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250円コーナーに潜む名盤

ブックオフのアルバム250円コーナーが好きだ。定価3000円のアルバムを250円で買えるというお得感はもちろんだが、それよりも特筆すべき点は250円コーナーの棚のラインナップだ。2008年において時代錯誤な90年代のミュージシャンのCDがバンバン置いてあるのだ。GAOとかヒステリックブルーとかWANDSとか岡本真夜なんかが我が物顔で陣取っている。

250円コーナーにおける、時代を超越したカオスなラインナップがたまらなく好き。サブカル魂の血が疼く。250円コーナーのなかのお買い得品は――まあ普通に考えれば――現在でも第一線で活躍しているミュージシャンが90年代中盤にリリースし、バカ売れしたアルバムだろう。ビーズやらドリカムやらグレイやらラルクやら安室やらZARDあたりのバカ売れしたアルバムは現在価格破壊の末、250円で置いてある。

上記に挙げたミュージシャンのファンに最近なった人は、ブックオフの250円コーナーで過去の作品を買え揃えれば、これほどお得な話は無いだろう。最近ビーズのファンになった人が居たとしたら、今週リリースされる4200円のベストアルバム「ULTRA Plasure」を買うよりも、250円コーナーに置いてある過去のビーズのアルバムを買い占めたほうが(…4200円あれば16枚も買える!)お得だろう。まあCDが売れない時代にこんなことを言うのもアレだけど。

しかし、もっとお得なのは廃盤になっている隠れた名盤だ。つまりは掘り出し物ってヤツ。廃盤になっているということは、つまりは需要が無いわけだが、「人気が無い=駄作」とはならない(そんなこと言うまでも無いか)。ということで、今日は僕の独断と偏見で選ぶ250円コーナーの隠れた名盤やミュージシャンを紹介する。


●TIME THE MOTION/小比類巻 かほる★★★
こひるいまき、と読む。岡村靖幸と同じく80年代後半にエピックからデビューした歌手。シティハンターのオープニング曲「City Hunter~愛よ消えないで~」は誰もが一度は聴いたことがあるであろう名曲。注目すべきは6枚目のアルバム「TIME THE MOTION」。このアルバムに収録されている、「MIND BELLS」と「BLISS」の2曲はなんとあのプリンスがプロデュースしているのだ。曲自体はモロプリンスの曲って感じで、小比類巻かほるの声とは正直あまりマッチしていない。プロデュースというよりは、プリンスの膨大な曲のストックの中から適当に2曲選んで歌わせた、といった印象。しかしあのプリンスが日本人歌手のプロデュースを手掛けたのは、小比類巻かほるが最初で最後である。これは一聴の価値アリ。

●馬渡松子★
この人も難しい漢字だな。まわたりまつこ、と読む。幽遊白書の主題歌を歌っていた人と言えば分かる人も多いだろう。幽白のOP「微笑みの爆弾」(アリーガトーウゴザイーーマス!!♪)や「ホームワークが終わらない」「デイドリーム・デイジェネレーション」あたりが代表曲なのだが、どれも名曲である。馬渡松子はアニソン歌手ではなく、作曲、編曲を自らこなすいわば女版岡村靖幸のような実力派ミュージシャンだ。音楽のジャンルもソウルフルでブラックミュージックテイストな所は岡村ちゃんっぽく、聴き応えがある。元ドリカムのバックコーラスをやっていただけあり、歌唱力が凄く高い。歌声が幽遊白書に登場するコエンマの声(クリリン、ルフィの声の人)に似ている。なので馬渡松子のアルバムを聴いていると、まるでコエンマが歌っているかのように聴こえてちょっと面白い。

●3・2・1 /zilch★★
hideのソロアルバムは250円コーナーに置いてないが、zilchの「3・2・1」はなぜか結構な頻度で置いてある。一般的には、hideのソロ作品よりこちらのほうがレアなアルバムだと思うのだが、ブックオフの市場メカニズムのなかでは、「zilch」の方がランクが極端に下らしく250円で買える。ナイン・インチ・ネイルズを2,3千円払って買うくらいだったら「zilch」を250円で買ったほうが賢い買い物かもしれない。

●オリジナル・ラブ★★★★★
フリッパーズギターやピチカートファイブと同じ系統として語られることの多い、渋谷系(渋谷系って何だ?)のオリジナル・ラブ。良質な音楽を世に発表し続け、ファロワーもたくさん現れるほどの実力派バンド。J-ポップの良心でありながら、250円コーナーの常連なのが悲しい。

●林田健二★★★★★
曲の提供が多いので作曲家として裏方のイメージが強いが、昔は〝林田健二〟名義でアルバムを何枚か出している。SMAPに提供したクオリティの異様に高いファンク系の曲(「$10」「青いイナズマ」「KANSHAして」など)を思い起こせば直ぐに分かるだろうが、ほんのちょっとだけ岡村靖幸に似ている。林田健二も岡村靖幸のようにライブで「フォー」と叫んだり、踊ったりするらしい。岡村靖幸の代わり(お茶を濁す程度になら)に聴くのにちょうど良い曲がたくさんある。特に「RAPHLES Ⅴ」は名盤。


付記
★はブックオフの250円コーナーに置いてある確立を5段階で示したものだ。★が多いほど置いてある確立が高い。札幌市内にある数件のブックオフを基準としているため、統計学的には全く信用できないが、大きな間違いはたぶんないと思う。
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Comments

回顧
1995~2000年はアメリカにいたので、99年辺りに一時帰国した時にHideが死んでしまったと知りショックを受けました。Zilchのアルバムもその時買いました。独特のセンスがあって外人メンバーも引き込んでさすがじゃんと思いましたが、死んでしまったら終わりです。。。。
中2の時にXの横浜アリーナのコンサートに行ったのですが、Yoshikiが途中で例のごとくぶったおれ、コンサートは30分もしないうちに終了してしまいました。当時、Xのファンクラブで優先予約した私はかなり良い席だったので、メンバーの表情が見てとれました。Hideが私のほうを見てニコッと笑ってくれたような気がして凄く嬉しかったのを覚えています。なんか心が触れ合えたような気がしたのに、この世からいなくなってしまったと聞いて余計に悲しかったです。それでも短い間に彼が残したものは大きかったと思います。
ちなみに、Nine Inch Nailsは私もアルバムは買ったことないので、シングルカットの昔の曲しか知らないけど、"The Perfect Drug"、"Hurt"は名曲だと思います。"Closer","Something I can never have"もかっこいいです。You Tubeで視聴する限り最近の曲は確かにつまらないかも。靖幸みたいにあれもこれも素晴らしいというわけにはいかないみたいですね。
Posted at 2008.06.17 (09:54) by Romi (URL) | [編集]
不測の事態が起こったときのHIDEってすごく頼もしいしですよね。HIDEの言うことならまず間違いないだろう、みたいな絶対的な安心感があった気がします。ニコっと笑っていたのも動揺するファンに対して「ゴメンな~、よっちゃん倒れちゃってさ」みたいな気さくなニュアンスを示していたのでしょうかね。いいエピソードですね。

NINはHIDEを筆頭に多くのミュージシャンが絶賛していたのでファーストアルバムだけ買ったのですが、あんまりしっくり来ませんでした。ZilchにはNINの元メンバーもちょっとだけ参加しているらしいですよ。
Posted at 2008.06.17 (23:12) by yuji (URL) | [編集]
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Posted at 2008.06.18 (11:18) by () | [編集]
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