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冬季二ヵ月間論

北海道の冬はとても寒い。毎日、容赦なく雪が降り積り、気温は常にマイナスの真冬日。はっきりいって辛い。良いことなんて一つも無い。毎日が苦痛である。子供の頃は冬が楽しみだった。雪が積もれば積もるだけ遊びのバリエーションが増えるからだ。雪合戦はもちろん、雪だるまや“かまくら”を作ったり、雪山に登って遊んだりと様々な遊びで楽しむことができた。しかし、大人になるにつれ次第に雪が憎くなる。雪の降る北国に住む者にとって雪とは憎悪の対象でしかない。これは決して大げさな表現ではない。北国に生まれ育った僕が言うのだから間違いない。

その代り春から夏にかけての北海道の気候は素晴らしい。梅雨もないし台風もない。真夏になってもそれほど熱くない(ついでにゴキブリも皆無。羨ましいだろ!)。特に初夏の北海道(よさこいのシーズン)の気候の気持ち良さは日本一だろう。木々の若葉の爽やかさと果てしない大空と広い緑の大地に吹く心地よい風は至高である。なんか松山千春みたいな言い回しになってしまったが北海道の春から夏にかけてのシーズンは最高なのだ。

しかし、9月に入り秋になると北国の人間は憂鬱になる。本州の9月と言えばまだまだ残暑が厳しい季節なのだろうが、北海道ではみるみると気温が低くなっていくからだ。あっという間に20度を下回り、ふと気づけば10度を下回り、そろそろストーブの準備をしなければと思った日には既に初雪が観測されてたりする。ついこないだまで夏だったのにあっという間に冬になってしまうのだ。冬になってしまえば翌年の4月まで極寒の日々だ。良いことなんて一つも無い冬をじっと我慢しながら過ごさなければいけないのだ。北国の冬は辛い。そして雪が心から憎い。雪が綺麗だなんて微塵にも思わない。

初雪の降る10月下旬から根雪の解ける4月の上旬までを冬と仮定すれば、北海道の冬の期間は約五か月間となる。五か月間は長い。辛い地獄のような冬が五カ月間もあるだなんていくらなんでもひどい。そこで僕が本記事にて提唱したいのが「冬季二ヶ月間論」である。

「冬季二ヶ月間論」とは一体何かというと、なんのこっちゃない、読んで字のごとしだ。「北海道の冬は厳しいけど、たったの二カ月で終わるよ」という考え方だ。詳しく説明すると

まず北海道における厳しい冬とは具体的に何かといえば、それは「大雪が馬鹿みたいに降って深夜に除雪車がガーガーうるさくて最低気温がマイナス10度を下回ってるからストーブはフル回転でガス代(あるいは灯油代)がかかりまくりで水道管が凍結するくらいの寒さ」のことを指す。このような極寒の日々は実は1月と2月の2か月間に集中している。つまりたったの2か月間しか厳しい冬は存在しないのだ。

もちろん12月と3月だってムカツク程に寒い。それに12月と3月の街並みを見れば一目瞭然だが根雪がドーンと横たわっている。しかし12月の根雪はたったの一日でも気温が高めになれば容易く溶けてしまう弱っちい雪だ。事実、去年の12月(2013年12月)は何度か大雪が降ったがすぐに溶けクリスマスの直前まで(僕の記憶が正しければ12月22日まで)札幌の街並みに雪は全くなかった。12月下旬の時点で雪が全くないのだ。

そして3月。3月の時点では根雪はまだある。嫌になるほどありまくる。しかし3月に入ると徐々に気温は上がる。最高気温がプラスの日がどんどん出てくる。屋根からは水滴が留まることなくしたたり、道はシャーベット状態になる。つまり3月の雪はこれから徐々に解けてゆく過程にある根雪なのだ。憎らしい雪がどんどんと消滅していく過程にある雪なのだ。まるで盛者必衰の如く衰えていく雪を見るのは気味の良いものではないか。

