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岡村靖幸で「yellow」

明くる日の9月5日は待望の岡村靖幸のシングル「はっきりもっと勇敢になって」がリリースされる。なんだかんだで予約しないままズルズルと今日まで過ごしてしまった。まあ、発売日にタワレコに行けば(いくらマイナーな岡村ちゃんでも)さすがに2、3枚は陳列されているだろう。どんな曲なのだろうか。今から楽しみだ。最近は「フラゲ」なんて言葉があるようで、発売日の前日に買える場合もあるらしいが、どうなんだろうか。フラゲなんてナウい言葉は都心の書店やCD店で主に使用される言葉っぽいから僕には関係ないかもしれない。まあ、たったの一日早く手に入れられるだけだ。発売日を待とう。
さて、岡村靖幸熱が最近、高まってきているので岡村ちゃんのアルバムのレビューでも書こう。今日の記事ではファーストアルバムの「yellow」について書く。近いうちに、yellowからビジネスまでの計8枚のアルバムすべてについての感想も順次書く予定。


yellow(1987年3月21日発売)
記念すべき、稀代の天才・岡村靖幸のファーストアルバムだが、このアルバムでは岡村靖幸の熱狂的なファン(岡村靖幸中毒とでも形容しようか)はそれほど満足できない内容になっている。なぜなら、岡村靖幸らしさが発揮されていないからだ。多くの岡村靖幸ファンにとって彼の最高傑作は「家庭教師」だと思うのだが、家庭教師と比較するとyellowは殆どの点で劣るのではないか。しかし、それ故に、岡村靖幸の作品の中ではいわゆる「一般受け」が期待できる作品でもある。そういう意味では価値のある作品であるかもしれない。あの変態岡村ちゃんの作品が一般受けする内容となっている原因のひとつは編曲のクレジットを見ればわかる。編曲の欄には「岡村靖幸・西平彰」となっているのだ。これは単純に当時の岡村靖幸には編曲のスキルが無かったのだろう。なんたって「yellow」がリリースされたのは1987年である。岡村靖幸は22歳である。これは致し方ない。

ただ西平彰という人は80年代から現在までのJ-POPを語る上では欠かせない重要人物だそうだ。凄く才能のある人みたいだ。ウィキペディアで西平彰が手がけたアーティストの一覧が載っているのだが(コチラ)そうそうたるメンバーである。つまり、西平彰とは凄いお方なのである。岡村靖幸ファンとしては、「作詞・作曲・編曲はもちろん、ギターもベースもどんな楽器もすべて一人でこなしている」という自称・シンガーソングライターダンサーである万能な岡村ちゃんを期待してしまうが、まあしょうがない。くどいようだが、当時の彼は22歳だ。
収録曲で有名なのは「アウト・オブ・ブルー」だろう。一曲目に収められている。思うのだがシンガソングライター系のアーティストにとってファーストアルバムの1曲目というのはかなり重要度(あるいは思い入れの深い)の高い曲が多い。統計的にも間違いないと思われる。岡村靖幸にとっても「アウト・オブ・ブルー」は大切な曲なのだろう。ライブDVD「Date Love & Sex 88 」「Symposium」ではライブのラストの曲として歌われていることからも察知できる。

他の収録曲で現在でもフューチャーされている曲は2005年3月にリリースされた「ビジネス」でのリミックスで蘇った「チェックアウト・ラヴ」とライブDVD「Symposium」で披露された「ウォーター・ベッド」だろうか。この曲は原曲が良いから今聞いても全く古さを感じない。それに加えて今風のアレンジが施されているから相当かっこいい。特に「Symposium」の「ウォーター・ベッド」なんて古いどころか新しい。このバージョンのウォーター・ベッドを発売したら売れると思うのだが。しかし「yellow」でのウォーター・ベッドはテンポが遅すぎる。まるでバラードのようだ。正直かったるいが、このかったるさがエロくもある。また、この歌には、後の「聖書(バイブル)」でピークを向かえることとなるカタリが初披露されている曲でもある。
全体的に見ればロック調のアルバムであるが、「はじめて」「ホワイト・コラージュ」などのしっとりとしたバラードもあり、また、時代を感じさせるアレンジとなっている「レイン」。当時の日本の音楽シーンでは久保田利伸くらいしか居なかったと言われるブラックなリズムを鳴らしている「ヤング・オー!オー!」「彼女はサイエンス・ティーチャー」などのダンスチューンもありの非常にバランスの良いアルバムである。

個人的には、岡村靖幸のアルバムの中で最も聴かないアルバムである。しかし、岡村靖幸ファンのサイトなどを読むと意外と「yellowが一番好き!」という文章も見かける。はっきり言ってyellowが一番だなんて言ってしまう人は同じ岡村靖幸ファンでも僕とは話が合わないと思う。僕の望む岡村靖幸とは、やはり、家庭教師と靖幸に凝縮されている。変態で好きな異性に告白できないで、そんなフラストレーションを個性的な踊りでもって解消しているような…笑える岡村靖幸が好きだ。yellowからは岡村靖幸の変態チックな本性の片鱗は伺えるが、それよりも時代に迎合した没個性的な感じがする。ただyellowの一年後に発売されるセカンドアルバム、DATEでは岡村ちゃんワールドがジュバジュバ発揮されているので、yellowもそれなりに価値のある作品ではある。
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Comments

濃度
西平さんは本当に重要人物ですね、邦楽界の。ラルクがブレイクするきっかけの「Lied and Truth」もプロデュースしてたり。
アウトオブブルーだけはカラオケで歌っても同席する人に好評です。やっぱ岡村ちゃん濃度が「青年14歳」とかに比べると格段に薄いからですかね…。
Posted at 2007.09.04 (16:54) by shallow (URL) | [編集]
度数
へぇ~そうなんですか。「Lied and Truth」、好きです。ラルクの曲で一番すきなのは「虹」ですが「Lied and Truth」はベスト3に入ります。さすが西平さん。

アウト・オブ・ブルーは、岡村ちゃん濃度低いですね。歌詞を読んでも普通に意味が理解できますし。

Posted at 2007.09.05 (19:07) by yuji (URL) | [編集]
岡村靖幸 好きなんですね
岡村ファン 少ないですよね。。。
どうして、もっと評価されないんでしょう・・・
Posted at 2009.02.14 (22:32) by TS (URL) | [編集]
ファンが少ないのは自業自得な気がします(泣)
Posted at 2009.02.16 (23:42) by yuji (URL) | [編集]
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