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大日本人だよ

たまにコメントをくれるシバ蔵さんと一緒に「大日本人」を見に行ってきた。この映画は松本の意向で映画の概要は殆ど紹介されていない。だから白紙の状態で見たほうが良いのだと思う。僕も大日本人についての情報はできるだけ遠ざけていた。そっちのほうが面白いだろうから。なので基本的にはネタバレなしで感想を書こうと思う。どんな映画なのかうまく説明できない種類の映画でもあるし。ただ「大日本人」の表層的な部分は薄くですが触れるので「可能な限りまっさら」な状態で見たい人は読まないほうが賢明ですので、あしからず。

カンヌで上映された際「この映画は日本人向けに作っているのであってフランス人向けではない」と松本は言っていた。特に気にかけていたのは序盤のようだった。「ちょっと我慢してもらわなければいけない」との旨の発言は知っていたのできっと最初のほうは特に大きな笑い所はないんだろうと思っていた。案の定前半はよく分からない感じだった。途中からポツポツ笑い所はあるもののそれほどでもない。僕は松ちゃんの笑いが好きだからかなり集中して見ていたのだけど1時間ほど経ってもそれほどでもない塩梅だった。1時間は「ちょっと我慢してもらわなければいけない」時間にしては長すぎる。もしかしてこれくらいの流れでこのまま終わるのかと、ちょっと焦った。これで終わったらシュールなドキュメンタリータッチの退屈なコメディーになってしまう。と、その時、僕の席の左後ろからイビキが聞こえてきた。おいおい寝るなよ!と思いつつも、松ちゃんに思い入れがなくて尚且つお笑い好きではない人間だったら寝ても仕方ないかと内心頷く自分が居た。
しかし快進撃は1時間を過ぎた頃辺りからだ。ちなみに映画の鑑賞中は携帯の電源は切ってるし腕時計は付けていないのでこの1時間というのは僕の適当な体内時計だ。正確には1時間ではないかもしれない。1時間ほど経てから板尾が出てくるのだがそこからが凄い。爆笑の連続でした。今までシーンとしていた客たちからも笑い声がジワジワと湧き上がっていた。客がみんなドカンと笑いシアター中が笑いに包まれることは後半になっても無かったけどこれはシャイな道民性だからだろう。関西だったらドカンドカンきてただろうと想像する。終盤に近づくにつれ「ごっつ」のコントのようだった。制作費の10億とやらはきっと前半の方に使われているのだろう。後半はショボイい(もちろん意図するとこだろうが)。しかし凄く面白い。なんかうすた京介の漫画みたいだった。突然、子供の落書きの様な絵をヒトコマ挿しいれた感じ。あれと似ていると思った。

話題になっていた政治的な意味合いでの日本の立場のようなものも確かにあった。ただこれは最近の世界情勢における日本を揶揄しているわけではない様に感じた。「ゲツヨル」では哀愁を笑いにする最後の世代みたいなことを言っていた様に最近の日本というよりは哀愁のあった頃の根本的な日本人の姿に思えた。(もちろん今でも日本に哀愁はあるわけだが)ここ5~6年の日本ではなくて戦後から現在までの広範な時代において共通する日本人の姿みたいな。そこが松本の言う「日本人がんばれ的なメッセージ」なのかもしれない。あと北朝鮮もちょこっとだけ出てくるがあれは単なる小ネタだろう。政治的な意味合いは無いように思う。最後のアドリブのようなエンドロールも傑作だった。

総括すると非常におもしろい映画だった。ただ、松本自身が語っていたように前半(の大部分)は我慢しなければいけない。断じて寝てはいけない。板尾の登場までは待たなければだめだ。
2,3度見て欲しいとも言っていたが確かにその度に違った発見があると思う。何度も見る価値はあるだろう。個人的には後半の怒涛の爆笑ラッシュで前半の細かなディティールを忘れてしまっているからもう一度見る価値は十分にある。2時間まんべんなく笑える映画よりも後半になってどんどん勢いが増していく方がバランスは良いだろう。期待を裏切らないステキなコメディでした。まだ見てない方は、ゼヒっ!
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