ。

さらには、岡村ちゃん愛用のデジカメを白石さんが持ってきて、岡村ちゃんの肩越しに観客を撮りましょうと提案。盛り上がる観客。普通、肩越しに観客を映す場合、岡村ちゃんがお客さんに背を向けて一緒の方向を向いて映すものだが、岡村ちゃんはじっとその場を動かないまま。なので岡村ちゃんの背中越しに観客を撮るというシュールな結果になることに。しかし、最後の方でさすがに無愛想すぎると察したのか岡村ちゃん自身が立ち上がりデジカメを手にとり観客を撮ってくれた。

14あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう~だいすき
「あのロン」からの「だいすき」否が応にも盛り上がる。

15DATE
「DATE」は冒頭の気持ち悪い語りからはじまり、激しくダンスしながら安定した歌唱で歌い上げていた。いつもよりCDバージョンの歌い方に寄せていた印象

16祈りの季節~マシュマロハネムーン~セックス
この畳み掛ける怒涛のファンクネスはもはや岡村靖幸の真骨頂だ。ちょっと卑怯なくらい盛り上がるハメ技的なメドレーだ。ジェームスブラウンの「Papa’s Got A Brand New Bag」からの「Please, Please, Please」そして「Jam」 のような鉄板の黄金パターンを髣髴とさせる。

17はっきりもっと勇敢になって
今まで歌われることのなかった曲。今回のライブの最大のサプライズ曲がこれだろう。NEWS23でピアノを弾きながら歌っていた頃よりも格段にレベルアップしている。「同じような日々はもうすぐ過去だぜ」という歌詞をようやく歌える心境になったのかなと思ったら少しだけ感動した。

18白石さんMC(パート2)
「あの、どぉなっちゃってんだよって思うことってありますよねぇ。まぁ、例えば札幌なのに熱いとかねぇ」…もう語り口が落語家風になっていて笑った。北海道の寒さをベタにネタにしていた。

19どぉなっちゃってんだよ
「むこいじ」バージョンの「どぉなっちゃってんだよ」。もうちょっと遅いテンポの方が好きだな。

20スーパーガール
イケメン風ダンサー二人をバックに従えてのスーパーガール。後半のダンス合戦ではなんと側転を披露。足はあまり上がっていなかったけど、逆にその辺りがプロフェッショナルに思えた。だって無理に勢いつけて側転して捻挫でもしたら大変だもの。あの絶妙な足の上がり(上がらなさ)具合。実にちょうど良い。「ホントのダンスチャンスロマンスは自分次第だぜ!」を強調するように何度も熱っぽく歌い終了。ステージから去るときなぜかネクタイを手に取り右肩にひょいと投げ、肩の後ろに垂らしながら退場。

21弾き語り
ビリージョエルかエルトンジョンかスティービーワンダー辺りと思われる洋楽のカバーを披露。弾き語りの内容は確か「君と興奮するために北海道に来たぜ。せっかく生きてるんだから興奮したいんだぜ。俺と会って興奮したかい。昨日から興奮してたのかい?」みたいな内容だった。そして「友人のふり」をみんなで合唱。

22Lion Heart
幕が開き「Lion Heart」がはじまる。この弾き語りと「Out of Blue」の間に歌われるバラードが好き。この構成はとても好きだな。

23家庭教師(たぶん23歳)
アダマスを手に取り「家庭教師」を弾く岡村ちゃん。毎度のことながらギターが上手い。僕はほんの少しだけギターをかじっているのだが岡村靖幸のギタープレイは見る度に感心してしまう。どこを押さえたらああいう音が出るのか教えてほしいものだ。

ジャカジャカギターを弾きながら「たぶにじゅさんさい」を何度も何度も繰り返しねちっこく歌う岡村靖幸。「たぶぅ、たぶん、にゅじゅさん、じゅさん」と執拗にねちっこく歌い続ける。そろそろやめて「アウブル」へ突入するのだろうと思いきや「にじゅさぁぁんさぁん」とまるで23歳で不慮の死を遂げた亡霊にでも取り憑かれたかのように「23歳」のシャウトをやめない。あまりにもやめないので、さすがに会場から静かな笑いが起こる。「ど、どうしたの?岡村ちゃん(笑)」という空気が漂う中、シャウトし続ける岡村ちゃん。「23歳」の原型もなくなり最後の方は「さんさぁい、さんさはぁぁい、すわんさい」と23歳から3歳になってしまっていた。会場は爆笑。

24Out of Blue
冒頭はギターの弾き語りで歌いはじめ、やがてバンドサウンドになり、ステージと客席側のどちらにも明るいライトが照らし出された。途中2階席にも何回が手を振ってくれた。その時岡村ちゃんと目がバッチリあった(様な気がする)。少なくとも岡村靖幸の視界の中には100パーセント完全に僕の姿が入っていた。これは2階席の特権と言えよう。そしてコール&レスポンスの「2階2階」の時は1階スタンディングのお客さんの大半が2階席に顔を向けてきたので少し恥ずかしかった。1階のコール&レスポンスも終わり激しくダンスし最後の最後に岡村ちゃんが「うっ!!」という謎の発声を会場に響かせ終了。


今回のツアーではこれまで歌われることのなかった「はっきりもっと勇敢になって」が初披露されたし、また新鮮味のある曲が数曲登場した。ダンスは「エチケット+」「むこうみずでいじらしくて」と比べると少し控えめになった印象を受けたが、見所はなんと言っても歌唱である。今回の札幌公演がたまたま好調だっただけかもしれないが、非常に声が通るようになっていた。上述したように「イケナイコトカイ」の歌いっぷりには心底圧倒された。今回のライブを総括するに相応しい言葉は「やっぱり岡村ちゃんスゲーな」となる。

