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村山由佳について

某ブログで村山由佳の長編小説「すべての雲は銀の…」が紹介されていたので読んでみた。村山由佳の作品は以前爆笑問題の太田がラジオで直木賞を受賞した「星々の舟」が面白いと話していたのを聞いて読んだのみだ。星々の舟は当時それほど面白いとは思わなかったのだが「すべての雲は銀の…」は凄く面白かった。読んでいて心地よかった。物語の内容もそうだが何よりも村山由佳の文章を読むだけで、活字を追うだけで、癒される気がするほど素敵な作品だった。これをきっかけに、この1ヶ月間の間に村山由佳の小説をまとめて10冊ほど読んだ。村山由佳は短めの作品が多く、また読みやすい文章なのでサクサク読める。なので10冊といってもそれほど時間はかからなかった。あっさりと読める。あっさりと読める小説を書く代表格といえばレッドリバーこと赤川次郎だ。レッドリバーの小説は漫画より速く読める。白土三平や秋本治ら辺の漫画(所謂コマ割の細かい昔の漫画)だったら赤川次郎の小説の方が速く読めるだろう。漫画よりも速く読めてしまう小説を書けるレッドリバーは皮肉では無く本当に凄いと思う。赤川次郎と同じ「あっさり系小説家」でも村山由佳の小説の方はやや文学的だ。読後に何も残らない、3日後にはストーリーを丸ごとすっぽりと忘れてしまうような、類の作品ではない。少しだけ残るものがある。
この方の小説は殆どが恋愛小説だ。ライトノベルのような青春ものの小説だ。初期の槇原敬之の曲(君は僕の宝物や花水木あたり)のような世界観の小説だ。ただひとつ違う点は、展開される恋愛の愛憎劇に兄弟が絡む点だ。「すべての雲は銀の…」は兄に恋人をとられた弟が主人公の話。直木賞を受賞した「星々の舟」は兄のことが好きな妹を中心とした家族の話。デビュー作の「天使の卵」は主人公が偶然好きになった女性が今付き合っている彼女の姉という設定だ。この他の作品も大抵兄弟姉妹が絡んだ物語が多い。以前、「爆笑問題のススメ」という毎週作家を迎える深夜番組に村山由佳が出演した際に語っていたのだが村山由佳はリアルに兄のことが好きだったらしい。その影響が多分に自分の書く小説に反映されているのだろう。多少どろどろした兄弟関係を持ち込むことでライトノベル風の文章ながら物語りに重みが生じているような気がする。ただ辟易もする。特に「BAD KIDS」は正直読んでいて苛々した。「BAD KIDS」の内容を簡潔に書くと、ラグビー部に所属する主人公の隆之は同じチームメイトでもあり幼馴染でもある宏樹に恋心を抱いている。ある日、宏樹に恋人ができる。その恋人は昔、今は亡き隆之の兄の恋人だった。それと同時に隆之の良き理解者であるもう一人の主人公の都は20歳も年上の芸術肌のカメラマンとの間に子供ができ悩む。悩みながらもひたむきに生きる隆之と都の18歳の青春群像だ。…こりゃないわ。短期間に10冊も読むとさすがに飽きる部分もあるが面白い小説を書く人には違いない。村山由佳、おすすめです。

追記
XJAPANと聖飢魔Ⅱが競演している映像を見つけた。まるで合コンのように向かい合って座っている構図はなかなか迫力がある。むっつりしているXJAPANが女で、はりきって喋っている聖飢魔Ⅱは男側ってとこだろうか。
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