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岡村靖幸の歌唱力を舐めるなよ

1995年にリリースされた5枚目のアルバム「禁じられた生きがい」以降岡村靖幸は表舞台から姿を消し引きこもった。シングルのリリースやプロデュース業による活動はあったが、表舞台に立ちファンの前に姿を見せる機会は無くなった。そして、21世紀に突入してからロッキングオンの編集長だった鹿野さんと出会い徐々に(まるでリハビリのように徐々に)復活の手筈を整え、2003年に久々の全国ツアー「フレッシュボーツアー」で復活した。

復活したものの、2003年以降の岡村靖幸に対して、多くのファンは主に二つの改善点を口には出さずとも胸の内に抱いていただろう。ひとつは体型。もうひとつは声。はっきりと言ってしまえば、数年ぶりに復活を遂げた岡村靖幸は、凄く太っており、歌唱力はひどく劣化していた。

このような近年の状況から岡村靖幸は一般的に「歌唱力に難あり」な部類にカテゴライズされがちだ。僕も正直2003年以降の岡村靖幸の曲を聴くたび「声がもうちょっと、どうにかならないのか…」と常々思っていた。でも、これは間違いだ。いや、間違いというか…もっと正確な言葉で表現するなら「正当ではない」だろうか。というのも、先日YOUTUBEでつんくが歌っている「イケナイコトカイ」を視聴し、その後YOUTUBEの画面の右側に表示される関連動画のなかから「ライブ家庭教師91」で岡村靖幸本人が歌う本家の「イケナイコトカイ」を聴いた。つんくと本家の「イケナイコトカイ」を立て続けに聴いて僕は思ったのだ。「岡村靖幸は歌が下手」というのは正当ではない!と。

論より証拠。まずは、つんくが歌う「イケナイコトカイ」を視聴してみよう。


結構前からアップされている動画なので岡村靖幸ファンなら既に一度は視聴したことがあるだろう。つんくの歌う「イケナイコトカイ」を俯瞰し冷静に評するならば「上手く歌えている。決して悪くはない」という意見が大半を占めるのではないかと個人的には想像する。もともとつんくは歌が上手い方だ。抜群に上手いというわけではないが、プロの歌手として平均的な歌唱力を有している。また、歌を実力以上に上手く聴こえさせる術や小手先のテクニック(ブレスやファルセット)のバリエーションは、―――彼のプロデュースするモーニング娘の歌い方にも如実に現れているように―――幅広い。それらを加味した上で総合的に「歌い手・つんく」を眺めた時、つんくは上々の実力を備えた歌手といえるだろう。

では、次にこちらの動画を視聴してみよう。


御存知、傑作ライブDVD「ライブ家庭教師91」に収録されている「イケナイコトカイ」だ。贔屓は一切なくし陪審員の如く公正につんくの「イケナイコトカイ」と比較してみよう。どうだろうか?あらゆる点で岡村靖幸のほうが勝ってはいないだろうか。はじめの歌いだしの「イケナイコートカ~イ♪」の第一声の声量からして大人と子供ほどの違いがある。ファルセットの響き具合も格が違う。後半、座り込みマイクスタンドを抱えるように持ちながら、まるで感情の塊を直接吐き出すかのように地声を搾り出す歌唱法は圧巻だし、パフォーマーとしての表現力も豊かだ。桁違いに岡村靖幸の方が上だ(ちょっと贔屓目過ぎるかな?)。

断っておくが別につんくを貶しているわけではない。上述したようにつんくの歌唱力は〝上々〟なのだ。つまりは岡村靖幸の歌唱力が半端なく高い、ただそれだけのことなのだ。そう、岡村靖幸は歌が上手いのだ!近年は声が潰れているため下手に聴こえるが本来は上手いのだ。これほどまでに本来は上手い人なのに、2000年代に入ってからの声帯の不調により、歌が下手というレッテルが貼られてしまうのはちょっと酷というか、〝正当ではない〝と思う。〝岡村靖幸の歌唱力を舐めるなよ〟と思うのだ。岡村靖幸の歌唱力を再確認させてくれたつんくに感謝したいと思う。

それにしても、昔はこれほどまでに超絶な歌唱力を誇っていたのに現在は一歩間違えればそこら辺の素人よりも声が出ないという状況はかなり深刻だよなぁ。岡村靖幸の胸中には計り知れないほど辛いものがあるのだろうな。歌を歌うたびに全盛期の頃の、ファルセットはガンガン響き、声にはハリと伸びがあった自分を嫌でも思い出すだろうし、そのたびにジレンマに陥るだろう。岡村靖幸自身には上手に歌えていた頃の感覚や記憶がリアルな残像として今でも残っているだろうし。
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Comments

