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スピリチュアル・メッセージ もう寂しい思いはさせないよ (前半)

月刊カドカワ 1996年5月号 VOL.14 NO.5

表紙 なんで僕なの? 〜完全復活宣言〜
総力特集 岡村靖幸 完全保存版全47ページ

● INDEX
P18〜P19
総力特集 完全復活宣言
P20〜P28
スピリチュアル・メッセージ もう寂しい思いはさせないよ

P29
評論「岡村ってやつは・・・・・・」その1 佐伯明
P30〜P33
全アルバム試聴解説
P34〜P42
突撃ルポ<瀧くんと行くフーゾク最前線>
P43
評論「岡村ってやつは・・・・・・」その2 能地祐子
P44〜P47
岡村靖幸スーパーエステへ行く しりあがり寿(しりあがり氏による漫画のため掲載無し)
P48
評論「岡村ってやつは・・・・・・」その3 小貫信昭
P49〜P56
ライオンと戦える男(カラーグラビアのため掲載無し)
P57〜P62
ライヴ・ドキュメント ひき語り全記録
P63
評論「岡村ってやつは・・・・・・」その4 カトリーヌあやこ(カトリーヌ氏による漫画のため掲載無し)



P18〜P19
総力特集 岡村靖幸 完全復活宣言
なんで僕なの?

アルバムも発表し、ツアーでも姿を披露し、完全に復活!!を成し遂げた岡村靖幸。ライヴで熱い視線や温かい声援を浴び、“反省の念”でいっぱいになった靖幸には“責任感”も誕生し、これからの活動にも“定期的”というスタンプがどーん! と押された。だけど、そこは靖幸。並の復活!!じゃ満足しない。パーフェクトな復活!!をものするために風俗にだって、エステにだって出かけた。“なんで僕なの?”―――だって、靖幸はみんなに愛されてる天才!!だもの。




P20〜P28
スピリチュアル・メッセージ
もう寂しい思いはさせないよ   岡村靖幸

総力特集 岡村靖幸/なんで僕なの?〜完全復活宣言〜三年まるごと活動しないで、五年間アルバム出さないで久々にライヴをやったけど、お客さんが来てくれるかどうかの危機感はぼくにはなかったですね。けっこう鈍感なんで。でも、みんなが待ってくれてたんで“きちんとやらなくちゃな”っていう気持ちでいっぱいです。


