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ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE

先日、『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』を観てきた。いつも、映画はJRタワーで観るのだけど、札幌では(というか北海道では)、ジャガーは札幌ファクトリーという大型ショッピングモールのみでしか上映されていないようなので、わざわざ札幌ファクトリーまで足を運んだ。予断だが、札幌ファクトリーって…もの凄い懐かしい。小学生の頃はよく家族で行ったなぁ。場所は札幌駅から割と近いのだが、歩くにはやや遠く(20分くらい)だからといって地下鉄を使うには近すぎるという地理的に非常に微妙な立地なので最近は全く足が向かないでいた。最後に行ったのは確か高校3年生の3学期。学校をサボって(高3の3学期というのはまるでサボるために存在するかのような学期ですよね)ハリーポッターの第一作を観に行ったな。それ以来だから7~8年ぶりってことか。

閑話休題。思っていたより客入りは良く、50人は入っていた。驚いたことに9割は女性。しかも若い。たぶん二十歳前後だと思われる。前の席の人が周りを見渡してからボソッと「女子高みたい」と言っていたが、本当にそんな感じだった。この客層のためか劇中はドッカンドッカン笑いが絶えなかった。去年の「『大日本人』とは大違いだ。当たり前か。大日本人は男が多かったし、その大半は松本人志という唯一無二の存在を念頭に置いていただろし。単なるコメディ映画なのに、まるでゴダールやクロサワの映画(どちらも観たことないけど)を観るかのような心持で見ていたような気がする。それに比べて、ジャガーは、監督がやしろ食堂でお馴染み「天才たけしの元気が出るテレビ」のディレクターだったマッコイ斉藤、脚本が「はねるのトびら」の放送作家で元お笑い芸人のオークラ。そして原作者がうすた京介である。ネーミングからしてゆるい。この面子では誰もジャガーに高尚な芸術性なんて求めないだろう。故に肩の力が抜けた状態で観ることが出来た。

以下ネタバレあり。
自分の好きな漫画が映画化になる際は基本的に期待値を低くしておかないと往々にしてがっかりするものだ。なので、「どうせ、面白くないんだろうなぁ……そもそも実写化なんて無理に決まってるし…ジャガーは漫画だからこそ笑えるんだ…」とネガティヴな自己暗示を事前にしていたのだが、そんな暗示などいらないほどに面白かった。ごくごく自然に笑ってしまった。さすが、お笑い番組に携わっている人達が制作しているだけある。全体的に演出がバラエティ的だ。その象徴的なシーンとしては、しつこくラップを披露する小木に思わず要潤が一瞬ニヤけてしまい顔を背けるのだが一瞬にして表情を真顔に戻す所だろうか。バラエティ的というかダウンタウン的というか。たぶんアドリブで演技しているのだろう。そのゆるさがうすた京介の世界観に近い。

主要キャラクターの配役が完璧だ。ピヨ彦役の大村学はどこからどう見てもピヨ彦だ。口を大きく開けて驚いている表情やセリフまわしは、原作のイメージ通りだった。ジャガー役の要潤もミステリアスで何を考えているのか全く理解不能な雰囲気はいかにもジャガーさんっぽい。ただ、確かにハマってはいるのだけど、終始大人しく冷静な時のジャガーだった。理不尽にわけのわからないことをがむしゃらにやる激しいジャガーが少なかったのが心残り。一番秀逸な配役はハマー役の小木(おぎやはぎ)だ。小木なんて登場しただけで結構な笑いが起こったくらいだ。ハマーのウザさをここまで自然と表現できたのは、小木の演技力というよりも小木の先天的な資質(ウザさ)によるものだろう。映画の後半ではハマーの忍者時代の師匠・影千代役として板尾が登場する。ハマー役の小木と影千代役の板尾。この二人がコンビを組むのだ。これには否が応にも期待してしまう。どのような怒涛の笑いが繰り広げられるのだろうか、と。しかし、どうも板尾の扱いが悪い。結局、最後まで板尾にはおいしい所がひとつもなかった。確かに影千代というキャラは元々それほど吹っ飛んだキャラではない。しかし演じているのは板尾なのだから、もうちょっと〝遊び〟が欲しかったなぁと思う。もったいない。だって板尾だよ。

この映画は原作漫画をコミックやジャンプで読んでいる人じゃないと面白くないだろう。上記のような配役の妙も原作を知らなければわからない。基本的に原作を読んでいない人でもついてこられるような作りにはなっている。しかし、ジュライのポギーが普通の歌を歌っているシーンや愛くるしいロボット・ハミィが何の説明もなく、前後の繋がりも皆無な状況でさりげなく登場するシーンで、客に笑いが起こったということは、漫画ジャガーの愛読者だからに他ならない。原作を知らなければ「ん?」と思うだけだろう。特にハミィなんて本当に何の前触れもなく現れるし。原作を知っている人だけがわかる小ネタが所々ある(うすた京介本人が出演していたらしいが見つけられなかったなぁ)。そういう意味では原作漫画を読んでいるか、いないかで面白さが大きく違う映画だ。
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