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槇原敬之で「Cicada(シカーダ)」

今日は8月8日、夏真っ盛りである。暑いですねぇ。札幌はここ1週間ずっと雨だ。北海道に梅雨は無いなんていうけど近年は「蝦夷梅雨」なんて言葉が出来たようで、北海道にも梅雨は(気象的にも言語的にも)存在する。まあ、暑いとは言っても所詮「エアコンを必要としない程度の暑さ」だ。本州や九州の人たちよりはマシなのだろう。さて、夏になると無性に聴きたくなるアルバムがある。槇原敬之の「Cicada」だ。

以前、槇原敬之についての記事でこんなことを書いた。マッキーの曲はドラッグで捕まる以前と以後で作風が違う、と。捕まる以前はさわやかな恋愛ソングで、以後は「世界にひとつだけの花」に代表されるまるで道徳の教科書のような哲学ソングのふたつに大別される。今回取り上げる「Cicada」は事件以前以後どちらにも属さない。なぜなら以前と以後の中間、つまり真っ只中に制作されたアルバムだからだ。実際の所はもちろん当事者にしか解からないが時期的には真っ只中だ。

「Cicada」は日本の夏をテーマにしたコンセプトアルバムだ。Cicadaという単語は日本語に訳すと「蝉(せみ)」という意味でまさに日本の夏の代表的な風物詩の虫だ。歌詞に夏のキーワードがたくさん出てきて聴いていると涼しくなる。最も涼しくなれる曲はイントロダクション明けの一曲目の「pool 」という曲だ。とにかく夏ワードが目白押しだ。「誘う水」「氷イチゴ」「プールの監視員」「軒先に並ぶ花火」「ひまわり」などの夏を連想させる歌詞を背景に16の頃のガールフレンドに想いを馳せるといった内容の歌だ。この歌かなり傑作だ。それ以外にも「夏うた」(Mステ風に言うならば)がたくさん収録されている。なぜかゲレンデらしき場所でスキーをしている冬の曲(「STRIPE! 」)も1曲ある。夏のアルバムなのに…。涼しくなれるから問題は無いけど。

問題があるとすれば「Hungry Spider」だろう。先述した「事件真っ只中に制作されたアルバム」な感じを聴き手に否応なく感じさせる曲だ。一度聴いただけでは歌詞の意味がよく理解できないが、「お腹のすいた蜘蛛」をメタファーに何が言いたいのかを考えると結構ドロドロでシビアな内容であることに気づく。夏中心の「Cicada」の曲たちの中で「Hungry Spider」は浮きまくっている。しかしこの曲単体は素晴らしい。というかマッキーの中で一番好きな曲だ。「夜に礼も言わず駆け寄る」という歌詞の譜割りは天才的(どんだけ頭が柔軟なんだというほどに)だしPVも良作(←ラストと紙芝居の絵が怖い)だし。自分は普段WMPで音楽を聴くことが多いのだが「Hungry Spider」の再生回数が一番多いくらいだ。

「Hungry Spider」をシングルでリリースした数日後にマッキーは捕まったわけで余計にこの歌と「Cicada」は問題作のレッテルが貼られている。しかし「Hungry Spider」の曲自体はハンパなく秀逸だし「Cicada」は夏に聴くのに打ってつけのアルバムだ。暑くて眠れぬ夜はぜひ「Cicada」を。


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