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MUSICA、2007年8月号 文字起こし(1)

再復帰を告げる独占インタヴュー
“「あのまま進んでいたらもっと大変なことになっていた。それこそ死ぬとか壊れるとかそれくらいの惨事になっていたので…ファンを悲しませてしまった現実、それは真撃に受け止めていこうと思っています」”

このインタヴューは、岡村靖幸からオファーを受けて行ったものである。これからの再復活を前に自ら機会を設けて話したいという本人の意を受けて、ここに至った記事である。
彼の犯した罪と表現自体を結びつけるつもりもないし、表現をそういう観点から見つめるのはそもそも間違えた判断だと感じている。しかし、表現者としての責任を考えた時、リリースをする前にまず謝罪と説明をすべきだと考えた岡村自身の意思を受け、僕はこのインタヴューを受け持つことにした。
今年の3月に新木馬スタジオコーストにて行われたAPBANG!東京環境会議。そのステージで、岡村靖幸は再び帰ってきた。2003年の夏のロック・イン・ジャパン・フェスでの復活に続き、2度目の復活である。小林武史から名前を告げられた瞬間の歓びや哀しみを越えた爆発的な感情の沸騰と歓声。結果的に東京環境会議のピークタイムは、まさにこの瞬間となった。
未だ音楽ファンから絶大なる信頼を寄せられながら待たれ続け、そして実際に「誰とも代えの利かない才能」を抱える岡村靖幸は、この号が発売される頃には秋にリリース予定のシングルを完成させているはずである。本能を掻き乱すリズムと狂おしいほど切ないメロディが僕らのタブーを爆発させる、彼にしか表せないポップが再び戻ってくる。――その前に今回はきちんと心の内を説明しようとする岡村の言葉をここにおくる。

テキスト 鹿野 淳


◆今日は、再復活を遂げる前に自分からきちんと話したいことがあるということで、この機会を設けたわけですが。
「はい、そうです。僕が自ら望んで、鹿野さんにこうやって来てもらった取材ですね」
◆まず、再復活を遂げることができたことは、非常に喜ばしいことだと思います。
「そうですねぇ………うーん、そうですね。あのね、この前、人に薦められて祈祷師の人に会って来たんですよ。凄い人らしいんですよ、見えちゃうらしいんです。その人に、会ってすぐいろんなことを助言されて。何を言われたかというと、まず『すごくたくさんの人があなたのことを待っているから頑張りなさい』と。この人はインターネットで調べたのかなぁ?とか思ったんですけど」
◆いきなり面白い話からはじめますね。
「あとは、『スタッフを大事にしなさい』、『日本のアーティストの曲を聴きなさい』って。で、話を戻すと人の気持ちっていうのはありがたいことだなと思ってます。元のスタッフがまた一緒に頑張ってくれていることとか、ファンが熱狂的に待ってくれている現実とか。自分がどうのこうの以前に、そういう風に思っていただけることはラッキーだしありがたいことだと思っています。だから、祈祷師の人が言うように大事にして生きて行かなきゃいけないなと、そう心がけなきゃいけないなと、とても強く思いました。ちゃんと返していかなきゃいけないと思うし、ちゃんと誠意のある態度を示して行かなきゃいけないと強く思っています」
◆じゃあ今は気を引き締めて頑張ろうという感じなんですね。
「もちろん、もちろん」
◆そのためにも、なぜこういう形で一度お休みをしなきゃいけなかったという部分をきっちりと話してください。
「はい。………難しいですね……………僕と、僕のプロジェクトというのは、お休みする前までの間、非常に順調かつ多忙を極めていて。オファーももの凄い量があり、忙殺される日々ーーそういうのは光栄だし好きなんですけどーーだったんですよ。…………で、もの凄い忙殺されている中で、スタッフとの溝もすごくできるような状況にあって。心の行き違いみたいなものとかね。それで疑心暗鬼を極めていたところがあって………たとえば、自分はこれだけ働いて忙殺されているのに、まあ僕の勝手な視点なんですが、スタッフ達は僕と同じポテンシャルで応えてくれていないのではないか?と思って疑心暗鬼になり、それが酷くなって人間不信みたいな状態になっちゃって。今になって客観的に考えてみると、仕事って本来は、自分が生きている中で60%くらいの重みのものであって。普通の人だったらそこで生活があったり趣味があったり、癒しがあったり、家族があったりしてバランスが取れているんでしょうけど、僕の場合はそういうバランスが取れていない分……たとえば一番最初の恋愛に大失恋しちゃうとこの世の終わりみたいに思っちゃうみたいな、そういう感じ………そこ(仕事=音楽」)がダメだと全てがダメみたいな状況になっちゃうんです」



創刊からまだ間もない頃の「MUSICA」に掲載された再復帰の際のインタビュー。再復帰するにあたり、ファンに向けての謝罪と説明が必要だと感じた岡村靖幸は自ら鹿野さんにオファーし、実現したインタビュー。言うまでもないが、この号のムジカが発売されてから、僅か数ヵ月後にまた岡村靖幸は逮捕されるわけであり、今改めて読み返してみるとこのインタビューで語られる言葉の信憑性は希薄だ。…いや、少なくとも鹿野さんを前にインタビューを受けている時は、誠実に、正直に、語っているとは思うのだけど、結果的には、また裏切っちゃったわけだ。まぁ、これは岡村靖幸の人間性がどうのこうのというより、麻薬の中毒性が恐ろしいほどに絶大だということなんだろうな。「わかっちゃいるけどやめられない♪」みたいな。植木等は陽気にコミカルに歌っていたけど「わかっちゃいるけどやめられない♪」ってすごく怖い言葉でもあるよなぁ…。

→「MUSICA、2007年8月号 文字起こし(2)」に続く

●今日の写真
oyoguhato
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Posted at 2009.05.23 (22:02) by () | [編集]
素晴らしいblogありがとうございます ずっと追いかけてください 私ももちろん追いかけますから。
今日中にやりたいこと全部をやっちまおうぜ
Posted at 2009.05.25 (08:44) by 靖幸しかいない (URL) | [編集]
・非公開でコメントくれた方
はじめまして。勇気を出してのコメントありがとうございます。嬉しいです。本人の活動がないので、時々「熱」が下がり気味になるのですがその度に持ち上げて維持してますのでこれからも大丈夫だと思います。

黒のオベーション良いですよね。あんなにカッコイイギターは他にないと思います。音も硬質で渋いし、欲しいですよね。なんたって岡村ちゃんが昔から一途に使っているギターですからね。いつかは手に入れたいものです。

親に隠れて岡村ちゃん聴いてたんですか?確かに家庭教師の最後の一人語りを聴いている時はヘッドフォンは必須ですね(笑)

。これからもマイペースになると思いますが更新頑張りますのでよろしくお願いします。


・靖幸しかいないさん
はじめまして。コメントありがとうございます。これからも追いかけますよ~。
Posted at 2009.05.25 (19:48) by yuji (URL) | [編集]
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