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同じベイベー

「エンタの神様」は反吐が出るほど大嫌いだった。なんっていうか数分視聴しただけでもうムカムカしてきちゃってチャンネルを変えちゃってた。芸人の言うセリフのほぼ全てに律儀にも表示される大袈裟なテロップ。小中学生をターゲットにした幼稚すぎる姑息なネタの数々。天晴なほどに100点満点の糞番組だった。「エンタの神様」の演出を手掛けていたの確か五味という名前の人だった。当時、伊集院光はラジオで「ゴミみたいな番組を作っているから五味さんっていうのかなぁ~?」とディスっていったけ。そんな記憶が今でもある。

桜塚やっくんが死んだ。エンタの神様でブレイクした芸人。彼の芸風はまぁ、はっきり言ってエンタの悪しき色に染まった芸風だった。“桜塚やっくん”という芸名は先述した五味さんが命名したのだという。桜塚やっくんはまさにエンタ芸人であった。僕が大っ嫌いなエンタ芸人の一人だった。

2000年代初頭から始まった“お笑いブーム”は2007年ころには下火になり始め2010年にはいわゆるネタ番組が地上波からすべて姿を消した。もともと実力のあった芸人はその後も売れ残ったが、ほとんどの芸人(特にエンタ芸人)は消えていった。桜塚やっくんも世間的には消えていった。

しかし、岡村靖幸ファンの間ではそれなりの記憶に今でも(そしてきっとこの先ずっと)残っている。2007年、岡村靖幸の名盤「家庭教師」の1曲目に収録されている「どぉなっちゃってんだよ」をカバーし、さらには作詞・作曲・編曲、岡村靖幸プロデュースにより「あせるんだ女子はいつも目立たない君を見てる」という名曲をリリースしている。

殆どの岡村靖幸ファンは桜塚やっくんに好意的だ。僕のようなエンタの神様が大嫌いで、もちろんやっくんにすら冷淡な視線を送っていた自分ですら岡村靖幸のカバーをリリースして以降は好感を抱いているくらいなのだから。

何故岡村靖幸ファンは皆、彼に好意的なのか?そんなもん簡単である。「あせるんだ女子はいつも目立たない君を見てる」のやっくんの歌唱を聴けば一発でわかる。



アコギ一本で冒頭のフレーズを歌った後の前奏で「んっ」「ヘイヘイ」「シュゲナキュノンノー」「ホォホォ~ン」と唸り声を出すやっくんを聴けば分かる。十分すぎるほどにわってしまう。この人は本当に岡村靖幸が好きなんだ、と。彼は我々の親愛なる仲間なのだ、と。同じベイベーなのだ、と。

★☆★☆★☆★☆★

彼の訃報はネットニュースで知った。

夜、仕事から帰ってきて、シャワーを浴びて。二日前に作ったカレーの鍋に火をつけ、ソファーに座り、PCのディスプレイを見て知った。その瞬間は呆気にとられただけだったが、その後「あー、この人岡村靖幸好きだったんだよなぁ…」とかいろいろ思い出して、ちょっと強いお酒を飲んでみたら予想以上に涙が溢れてきた。故人に対して安らかにお眠りくださいとかよく言うけど、安らかとかそんなのじゃなくて悔しいね。若くして死ぬって悔しいもんだ。
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