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最近読んだ本の感想

書くことが特にない。でも、さすがに5日間もブログを放置するのもアレなので最近読んだ本の感想をちゃちゃっと書いてごまかそう。

そのケータイはXXで/上甲宣之
今ではすっかりメジャーな賞のひとつとなった「このミステリーがすごい!」の第一回目の受賞作だ。ストーリは…、山奥の村に旅行に行った女子大生二人(しよりと愛子)は、突然その村の人々全員から命を狙われる。逃げる女子大生の唯一の武器は、「謎の人物」からかかってきたケータイのみ。山奥に住む土着的な村人全員が、女子大生の命を狙う描写には迫力がある。夜の茂みに身を潜め、村人をやり過したり、時には戦ったり、ハラハラな展開が良い。「リアル鬼ごっこ」と雰囲気は似ている。
終盤に向かうにつれて、どんでん返しの繰り返しなのだが、最後の方の「謎の人物(物部)」としよりの対面シーンがちょっとひどい。以下ネタバレ。村人から命を狙われる女子大生のしよりを救うためにケータイで指示を出す「謎の人物」は物語のはじめから最後までケータイからの声だけで登場する。明確な指示で助けてくれる「謎の人物」にいつのまにしよりは好意を寄せる。その好意はいつしか恋心になる。で、最後の最後に「謎の人物」がしよりの前に姿を現す。しかし謎の人物の容姿は、肥満で汚らしい服を着た不潔な男だったのだ。あまりにもイメージとのギャップに混乱したしよりは、「謎の人物」を(命の恩人なのに)川に突き落としてしまう、というもの。「そのケータイはXXで」は要所々々に普通ではありえない異常な展開がいくつかあるのだけど、「謎の人物を川に突き落とす」シーンは傑作だ。

テニスボーイの憂鬱/村上龍
村上龍の名作といえば、群像新人賞を受賞したデビュー作「限りなく透明に近いブルー」か「コインロッカーベイビーズ」を挙げる人が多いと思うが、僕は「テニスボーイの憂鬱」を押したい。最近、テニスボーイの憂鬱を改めて読み返したのだが、村上龍作品の中ではダントツで名作だと思う。とはいっても、最近の村上龍の著作は全く読んでいないのだけど。
村上龍の小説には、下品で卑猥で反道徳的な描写や言葉がたくさん出てくる。特に初期の作品に多い。「限りなく透明に近いブルー」はドラッグとセックスに溺れた退廃的な若者の話だし。
「テニスボーイの憂鬱」では、いわゆる「下品で卑猥で反道徳的」な事柄はあるにはあるのだが、それらはすべて主人公の脳内で完結されている。文字だけ追えば相変わらず、放送コードにひっかかる言葉だらけなのだが、それらは主人公が脳内で思っていることなのだ。故に物語は割と普通だ。テニスが好きな大人の日常だ。脳内では常に、あらぬ事柄を考えているのに、実際は常識人としての体裁を保ち日常を送っているというのがリアルだし、また文学っぽくて好きだ。

ネバーランド/恩田睦
恩田睦といえば「夜のピクニック」だ。今年読んだ小説の中で「夜のピクニック」は一番面白かった小説だ。ということで、恩田睦作品をいくつか読んだのだけど「夜のピクニック」を超える作品はないみたい。もちろん人それぞれ好みは違うだろうけど。ただ、「ネバーランド」良い。恩田睦の得意とする「爽やかな青春もの」だ。面白いのだけど、登場人物が全員男っていうのがちょっとな…。801を連想させる描写も所々あるし。村山由佳もそうだけど女性作家はさらっと801風味を漂わす場合が多いんだよなあ…。

付記1
ふと思ったのだが、スマップの「どんないいこと」は名曲だと思う。

付記2
今日の記事は、約30分で書いたぜ。
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