目新しい曲はあったもののライブの基本的な構成の骨組みはこれまでと全く同じであった。2011年の「エチケット」以降変わることのないこのライブのフォーマットは文句のつけようのない秀逸なものであり、常にハイスコアを叩きだしている。しかし、型に収まるのはちょっと早いのではないだろうか?と生意気な意見であることは重々承知ながらも感じてしまう。

もし岡村靖幸が60歳であればこんな贅沢な不平は誰も言わないだろう。しかし、まだ48歳なのだ。今からならまだ新しいことが出来るし、新しいことに身を投じる柔軟さもある。今からならまだ間に合うけど、だからと言って“現役”として活動できる時間はそれほど多くは残されてはいない。高望みであることは分かっているけど岡村靖幸を見ていると「もっともっと」とジレンマを感じてしまう自分がいる。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

「将来の夢」というツアータイトルを初めて目にしたとき、「48歳の岡村ちゃんが将来の夢」だなんて変てこで面白いなぁと思ったが、今回のライブを終えた今思うに、この解釈は少し違うのかもしれない。

岡村靖幸の将来の夢であると同時に我々ベイベの将来の夢でもあるのではないだろうか。例えば「新曲が聴きたい」とか「健康でいてほしい」とか「アルバムを出してほしい」などはベイベの願いであると同時に岡村靖幸の願いでもあるのではないか。ベイベが描く夢みたいに理想的な岡村靖幸。それに少しでも相応しくありたいと夢みる岡村靖幸。ベイベと岡村靖幸は共通の将来の夢を目指し“共に行く”。もしかしたら、そんな意味も含まれているのかもしれない。
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サウナのすすめ

本日は4月19日。岡村靖幸全国ツアー「将来の夢」、札幌公演が行われる日である。あと数時間後、僕の視線の先には生の岡村靖幸が映っているのだろう。ステージ上で躍動する岡村靖幸というイキモノを凝視しているのだろう。今からドキドキしてしまう。

ライブを見に行く際、僕はあらかじめセトリを調べる。どういう構成のライブなのか、MCはどんな内容なのか、どんな盛り上がり具合なのかをネットで調べるのだが、今回はあえて調べなかった。まっさらな状態でDATEを楽しみたいと思ったからだ。なので、「将来の夢」について僕は何も知らない。1曲目が何なのかも知らない。構成も知らない。サプライズ的な曲があるのかも知らない。何も知らない状態で臨むDATE。なかなかオツなものだ。


さて、話は180度変わる。今日の記事は「サウナ」について。

僕が初めてサウナに入ったのは子供の頃だった。父親と一緒にスーパー銭湯に行き、興味本位でサウナ室の重い扉を開けた瞬間のあの熱気は今でも忘れられない。息ができない。苦しい。頭がおかしくなりそうだ。強烈なインパクトだった。ここは危険な場所であり、人間の入る場所ではないと強く思った。そもそもサウナとは五右衛門風呂のそれと同様に罪人を処刑するときに使うために生まれたものだったのではないだろうかとすら感じた。子供の頃に植えつけられた苦手意識とはなかなか拭えないもので、僕は大人になり、たまに温泉に行く機会があっても、サウナには頑なに入らなかった。

しかし、今から僅か1か月程前のこと。近所の温泉に行き、普段はスルーするはずのサウナにふと「入ってみようかしら」と思ったのだ。理由は特にない。まるで、降りる用事も目的もない駅でふらっと下車してしまうような根無し草的な心持でサウナにふらっと入室したのだ。

子供の頃、父親の背中を追いかけてサウナに入ってから、実に20数年ぶりのサウナ。最初に感じたことは「あれ?思ったより暑くないぞ」だった。

タオルが敷き詰められているサウナ室。下段の列に座りじっとする。3~4分経った頃だろうか。ふと右ひじを見ると汗の粒がびっしりと並んでいた。左ひじも同様に汗のツブツブが発生している。皮膚上にこんな粒々の汗をかくなんて生れてはじめての体験である。そして7~8分後、粒の汗のひとつひとつがまるで“ぷよぷよ”みたいに一つに合体し、連鎖しはじめ、重力により汗が滴り落ちはじめる。僕は体質的に汗をあまりかかないタイプなので、滝のようにとめどなく流れ落ちる汗に驚く。

そして14~5分くらい経過した頃、汗は流れ続けているが心臓がドクドクと鳴っていることに気づく。頭も少しぼんやりしてきた。そしてなにより苦しい。限界を感じたため、サウナ室を出る。重い扉を開けたときのひんやりとした空気が気持ち良い。そして、サウナを出た後といえば水風呂である。水風呂なんて入ったことないけど、サウナで火照った今の体なら入れそうな気がした。体の汗を流した後に気合を入れて水風呂に入る。

これがたまらない。気持ちよすぎる。この世にこんな極楽があったとは!しかしだんだんと体の感覚がなくなってきたため水風呂を出て、露天風呂の脇にある長椅子に座る。外の風にさらされると、さらに気持ち良くて、なんだかここ数年の疲れが一気に取れたかのようだった。僕は思った。「サウナってスッバラシイ!!」

それからというもの、僕はサウナーになった。サウナー歴は、まだまだ一か月程度だが、当分の間は飽きるまでサウナ漬けの日々を送ることになるのだろう。

追記
というわけで、今日もこれからサウナに行く。サウナでスッキリしてからDATEに行く予定なのだ。

追追記
札幌公演のレポは20日までにアップする予定。セトリに沿った形式のレポなのでセトリは知りたくないという方はお気を付けください。

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サブカルの戯言
第332回:10月12日
ツイッターを先取りした「サブカルの戯言」も本日にて終了。332回の戯言のご愛読ありがとうございました!!
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