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レディオヘッド/ニルヴァーナ

今月のロッキンオン(1月号)の表紙はトムヨークだ。話題のニュー・アルバム『In Rainbows』について語っている。今のところ、このアルバムを語る上で真っ先に浮かぶ話題は、価格を自分で決められるということだ。とある専用サイトでダウンロードする方式で聴くことができるのだが、その際の価格は自分で決められる。〝It's up to you〟(あなた次第)なのだ。こういうのって普通は下限価格が定められているものだ。最低でも1000円~みたいな。驚いたことに『In Rainbows』の下限価格は0円~だ。逆に上限価格(確か1万円くらいだったと思う)が決まっている。このニュースを知ったときは、絶対、0~100円くらいの安価で買う人が殺到するはずだと思っていたのだが、レディオヘッドファンは良心的な人が多いのか、殆どの人は通常のアルバム程度の価格でダウンロードしているらしい。意外だ。自分だったら絶対0円で買うけどな、正直な話。まあ、ダウンロード用の専用サイトまでアクセスして、さらにダウンロードするために何らかの登録をしたり等、諸々の面倒な工程をクリアする人は自ずとレディオヘッドの相当なファンだろう。故に良心的な価格になったのかな。

テレビ東京で放送されている日経新聞がスポンサーの「ワールドビジネスサテライト」では『In Rainbows』の購入方法が音楽業界の「新しい経営」という観点から特集されていたのだが、コメンテーターからは案の定、否定的な意見ばかりだった。ま、これ(ダウンロード販売)が将来主流になることはないだろうな。CDという形が無ければ、さすがに味気がなさ過ぎるだろう。レディオヘッドとしてもこの方式は急遽決定したものらしいし。

さて、今月のロッキンオン。レィディオヘッドやオアシスら現在でも第一線で活躍しているアーティストたちと並びニルヴァーナが特集されている。最近、紙ジャケでの再発やこれまで未公開だった貴重なライブDVDのリリースが重なったため、『ニルヴァーナが伝説へ昇華していった日々の記録』という特集記事が掲載されたわけだ。もう何度目だろ、ニルヴァーナ特集って…。僕の中で ニルヴァーナと尾崎豊は同じ棚に入っている。別にカート・コバーンと尾崎豊に共通したカリスマ性があるとかではない。音楽面でもニルヴァーナはグランジで尾崎豊はブルーススプリングスティーン(日本で言う浜田省吾系統)のようなストリートロックだし。共通点なんてない。むしろ対極の立場にある。僕が似ていると思うのは、死後の扱われ方だ。衝撃的な死後、爆発的に人気が出て(もちろん両者とも生前から人気があったが)マスコミから安易で記号的なメタ化をされ、過剰に神格化され伝説になった点が似ている。今回のニルヴァーナの紙ジャケや初公開の貴重映像のライブDVD化なんてのも、いかにも尾崎豊っぽい。もの凄い小出しにリリースしてんだろうな。尾崎豊ファンとニルヴァーナファンは限定的なある一面では相通じる点がある様な気がする。商品に出来る音源なり映像が残っているのなら焦らさないでさっさとリリースして欲しいものだ。

せっかくだから、「NEVERMIND」の個人的な感想を簡単に書いて今日の記事を終わろう。

ニルヴァーナの代表作にして全世界で売れまくった(1000万枚以上)セカンドアルバム「NEVERMIND」。このアルバムの大ヒットによってグランジが市民権を勝ち取ったとも言えるほどの記念碑的作品だ。ずっしりとした重量感のあるサウンドにカート・コバーンの野晒し且つ退廃的な声が絶妙にマッチしている。歌詞は井上陽水も驚きの意味不明で難解な歌詞だが曲はポップだ。ファーストの「BLEACH」、サードにしてラストアルバムの「IN UTERO」と比べると随分キャッチーだ。だいたい、1曲目の「Smells Like Teen Spirit」の出だしのギターリフからしてキャッチーすぎる(「ぷっすま」でもよく流れてますね)。売れる要素がたくさん詰まったアルバムだ。
最も衝撃的なのはラストの「Territorial Pissings」だ。声帯に深刻な傷が付くのではないかという程がむしゃらな歌唱法だ。完全にキレている。これぞグランジだ。そういえば昔、夏目房之介が漫画夜話でこんなことを言っていた。「漫画の文化がない異性人に漫画を伝える際は手塚治虫の漫画を渡せばよい」と。これはどういうことかと言うと、漫画の全ては手塚治虫の描く漫画に凝縮されているという意味だ。グランジについても同じことが言えるかもしれない。グランジを知らない人にグランジを理解させるには「Territorial Pissings」を、ひいては「NEVERMIND」を、聴かせれば良い。一発で理解できるだろう。
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