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岡村靖幸 ライブDVDレビュー(後半)

ファンシーゲリラ Video Shop 92★★★★
岡村靖幸のライブDVDのなかでは前作の「Live家庭教師'91」と双璧をなす程の人気を誇る、「ファンシーゲリラ Video Shop 92」。略称は「ファンゲリ」。1992年といえば岡村靖幸の親友・尾崎豊が亡くなった年であり、表舞台から遠ざかりはじめた年。引きこもりかけはじめた年であり、太りはじめた年だ。今の岡村靖幸と比べればファンゲリの頃の体型はまだまだ痩せている。しかし、僅か1年前に収録された「Live家庭教師'91」での激痩せしている岡村靖幸と比べたら確かに太りはじめていることは明らかだ。推測するに6~7キロほど増量していると思われる。この頃はまだ自分大好きなナルシスト気質だったためか、きっと自分のルックスが許せなかったのだろう。ファンゲリの映像は全編にわたり痩せて見えるように映像が加工されている。全体的に〝もや〟がかかっており、ボヤけている。さらに体系をシュッとスマートに見せたいのか縦長の映像になっている。明らかにアス比がおかしい。
映像に関しては残念だが、それを補って余りあるほどの魅力がファンゲリにはある。まずは歌唱力、といよりも「声」だ。艶やかな低音ボイスが非常に心地よい。エロい息遣いでねっとりと歌っている。今の声とは大違いだ。演奏レベルも高い。どの曲でもベースの音がやや大きめにめに入っているのだが、全くの音楽素人な自分はとりあえずベースの音ががフューチャーされていれば単純に「格好いいな」と思ってしまう。またライブ用に構成されたアレンジ(ファンゲリバージョン)で演奏されているのもうれしい。
見所は1曲目の「カルアミルク」だろう。曲が良いのは勿論だが、特筆すべきは、一通り歌い終わってからだ。後奏にのせてアドリブ(?)で歌いだすのだ。弾き語りの時のように、メッセージ性の強い言葉で歌っている。親友尾崎豊の死も多少は関係しているのかもしれない。結構長いことアドリブで歌うのだが、なかでも個人的に好きなフレーズは

せっかく生まれて来たからには
スーパーファミコンなんかには負けなくないぜ!
俺は靖幸ちゃんだぜ!
ファイナルファンタジーやドラゴンクエストや
女神伝説なんかにゃ負けたくないぜ♪

…岡村ちゃん節だなぁ、面白い。面白いといえば所々に、うつみ宮土理が登場する。岡村ちゃんが歌いながら胸元を露にするシーンでは突然画面の右下にうつみ宮土理がワイプで登場し「ワオッ」とか言ってる。DVDの最後には岡村靖幸とうつみ宮土理がスタジオらしき場所で談笑している映像が流れていたりして、ちょっとシュール。先述したようにただでさえ映像が加工されていて不思議な雰囲気が漂う動画なのに、そこにうつみ宮土理が現れた日には苦笑するしかない。ファンゲリのポイントは「声」。岡村靖幸のセクシーな歌声が聴きたい人におすすめ。

Symposiumフレッシュボーイツアー2003★★★★★
タイトルを見ていただければ一目瞭然だが、前作から単純計算するに11年経過している。20世紀から21世紀になり、もはや都市伝説化していた岡村靖幸の復活ライブ。会場はzeep東京。すっかり太り、自ずとダンスのキレは落ち、声は潰れ、高音域は出ていない。このDVDを見て失望した人もなかにはいるのかもしれない。…それじゃシンポジウムは駄作なのかと言えば違う。全然違う。文句なく5つ星!!このライブはある意味「Live家庭教師'91」を超えるほどの超傑作ライブDVDだ。声が出てないとか太っているとか、正直そんなことはどうでもいい。あの岡村靖幸が長年の沈黙を破り、以前とは変わり果てた姿になりながらも、果敢に一生懸命に歌っている姿、そして、そんな岡村ちゃんを暖かく優しく応援するファンの一体感が泣ける。背筋が震えるほどの感動的な素晴らしいライブだ。
サウンド面は近年の岡村靖幸らしい(アジャパイやら石野卓球あたりの影響によるものと思われる)いわゆるクラブっぽいアレンジを往年の名曲「スーパーガール」「生徒会長」「聖書」などに施されていてとても新鮮だ。オープニング曲は「いじわる」なのだが前奏がはじまってもステージ全体を覆い隠す大きなカーテンが張られている。結局歌いだしのAメロがはじまってもカーテンは閉ざされたまま岡村靖幸の歌声だけが響くという異様な展開。サビ直前になったところで一気にカーテンが開くわけだがそのときの岡村ちゃんの佇まいと怒涛の歓声。この演出は何度見ても痺れる。「いじわる」から「あのロン」までのメドレーは本当に一見の価値あり。そしてラストの「OUT OF BLUE」はもう圧巻だ。ファンと岡村ちゃんとの一体感は今まで見たどんなライブ映像よりも密接であり親密だ。人間味あふれる岡村靖幸と暖かい靖幸ファンによる驚異の一体感を体験したい人におすすめのDVD。

Me-imi Tour 2004★
アルバム「ビジネス」とともにリリースされ、現時点では一番新しいライブDVD。これをリリースした数ヵ月後に逮捕。そして裁判→オツトメ→出所→東京環境会議→はっきりもっと勇敢になって→告白ツアー→アンコールLIVE「告白」というような時系列になるわけか。「Me-imi Tour 2004」は殆ど見ない。やはり上記のような背景が嫌でも頭に入ってくるし、そういう目で見ると確かに目の下にどす黒いくまがあるし顔色は悪いし…あまり視聴して心躍る気分にはなれない。シンポジウムと比べるとファンとの一体感は希薄だ。ライブ自体もあまり盛り上がっていないように見える。
アルバム「Me-imi」からの先行シングル「ミラクルジャンプ」はなぜか収録されてないし、「真夜中のサイクリング」ではずっと前列の客席をうつしている。どういうことだ?極めつけは得点映像だ。本来は30分程度のオフショットがあるはずだったのに実際は打ち上げ映像の模様が1分程度あるだけ。残念な点が多い。…良いところも書こう。まずシンポジウムと比べると多少痩せている。自ずと動きもシャープになっている。名曲「19(nineteen)」が収録されているのは貴重だ。今や岡村靖幸の真骨頂となっている「ア・チ・チ・チ」から「聖書(バイブル)」のメドレーが見られるのはこのDVDだけだ。一番の盛り上がりは「ハレンチ」だ。もともとノリの良い曲だが編集の妙(最悪な編集だがハレンチは例外)もありかなり上出来。途中興奮した岡村ちゃんがバックダンサーを突き飛ばす所(演出だろうが)はユニークだ。…とまぁ半ば無理やり良いところを探してみた。zeepと比べると会場のキャパが大きすぎる(東京ベイNKホール)ため、自ずと岡村靖幸とファンの間の距離は遠い。そのため一体感が薄く全てが散漫になり盛り上がりの沸点が低くなっている印象がある。実際にこの日のライブに行った人の感想を読む限り、結構盛り上がっていたようだ。やはり編集かなぁ。あまりおすすめはできないライブDVDだ。
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Comments

・・・・・。
今日のニュースにて・・・。
残念ですね。3度目。
Posted at 2008.02.06 (08:19) by ぢもと (URL) | [編集]
ほんと残念です。
Posted at 2008.02.06 (21:24) by yuji (URL) | [編集]
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