こんばんは
桜井さんのカルアミルクもつんくのイケナイコトカイにしても、私には岡村靖幸と比較できません。
彼らはそれぞれ上手だとは思いますが、やはり岡村靖幸の歌は岡村靖幸が歌わないと価値がないと思います。
最後のmy girl my girl...のところは鳥肌が立ちます。個人的に愛してくれないも大好きです。
今はこの辺のファルセットは出ないのかな・・・。

Posted at 2008.06.20 (22:46) by pesca (URL) | [編集]
こんばんは
桜井さんもつんくさんも自分の色をうまく取り入れながら歌っていて、秀逸なカバーだと思います。でも、確かに、比較できないですね。岡村靖幸の曲は岡村靖幸の一部というか、内部化しているというか、すごく曲と本人が密接している個人的な歌なので(歌詞に自分の名前が出てきますし笑)、他人が歌うと違和感がありますね。

最後は凄いですね。マイクからあんなに離れて戻ってきて…カッコイイです。何回も見てしまいます。
Posted at 2008.06.20 (23:46) by yuji (URL) | [編集]
岡村ちゃんの声がどんなに劣化しても、私たちの心は変わらず震えます。歌を聴くのは耳だけではないから。

ところで私、日本のアーティストの分類は「岡村靖幸」と「岡村靖幸以外」の二つだけだと思っております(笑)。歌唱力うんぬん以前に、両者を比較するなんて考えたこともありませんでした。
Posted at 2008.06.21 (05:03) by 志織 (URL) | [編集]
岡村ちゃんが他人の歌を歌うと
それだけでなんだか嬉しいのに、
ほかの歌手の歌を歌うとなんでこうも
腹立たしくなるんでしょう。
とくに、男には歌ってほしくないとさえ思います。
女がカバーするのはいいんです、でも男はダメだ・・・
やっくんはいいけど。
(男ですかね?私、海外にすんでるのでよく知らないんです・・・)

つんくも桜井さんも、
奥さんはタレントとかモデルとか、
私生活で成功してそう、女に不自由しなさそう・・・、
そういう人が岡村靖幸の歌を歌っちゃだめでしょう!
むちゃくちゃ勝手な言い分だけど(笑)
思い入れ深すぎて自分でも怖いですねえ。
Posted at 2008.06.21 (10:35) by sat (URL) | [編集]
・志織さん
「岡村靖幸」と「岡村靖幸以外」とは、すごい分類ですね。志織さんにとって岡村ちゃんはダントツでフェイバリットアーティストなんですね。
確かに比較するだけ野暮ですね。

・satさん
つんくも桜井さんも、も~の凄く成功者ですね。ただ、この二人は(ご存知だと思いますが)、どちらもデビュー前に岡村ちゃんに憧れていたらしいですよ。
桜井さんは、第二の岡村靖幸を一時期目指していて、つんくはカルアミルクに出てくる六本木という歌詞を聴いて東京に想いを馳せていたとか。

やっくんは男です。2008年6月現在、やっくんをテレビで見かけることは残念ながらほぼありません。
Posted at 2008.06.21 (23:36) by yuji (URL) | [編集]
この映像は・・(長文お許しください)
知りませんでした!例の王子様悩殺ブラウス(爆)で聞いてました。ありがとうございます。
声、出てますよね。。今出ないのは薬物のせいなの?><でもここまで感情を表現できる歌手、誰もいないです・・私もピアノを演奏する時、ヘタだろうが音が悪かろうが、伝えたい事だけはきちんと表現できたらどんなに素晴らしいかと思います。

調べるうち、謎な部分が多々あり・・何故絶頂期を迎えていたのに、表舞台から退いたんだろうって思うのですよ。自分は愛してた人との別れが原因としか考えられないのですが。復活した仙台の動画で、誰かの為に曲を造った事あるといってたけど、一曲でなく全作品だと思ったり(笑)ただ5年彼女がいないといってたのは本当かもしれないと。恋に真剣で、遊び人にはとても見えないし、その分傷ついた場合、脆くて壊れやすいのかなあ。なんて・・

