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映画「コクリコ坂から」の感想

ジブリの新作「コクリコ坂から」を観た。本作の監督は前回「ゲド戦記」で大コケした宮崎吾朗。先週、「コクリコ坂から」の公開直前スペシャルみたいな感じで「ゲド戦記」がテレビ放送されていたけどあれってマイナスプロモーションじゃないか?あんなつまんない映画の監督の新作ですって言われたら見る失せると思うのだが…。そもそも、なんでまたゴロウが監督をやるんだろうか?アリエッティの新人監督・米林宏昌がやったほうが良かったのにな。まぁ、そこは息子の強みとでも言おうか、優遇されてるんだろうなぁ。

さて、初っ端から宮崎吾朗の不満を書いてしまったが、「コクリコ坂から」、非常に面白かった。僕の個人的な趣味趣向としていわゆる「爽やかな青春群像的なもの」が大好物なので、この手のジャンルのものは大抵楽しめるのだけど、個人的な趣向を差し引いてもそこそこ佳作だろう。

少なくとも「ゲド戦記」よりは何倍も良い。だたし、アリエッティの米林が監督だったらもっと名作になっていただろう、と強く思う。と、いうのも、「ゲド戦記」も「コクリコ坂から」もそうだけど吾朗は女の顔の描きかたが下手すぎる。女の子が全然魅力的じゃない。イラストがつまらない。生き生きしていない。なんか、教育用ビデオのアニメみたいなんだよなぁ。その点、米林は主人公のアリエッティを見れば一目瞭然だが、とても魅力的な女の子を描く。米林バージョンの「コクリコ坂から」のほうがクオリティはきっと高かっただろう。とりあえず宮崎吾郎は女の子の顔を描く練習が必須だ。もっと可愛く描ける様になってほしい。中川翔子を見習った方がいいよ。

「コクリコ坂から」の良かったところは「上を向いて歩こう」がバックで流れていたシーン。夕焼けと夜の闇が混ざって空が紫っぽくなる(マジックタイム)景色がとても美しかった。オールウェイズ3丁目風のレトロな商店街を松崎と風間が自転車に二人乗りで走っているところがもう…青春すぎてさ。うん、あのシーンは良かったな。「コクリコ坂から」は東日本大震災からの影響があるようだが、このシーンは関係しているのかもしれない。そう思えるような暖かい場面だった。

悪かったところは、物語の要所要所の大事なポイントでのインパクトが弱かった点。社長室に通されて「なぜ反対なんだね」「大好きだからです」のそれだけの会話で理事長の見学が決定したのは拍子抜けだった。それだけかよ?っていう。それと、お互い血の繋がりがないことがわかったのに松崎と風間はなぜノーリアクションなの?なぜ喜ばないんだ?これほど大事なことはないじゃないか。もう感情を爆発させて歓喜する場面じゃないの?もっと喜んで抱き合ってキスくらいして青春して欲しかった。

この作品は時代背景の説明が特に無い。ただ、作中には「長島茂雄」「坂本九」「東京オリンピック」といったワードが記号的に出てくるので、一般的な知識のある大人が見れば1960年代前半であることが把握できるわけだが、ジブリ作品は子供もたくさん観に来るわけだから、そういう子供たちにとっては時代背景がかなり謎だったと思われる。男子学生たちの講堂での右翼的・全共闘的な言動はどう移ったのだろうか?

というわけで、いろいろ書いたけど、近年のジブリ作品のなかでは一番でした。ポニョよりおもしろかったよ。やっぱり、ジブリ作品はオリジナルの脚本より原作を借りてきたものの方が僕は好きなようだ。そして、宮崎駿が何から何までがっつり指揮をとって作りこんだ作品(イミフな作品ばっか作るからな)よりは、企画とか脚本でさらっとかかわっている程度のほうが良い。

ジブリ作品の個人的なランキングは1位「耳をすませば」2位「魔女の宅急便」3位「トトロ」。やはり宮崎駿濃度が低い方が好きなようだ。一歩引いたポジションに居てこそいい仕事をするのが宮崎駿なのだ。そういう観点から言えば「カリオストロ」や「未来少年コナン」や「ハイジ」も超名作だしね。



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Comments

いまいち?
「コクリコ」を今日観てきました。私的にはう~ん?でした。女の子のキャラクターは好きなんだけど。もうちょっとストーリーに深みがほしかった。最後のシーンは「えっこれでいいの?」って感じ。「もうひとひねりないの?」と消化不良気味です。疑問に思った点は、主様のご指摘のとおりでした。
私も「耳をすませば」が大好き。あんな青春時代があったらすてきですよね。
Posted at 2011.08.13 (18:51) by ぽん (URL) | [編集]
Re: いまいち?
どうもー。
深み・ひねりはないですね。王道であっさりしすぎてる感は否めませんが、個人的にはこういうのもアリかなという感想でしたね。

「耳をすませば」いいですよねぇ。金曜ロードショーで見る度にニヤニヤしてしまします。
Posted at 2011.08.26 (22:06) by yuji (URL) | [編集]
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