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雨のトンネル

あれは確かTBSの「うたばん」だったと記憶している。「飛鳥は昔からプレッシャーに弱いんですよ」とチャゲが話していた。「音楽のコンテストに出場して、周りから『チャゲアス』が優勝候補だと騒がれれば騒がれるほど飛鳥は大一番で大コケしてしまう」と笑いながら話していた。

飛鳥の逮捕のニュースを知った時、僕が一番最初に思い浮かんだのは上記のエピソードだった。

無名時代のチャゲアスが参加した小規模なコンテストについて僕は想像を巡らしてみた。コンテストの会場は地方の小さなライブハウスだろうか。ステージはきっと狭くて薄暗い。名の知れない審査員が数人いるだけの些細なコンテスト。そんなコンテストの楽屋の片隅に佇むかつての飛鳥青年。彼の心臓はバクバクと動悸を打ち、表情はひどく神経質。周りからの期待に押しつぶされ本番で大きなミスをしてしまうナイーブな飛鳥。

「SAY YES」「YAH YAH YAH」が爆発的に売れ、長いこと第一線で活躍し続け、ソロでも名曲を残し、近年では実力派大御所ミュージシャンとしての揺るぎない存在感があったように思う。しかし、飛鳥の心はかつての飛鳥青年のままであり、常にプレッシャーというナイフに切り裂かれ、その傷口からは絶えず血が流れ続けていたのかもしれない。

心の弱さの逃げ道として覚せい剤に手を出してしまった…と考えると、どうしても飛鳥に対して糾弾できない自分がいる。もちろん、覚せい剤に手を出しては絶対にいけない。当たり前だ。覚せい剤をやるなんて愚かなことだし、糞だし、ダサい。飛鳥のような知名度の高い人がこういう事件を起こしてしまった場合は徹底的に(それこそ、もうやりすぎなくらい)糾弾すべきだ。だって、シャレにならないことをしてしまったわけだから。でも、心の弱さが原因なのであれば、僕は飛鳥を擁護したい気持ちの方がどうしても強くなってしまう。

今回の事件でチャゲアスファンはきっとショックを受けているのだろうが、飛鳥は自分の意志では抜け出すことのできない“逃れられない渦”にのみこまれてしまっていたのだろうから、捕まったことはむしろ良いことだ。今回の逮捕をきっかけに覚せい剤から完全に断つことを、今は願うばかりだ。

追記
ちなみに飛鳥は尾崎岡村と同じオベーションを使用している。また、デビュー当時はギルドのD55を使用しており、そういう意味でも個人的には親近感があった。
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