リハーサルは大変だった
けど、久しぶりのライヴは
すごく気持ちよかったですね
 

 レコード出したらライヴやるっていうのは決まってた。今まで自分はそういうシステムでやってきたから、それに自然に添った形です。久しぶりだったから、本当にいろんな人が観に来てくれた。
 ライヴはすごいシンプルなものにしようと思っていたんです。シンプルなやつ。あんまり舞台装置があったりとか、そういうのじゃなくて。特に演出があるわけでもなく。仕掛けとか、作りものとか、舞台の装置は何ひとつ置いてなくて、すごいシンプルにロックバンドをやろうかなと。だから武道館とかああいうところでやるに際してどうかなとは思ったんですけど、久々ってことでシンプルなものにしようかなと思っていたんです。
 新しいアルバムの中の曲は、ライヴがすぐ浮かんでくるものとそうでないものが半々でしたね。リハーサルをやりながら考えた。ぼくは、ライヴ、すごい好きです。お客さんがちゃんと来てくれるかどうか、そういうことに関してぼくはけっこう鈍感なんで。三年まるまる活動しないで、五年間アルバム出さないで(笑)。ねぇ、ぼくより逆に周りの人のほうが心配しちゃってて。危機感とかほとんどなくて、ぼくはおっとりしてましたね。おっとりというか、のほほんというか。
 周りでは、活動再開おめでとうっていうのはありましたね。あんまり個人的には言われませんでしたけど、こんなにみんな待ってるんだったら、きちんとやらなくちゃなっていう(笑)。ええ、反省の念でいっぱいですけど。アーティストの友達とは、意外とその前後はあまり話してなくて。打ち上げで、よかったよとかすごかったとか、そういういわゆる通常の話。きっともうちょっと落ち着いてからまた今回のライヴの話が出るんじゃないですかね。
 今回のメンバーの編成はライヴのときに目配せできる、ちょうど理想の人数じゃないかな。全部こまめにきちんとできるっていう。
 で、リハーサルは全然大変でした。メンバーの人数が・・・・・・人数じゃないや、日数が足りなくて。日数は全部で二十日間前後だったと思いますけど。基本的に新しいことをやろうと思っていたから、今回のライヴでこういうことをやろうっていう作業をやる前に、江戸時代のチャンバラ映画をやるに際して、昔の言葉を覚えなくちゃいけなかったりとか江戸ふうの振る舞いをちゃんと勉強しなくちゃいけないように、そういうことが基本的にひとつあって。それからその江戸時代の映画を、さてどうやって作ろうかっていうのが出てくる。僕のライヴも同じで、メンバーとまずそういう作業をしました。
 初日はどこだっけ、広島。全然、緊張しなかったですね。あんまりアガったりしません。気持ちよくできた。最終的にすごく気持ちよかったですね。東京のスタッフとかが広島まで観に来てくれて、それはありがたいなと思いました。
 今回のライヴにはダンサーが入っているんですけど、振り付けは全部自分でやりました。マイケル・ジャクソンとかもきっとそうだろうし。音楽を作っているときからどんな動きがいいか考えてることもあるし、リハーサルをやりながら一生懸命考えてることもあるし。そこで自分も踊るのは、すごく自然なこと。それでお客さんに喜んでもらえると、やっぱり単純に嬉しいですよね。喜んでもらうためにやっているわけですから・・・・・・。何て言ったらいいんだろう。イカしてたりとか、素敵だったり、いとおしかったりするものっていうのは、自分の中では常に論理的じゃないものだったりする。で、自分の中では自然にやっていること。ぼくはMCをライヴの中であまりしませんけど、他の人のコンサートに行ってMCを聴いていてもイラつきはしないですよ。ぼくもMCが上手だったらぜひやりたいなと思う。MCが面白い方だと、観ているほうもきっとやっぱり楽しいと思うし。だけどぼくにはやっぱり向いていないし、向いていないことを無理矢理やるのはね。
 いざツアーが始まってみると、ブランクのギャップはあんまりなかったですね。始まる前は、体力作ったり、健康に気をつかったりとか、いろいろありましたし。それで、精神と体のために、ライヴは定期的やらなくちゃなと思いましたね。ライヴって原始的な喜び方をしますよね。レコードとかだと、自分の頭の中でいろいろな推敲(すいこう)したりとか、比較したりとかするじゃないですか。それで文になり、言葉になるじゃないですか。それに比べると、その瞬間にその場でやったことをその場で喜ぶわけですから、喜び方はもっと原始的ですよね。だからそれを見るのは、やっぱり楽しいですよ。うん、ファンも、レコード会社も、友達も、いわゆる音楽業界の人も、みんなやっぱり定期的にやってくれって。それに対してぼくは「ハイハイ、わかりました」っていうよりも、ちょっと帯を締め直してじゃないけど・・・・・・責任感っていうのかな、感じましたね。
