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村上春樹で東京奇譚集」

先月発売された村上春樹の短編集を発売日に買いました。「奇譚」の意味は不思議
とかあり得ない事象という意味らしいです。わざわざタイトルにそんな言葉を入れなくてもこの人の小説って八割がたシュールなんですよね。むしろ今回の短編集より前回の「神の子どもたちはみな踊る」の方が奇譚です。特に「カエルくん東京を救う」なんかは。
こころに残った作品は「どこであれそれが見つかりそうな場所で」かな。マンションの踊り場の椅子に座り一日中何かに集中して便宜的なしるしのようなものを探す探偵の主人公なんていかにも村上春樹らしいです。この話はおもしろかったなぁー。
僕は村上春樹が好きだけど、いつもこの人の小説を読んでいて府に落ちない点があります。
それは主人公がそこそこお金を持っているという点。半年ほどは働かなくても良いほどの貯金を持っているのです。そして、ヤッピーのような日々を送っているんですよね。ラルフローレンを愛着してジム通いですから。お前の精神構造はヒッピーなんじゃないのかと言いたくなります。
それともう一つ。女にもてる点です。初期三部作の「僕」やノルウェイの森の主人公にしてももてすぎです。感情移入できないのですよ。
もう少し中上健二の描くフケと精液で湿ったシーツ的な世界観が春樹氏にあれば僕はもっと好きになるのになぁと思います。
ともあれ、東京奇譚集は春樹節の文体は健在で読んでて心地良いので読んで損は無いですね。
ちなみに期間限定サイト「村上モトクラシ」の中でそろそろ長編に取り掛かろうと思いますという内容が書かれていました。確か「海辺のカフカ」が2002年に発行された長編小説ですからもう三年近く前の話です。もう文庫でも発売されましたからね。今から楽しみです。


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「東京奇譚集」
「東京奇譚集」は村上春樹氏の短編集である。やっぱ、ええわぁ~。小説でしかできない枠組みを存分につかってますよね。回想のつなぎ、幻視…しかも、そういうゴシップ的なものを使いながら深い人間の生きることっていうのが現れています。ジャンクフードで、一流レストラ..
Posted at 2006.01.06 (22:20) by 田中およよNo2の「なんだかなー」日記
東京奇譚集
あなたの近くで起こっているかもしれない物語。奇譚(きたん)とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。話題の
Posted at 2006.01.18 (14:58) by カミノコドモタチハミナオドル

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