つんくも悪くはないけれど・・桜井さんのカルアは好きですが、ミスチルの恋唄は優しすぎるイメージが強いです。今夜も鑑賞会で眠れそうにありません。。
Posted at 2008.06.22 (16:18) by daisy (URL) | [編集]
岡村靖幸の全ての動画のなかで、この映像は一番声が出てると個人的には思います。そんな凄い動画ととつんくを比べるのはちょっと可哀想かな。
感情の表現に長けている歌手といえば、岡村ちゃんの親友だった尾崎豊も凄かったですよね。

表舞台から退いた理由ですが、ファンの間では以下のような説が有力なようです。

1、親友尾崎豊の死
2、90年代の援助交際やブルセラなどの流行に混乱した。
3、太り声が出なくなった。
4、4枚目のアルバム「家庭教師」は相当自信作だったのにあまり売れなかった。
5、「家庭教師」以上の作品が作れないから
6、クスリに手を出しちゃったから

こんな感じでしょうかね。今になってみれば、やはり薬物の影響が大きいんでしょうかね。
Posted at 2008.06.23 (23:30) by yuji (URL) | [編集]
個人的にはこのニコ動のイケナイコトカイが一番すごいと思いました。日本人離れしたこの感性に脱帽です。上手いとかいう次元超えてます。靖幸みたいに歌える人はいません。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1374967

近年声が出ないのは、やはり薬物の影響が大きいと思います。
肺や喉に影響するみたいですから。

声ののびが悪いという自覚症状もあり、最近は声よりも音で遊べるテクノ系の音楽が多いということもあるかもしれませんね。

岡村さんは声が昔ほど自由に出せないですが、それでも胸にジンとくる歌唱力があります。ファミリーチャイムや未完成とか好きですし。
すごい人だと思います。せっかくの宝物、今からでも大事にして欲しいです。
Posted at 2008.06.25 (13:01) by Romi (URL) | [編集]
これもいいですね。「イケナイコトカイ」は歌唱力や表現力があればあるほど輝く楽曲のような気がします。いい曲だなー。

やっぱり薬物ですか。薬物で捕まる前までは、てっきり太ったから自ずと声が出なくなったものだと…、だから痩せさえすれば声は復活し、ダンスはキレキレ、岡村ちゃんは自分に自信が出てまた全盛期のようなナルシストになるんじゃないかみたいな、復活の青写真(今思えば楽観的だな)を構想出来てたんですけど、薬物だとそう簡単にはいかないですよね。

ピンチはチャンスじゃないですけど、今の声だからこその楽曲や歌唱法を模索している所は偉いというか健気だと思います。
Posted at 2008.06.28 (16:21) by yuji (URL) | [編集]
私の大好きなアーティストの一人にエアロスミスのSteven Tylerがいます。彼と他のバンドメンバー全員薬物乱用で一時どん底を経験したけど、がんばって復活しました。高校生の時”Amazing"を聞いてなぜか涙がでました。靖幸にもなんとかがんばって元気を取り戻してほしいです。” You have learn to crawl before you learn to walk" (from Amazing)
Posted at 2008.06.30 (15:46) by Romi (URL) | [編集]
海外のロックバンドは薬物でどん底見るケースが多いみたいですね。でもタフに復活する人もたくさんいるんですね。靖幸にも頑張ってもらいたいです。
Posted at 2008.06.30 (23:46) by yuji (URL) | [編集]
つんくの動画をアップしたものです
つんくは岡村靖幸のファンだったそうで、
彼の楽曲・歌い方・パフォーマンス、すべてにおいて彼の影響を大きく受けてます

つんくも、近年、のどの障害で声が劣化して高音が出ません
ボーカリストにとって、声が出なくなるのは悲しいことですね
Posted at 2009.06.06 (22:01) by oknytb (URL) | [編集]
コメントありがとうございます。
確か「カルアミルク」を聴いて六本木に憧れを持っていたとかいうエピソードがありましたっけ。

> ボーカリストにとって、声が出なくなるのは悲しいことですね
本当に悲しいです。なんだか、残酷ですよね。
Posted at 2009.06.07 (00:15) by yuji (URL) | [編集]
つんく♂と歌い方や発声法も違うので、どちらがうまいとは言えないと思います。
Posted at 2015.05.18 (17:31) by トーマス (URL) | [編集]
トーマスさん
そのとおりですね。どちらもうまいですし。
Posted at 2015.05.24 (10:23) by yuji (URL) | [編集]
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