 あとね、ぼくに来るファンレターでびっくりするのは、「結婚しました」とか「もう私、結婚して子供できちゃいました」とか、そういうファンの子が多くて。「今、やっと岡村さんがまたライヴをやられていますけど、子供と行きますから」とか「旦那と行きますから」みたいなことが書いてあって。「あー、そんな長い期間だったんだ」と思って。うん、だからこれは長すぎるな、それはよくないなと思った。前はそういう手紙はなかったですね。いや、もうだからジーンとするっていうか、ちょっと反省するっていうか。そんなに長いこと、あれしたのはよくないなと思った。
 コンサートは喜んでもらうためにやっているので、その喜んでくれる人たちがどういうふうに感じているかとか、思っているのかっていうのは、すごく気になりますよ。どういうふうな暮らしぶりなのかとか、どういうふうにぼくが生活に関わっているのかとか、すごい気になるし。どんなときにぼくのアルバム聴くんだろうとか。
 アンコールの弾き語り、あれは歌った瞬間のものなんで、そんなにメチャクチャ責任は取れないんですけど、歌った。ああいうことをこれから歌っていくかどうかは、アルバムを作る時期になってみないとわからないけど。ただ、歌ったからといって、歌ってサッパリしたとかはないですよ。深く考えると困惑は残っているのかもしれないですし、その場ではウワァ―ッってなるんで、説得力があって共感を呼べるようなことが言えたのかな、というふうに後で振り返るぐらいですかね。何を歌うかは全然決めてなかったですから、自分でも楽しみでしたね。アンコールの前に楽屋に帰ったときにも考えていない。アンコールでステージに出ていってから、何が出てくるのかなと。
 ツアーは全カ所、おしなべてよかったような気がしますけど、武道館のあとね、またライヴやったんですよ。打ち上げで、そういう場所を設定して。スタッフと、コンサートを観に来てくれた芸能人の人も何人か来てて、あと周りのスタッフとか、メンバーの友達とか。そういうのはよくやってるんですよ。ゲリラ・ライヴって、このツアー中にも三回か四回ぐらいやってるんですよ。たとえば青森でもやりましたし。コンサートが終った後に、ライヴハウスにいきなり行って、ゲリラ・ライヴ。ツアーとは全然違う。何も決めないでやる。メンバーも楽しんで。カヴァーもやります。あとオリジナルとか、その場で作ったアドリブの曲とか。そういうのを織り混ぜて、一時間前後。一時間半とか、その日によって。そういうの好きですね。エネルギーが余ってるっていうよりも、楽しいんですね、これが。ライヴとはまた対照的に何も決めごとせずにやるのがエキサイティングで。メンバーが知らない曲でも、やりましたね。
 ツアーでもアンコールでもいつも、「なごり雪」を歌ってました。あの曲はね、大した意味があってやろうって言ったわけじゃないんですけど、歌ってみてすごくいい詞だったんで、やろうかなと。今までカヴァーって一曲もやったことないんで、一曲ぐらいライヴでやるとどうだろうっていう実験ですね。うん、詞は大事なポイントですね。
 ゲリラ・ライヴも含めて、少しずつですけど取り戻してますね。ツアーの最中に、ちょっとした曲のヒントみたいなものも浮かんできてるし。男のファンがライヴに来てくれたのも、嬉しいっすよね。観た人たちの反応が、まだぼくの手元には届いていないからわからないですけど。ぼくもね、これからはもっと他の人のコンサートに行こうと思うんです。もっと観てれば自分と比較ができて、「ああ、そうなのかな」とかわかるんですけど、いかんせん観ている量がすごく少ないんで、自分っていうものに対して客観性がないんですよね。だから機会があれば今年はなるべくたくさん観に行きたい。研究のためにっていうよりも、それ以前の問題っていうか、もっといろんなものを観てみようかなと。
 今回のツアーはライヴで受ける曲を選んだつもりですけど。昔の曲もすごく自然な気持ちで歌えた。今年は定期的にやるっていうことで、今年だけでも三、四回ぐらいライヴはやろうと思ってます。そのときは曲目を変えてやろうかと。
 ツアーの前には走り込みとかしました。スタミナ的には問題なく回れました。手応えは・・・・・・うん、何て言ったらいいのかな、すごく反応がよければよいほど、コンサートのチケットの売り上げがものすごくよければよいほど、ワーッてなるんじゃなくて、それだけ待たれているんだっていうことで、プレッシャーというより、ちゃんと定期的にやらなくちゃなって思った。だからこれからの自分のペースが見えたなっていうか、戻さないとな、と。待っている人の情熱とか意気込みは、すごく強く認識しました。

文字起こし人:紅林

つづく


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