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幽遊白書が読み継がれないワケ 後半

「幽遊白書が読み継がれないワケ」に、これといった明確な理由は無いと思うけど、いくつか強引に捻り出してみよう。「幽遊白書が読み継がれないワケ 前半」を読まず、下の文章を読むと「別に今でも普通に読み継がれてるじゃん」といった感想を抱く人が出てくると思うのだけど、これはあくまでも、ジャンプ黄金期を支えたドラゴンボール、スラムダンクの2作品と比較した場合である。一般的な漫画としてであれば、十分「幽遊白書」は読み継がれている方だ。
90年代前半おける、幽遊白書の人気はあのドラゴンボールと肩を並べるほど絶大だった。アニメ「幽遊白書」の平均視聴率は17.6%であり、スラムダンクよりも高視聴率だった。幽遊白書は一大ムーブメントだった。それなのになぜ、現在2008年において「幽遊白書」はパッとしないのか?つまり、ドラゴンボール、スラムダンクという今や日本を代表する2大漫画と比較した上での〝読み継がれないワケ〟である。
一応断っておくが、読み継がれないワケを書くわけだから、以下の文章は基本的に全てネガティヴな内容である。あしからず。

その1、前半は下手、後半は雑

まず、最も基本的な問題だが、絵のクオリティが低い。物語の前半の乱童やら朱雀と戦っていた頃の絵のスキルは(今の冨樫と比べると)低い。これは冨樫が手を抜いているわけではなく、基礎能力としてまだ未熟だったからだ。ジャンプ編集部は「絵の上手さ」よりも、漫画家としての将来性を優先する傾向にあるようなので、デビューから間もない頃の新人の絵が下手なのは珍しいことではない。むしろ、最初から抜群に絵が上手だった鳥山明の方が異端だ。冨樫は連載しながら成長していった。「レベルE」や「HUNTER×HUNTER」を見れば一目瞭然だ。驚くべき早さでメキメキ成長したのだ。しかしながら、幽遊白書の前半は一生懸命書いているもののあまり上手ではない。
後半になるにつれ、絵は上達していく。しかし、残念ながら後半は雑だ。どんどん手抜きになる。故に背景はどんどん白くなる。「これだったら俺でも描けるぞ」と素人に思わせるようなコマが散見されるようになる。まぁ、冨樫の悪い意味での真骨頂である。というわけで、前半は下手で後半は雑。ストーリーは面白くても絵がアレだとなかなか熱心には読み継がれないだろう。

その2、「HUNTER×HUNTER」と被ってる
現在連載中の「HUNTER×HUNTER」と「幽遊白書」の類似点は多い。念と特殊能力、暗黒武術会と天空闘技場、似たようなキャラクター、主人公の父親の存在、などなど、同じ作者なのだからしょうがないが、でも、被っている所が多ければ多いほど、それなら「HUNTER×HUNTER」を読めば済んでしまうってことにならないだろうか。傑作漫画「HUNTER×HUNTER」と比べると幽遊白書の影はどうしても薄くなる。絵だってハンターの方が上手だし。

その3、敵が地味
幽遊白書のメインの敵キャラといえば、戸愚呂と仙水の二人だ。この二人の服装は非常に地味である。戸愚呂は深緑のジャケットに黒のパンツ。髪型はごくごく普通。サングラスが唯一にして最大のアクセント。戦闘時も筋肉を増大させるだけ。これといった技はない。50%、80%、100%と自分で口にし、その分だけ筋肉を大きくさせるだけ。そして、仙水の服装は部屋着だ。黒のパンツに黒の長袖シャツ。ラフ過ぎる。髪型はタモリのようなオールバック。これといった必殺技もない。何回か変身するが、ダサイ鎧が纏われるだけ。バトルものの少年漫画にとって敵キャラはある意味主人公以上に魅力的でなければいけない。戸愚呂と仙水は地味。華やかさにかける。

その4、幽助の服装が80年代後半
主人公の幽助の服装が時代を感じさせる。戸愚呂との対戦の時はジーンズに白いTシャツ。しかもシャツはズボンにIN。シャツの袖は肩までめくっている。これじゃ尾崎豊である。また、制服以外のときの格好はノーネクタイにジャケット、まるで一世風靡セピアのようだ。しかも幽助は中学生。このダサさは今の時代には受けないかも。

その5、冨樫義博氏の人間性
冨樫は言うまでもなく、ダメ人間である。少なくとも世間的にはそういうレッテルが貼られている。休載の多さは群を抜いているし、落書きのようなネーム状態の絵を掲載したり(ジャンプ編集部の責任でもあるけど)もしている。作品は面白いが人間性はどうなんだろう?愛すべき漫画家なのか?と考えたとき、鳥山明や井上雄彦などと比較すると残念ながら劣る部分がある。本来ならば作者と作品は別々であるが、読み継がれない理由の一旦となっていても不思議ではない。

