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尾崎豊のナルシスティック

たまには尾崎豊について書こう。プロフィール欄で岡村靖幸の次に名前を載せているにも関わらず最近あまり触れてないですし。尾崎豊の魅力はたくさんある。僕が最も惹かれるポイントは尾崎のナルシスティックな部分だ。このナルシストぶりが存分に発揮されるのがライブでのMCだ。尾崎豊のMCは基本的にセリフ口調だ。しかも、物凄いかっこつけてる。見てる側が恥ずかしくなるくらい。でも本人はガチだ。そこが凄い。もし身近な知り合いに尾崎豊のように熱くてナルな人が居たとしたら僕は敬遠する。友達になりたくない。自分とは性分が合わないだろうから。でも大衆の前で歌うミュージシャンってのは気持ち悪いくらいのナルシストで丁度良いと僕は思う。僕の好きなミュージシャンは尾崎豊を筆頭に癖のある人が多い。

1985年の日本青年館でのライブで尾崎豊ファンの間では有名な事件がある。尾崎がいつものようにセリフ口調でかっこつけながらMCをしていた時のこと。観客席から「バ~カ」と声が上がったのだ。会場は失笑。1985年といえば尾崎豊が全国区になった年だ。だがこの日本青年館でのライブは1985年の1月。つまりはまだ「卒業」のリリース前のライブだった。だから尾崎豊というアーティストをよく知らない人も大勢いた時期だ。尾崎豊のライブに来る人たちですらそうだったのだろう。尾崎なんて良く知らないけどちょっとライブにでも行ってみようか。これくらいのノリでライブを見に来る人も多かったと推測する。「バーカ」と言った人はまさかこんなに濃いキャラだったとは思わなかったのだろう。尾崎のあまりにもクサイMCを聴いてムカついたのだろう。「何言ってんだコイツ」ってな具合に。そして思わず口に出てしまったのだろう。「バーカ」と。
晩年のコンサートならば尾崎豊に対して「バーカ」なんて口にすれば周りのファンから相当怖い目にあったと思う。矢沢や長渕あたりと同じ雰囲気の熱いファンが多かっただろうから。でもこの時期はまだ尾崎豊の存在がメジャーではギリギリなかった。だから「バーカ」といっても周りのファンは怒るわけでもなく失笑したわけだ。

そういえば、浜田省吾はステージで歌うミュージシャンを「はだかの王様」だと言っていた。どんなにミュージシャンが自分の世界観を繰り広げて観客を魅了しても観客の一人が「はだか」であることを指摘すればそこですべては冷めてしまうと。そんなことを言っていた。
このときの尾崎豊は裸であることを指摘されたわけだ。裸と言われた王様は怒るか惨めになるかのどっちかだ。しかしそのときの尾崎豊は違った。気まずく微妙な会場の空気の中、それまでにもまして真剣な語り口、頑なな目つきで「お前らの瞳が俺を孤独にするんだ」と言ってのけたのだ。会場はシーンですよ。よく芸人がスベったときスタジオの空調の「ぶ~ん」という音が聴こえるなんて話がある。このときの日本青年館も多分空調の音が聴こえたんだろうなぁ。ま、尾崎豊はスベってないですが。この模様は「625DAYS」というDVDに多分収録されていたと思う。今度見よう。

追記
●1985年の暮れの十代最後のライブでは「笑いたいやつは笑え。俺を信じるやつはついて来い」という尾崎ファンの間では超有名なMCが出た。代々木第一体育館に集まった大観衆はこのMCに対して宗教的な盛り上がりを呈した。「バーカ」なんて言える空気はもはや無かったのであった。
●尾崎豊のクサいMCをyoutubeで探したのだがあまり良いのがなかった。アップロードされていた中ではコレが一番かな。
あと岡村靖幸との夢の共演の動画はコチラ
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