その6、戸愚呂がB級妖怪という設定
服装は地味でありながらも、戸愚呂は一番人気のある敵だったし、幽遊白書が一番輝いていた絶頂期にメインで出ていたキャラクターである。DBでいえばフリーザのようなものだ。その戸愚呂がB級妖怪だったという、読者を騒然あるいは失望させる設定は暴挙である。ちなみにフリーザも後にトランクスに瞬殺されるわけだが、戸愚呂とフリーザは違う。フリーザは根っからの悪者だが、戸愚呂は根はいい奴であり、それなりの過去を背負っている。ナイスガイだった。そんな愛すべき戸愚呂がB級妖怪ってのはちょっと…。

その7、子供向け漫画
大人が読んで楽しめる要素がやや足りない。特に暗黒武術会。ひたすらトーナメント戦が描かれているが、アレは今読み返してみると結構中弛みを感じる。そもそも何のために戦っているのかがわからない。戸愚呂と幽助の戦いはストーリー上必要であり理解できるが、それ以外の戦いは、子供向けの享楽だ。


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Comments

ド~モです♪
え~と読まなくなった理由は “その7” が一番近いかなぁ。
DBで言う天下一武道会的なヤツが始まったときに、僕の中で
「あ~終わったな」と。今ではその前のストーリーさえ覚えてませんけど。

絵の質に関しては、特に下手だったという事はないと思いますよ?
もちろん漫画家は皆、描く毎に上達するとは思いますけど。
“てんで性悪~” の頃から、独魅力な女性(笑)を描いてたし。
yujiさんも言うように、彼より酷い絵はザラにあったので
絵はそんなに問題じゃないと思うな~。
Posted at 2008.05.17 (01:18) by ぶる山 (URL) | [編集]
今改めて読むと、暗黒武術会(天下一武道会的なやつのこと)はちょっと退屈な部分がありますね。「あ~終わったな」って感想も分かります。

そこら辺の漫画家と比べたら遥かに上手い方ですよね。ただ、鳥山明、井上雄彦の絵と比べたら(比べるのもかわいそうだけど)ちょっと劣るかなぁ、と。
冨樫の描く女性キャラはいいですね。女性キャラに関してはハンターより幽白のほうがレベルが高いです。
Posted at 2008.05.17 (03:16) by yuji (URL) | [編集]
少なくともワンピース、NARUTO、BLEACHよりは人気で面白いですよね
Posted at 2009.11.02 (07:21) by nanasidesu (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
個人的に面白さではダントツで幽白ですが人気面では
ワンピース>NARUTO>幽白>BLEACH
かなぁ、と。
Posted at 2009.11.04 (21:15) by yuji (URL) | [編集]
絵に関して言うと
初期の方も決して下手ではないと思うのですが、やはり
14巻~最後あたりが一番綺麗な絵だったなあと思います。

自分的には幽白が一番好きなマンガですね。
ただ最後の終わり方がちょっと唐突だったけど笑
アニメのOPとEDもいい曲ばっかですしね。

それにしても冨樫先生は本当に絵やストーリー構成が
上手だと関心しちゃいます。
宝の持ち腐れってやつでしょうかね。
自分もあんな才能欲しいです。
Posted at 2009.11.20 (22:16) by しいか (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
幽白良いですよね。たまに読むと小学生の頃を思い出して、ノスタルジックな気持ちになります。

>アニメのOPとEDもいい曲ばっかですしね。
激しく同意です。本当に名曲ばかりですよね。
Posted at 2009.11.21 (21:44) by yuji (URL) | [編集]
自分は90年生まれなので黄金世代からは丁度ずれてる世代です
ですが幽白だけは従兄から借りた単行本とかでちびちびと見てました
自分は最初の探偵をやってる話が一番好きでした
10歳くらいにナルトが始まるまで本誌でジャンプ作品を読むことはありませんでした
ワンピースもアニメでいいやという感じでしたので
当時仙水や骸の言っていることが何が何だかわからないで混乱した記憶があります
そこが一般的に受け入れられてない原因なんじゃないでしょうか
Posted at 2010.09.16 (05:25) by 名無しさん@ニュース2ちゃん (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
霊界探偵のほうがわかりやすいし、少年漫画チックな面白さがありますよね。「言っていることが何が何だかわからない」のが本来の冨樫らしさのような気もするし、ってことは冨樫さん自体が一般受けしないのかもしれないですね。
Posted at 2010.10.03 (21:29) by yuji (URL) | [編集]
でも知る人ぞ知る「隠れた名作」って感じで
いいじゃないですか^^

最後らへんはやっぱり雑ですよね…
最終回の写真ヒラリは泣けましたが。
Posted at 2013.03.26 (15:05) by nanasidesu (URL) | [編集]
なんのために戦っているのかわからない

い、言われてみれば・・・!!!!!

でも読み続かれないのは悲しい(´・ω・`)
隠れた名作みたいになるのはもったいない。
てか冨樫漫画かけや
Posted at 2015.07.25 (12:54) by 暗黒武術会 (URL) | [編集]
暗黒武術会
本当、「冨樫漫画かけや」の一言に尽きます(笑)
Posted at 2015.08.02 (20:12) by yuji (URL) | [編集]
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