「12月の雪はまだ解ける可能性をたぶんに含んだ雪であり、3月の雪はこれから溶けていく過程の雪である」という捉え方で北海道の冬を眺めると幾分は楽な心持になるのではないだろうか。つまり耐え忍ぶ期間は1月と2月のたったの2か月間だけなのだから。11月と12月の寒さはこれから来る本格的な恐ろしい寒さと比べればまだまだマシだと考え、3月の寒さはこれからどんどん気温が上がるポジティブな過程の中に存在していると考えれば良いのだ。

以上が「冬季二ヶ月間論」である。豪雪地帯に住む者にとって冬とは辛く憂鬱なものだ。しかし、「冬季二ヶ月間論」(薄っぺらい精神論ではあるが)を纏うことで少しでも厳冬がもたらす北国の人々の苦痛が和らげば幸いである。
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Comments

東京は先週に続き明日も雪とか…ビビってます!
慣れてないので靴も対応出来ず転んだり、交通機関もマヒしたりと。
皆てんやわんやな感じです。

北海道の方々がそんなに辛い思いをされてるなんて…知らなかった、すみません。
そりゃあ、寒いし雪がずっと降り積もるのは大変ですよね。
二ヶ月説であと少し乗りきって下さいね。その先には岡村ちゃんのDATEが待っていますから!

話しは変わりますが、北海道にもおしゃれな蔦屋書店が出来たそうですね。ニュースで見ました。
代官山もおしゃれでゆったりと音楽や読書、美味が楽しめます。
yujiさんは蔦屋書店はもう行かれましたか? あ!ごめんない。札幌ではなくて函館でしたね。ぜひ行ってみて下さいね。
Posted at 2014.02.13 (21:37) by びーぐる (URL) | [編集]
yujiさん!いや~今朝は大変でした。東京は昨日から雪が降り続いて今朝は雨…積もった雪がペチャベチャになり、こんな日の為にとレインブーツを買っていたので履いたのですが、雪にあしを取られて歩きにくいし滑りそうに何度かなって…力が入って腰が痛くなりました。歩き方にもコツがあるのだとわかりました。でも結構普通の革靴で歩いている人も見かけました。
地下鉄なので大丈夫でしたが、地上の線は運休だったり混乱してます。

北国の方々のご苦労がよーくわかりました。と言っても東京のこれぐらいの雪は北海道の方々にとっては大したことないと思いますが。

それと前のコメントで蔦屋書店のことを書きましたが、札幌から函館までも遠いんですよね…北海道は広いですもんね。
私はまだ北海道には行ったことがありませんが、季節のいちばん良い時にぜひ行きたいと思っています。
Posted at 2014.02.15 (11:20) by びーぐる (URL) | [編集]
どもども。
お久しぶりであります。
まだまだ啓蟄の頃には遠いため地下潜伏中の黒猫です。

冬期二ヶ月論...関東在住の私からするとかなりポジティブな内容ですね。今の関東は北海道でいう12月の雪な感じですが、2回降ってもう飽きてます。お腹一杯です。

そして青森の友人からは「アホの東京人」扱いですよ。メディアはそろって雪の歩き方や備蓄のオススメまで...。確かに先週スーパーに買い物に行ったときの在庫のなくなり様は震災直後を思わせるものでした。
新手のオイルショックか...と思うほどパン全滅でした。その光景、雪国の人から見たら笑いぐさにしか見えないでしょうね。

まぁ、今回の雪で学ぶこともありで、また来年度に活かそうと思ってます(文面ではもう雪は降らない的な..そう願いたいだけかも)

でもでも、上の話は置いておいても長い冬を抜けた後の北海道の季節はスッバラシィものなのかと思います。

梅雨ないし..湿気少ないし。ゴキブリいないし...ゴキブリ追いかけて来ないしね。

yujiさん知らないでしょ。ゴキブリ、人見ますよ。苦手な人にペット並に飛んで寄ってきます。マジマジ。

って、何の話してるんでしょ?まぁ、ゴキブリは怖いって事で。

あれ?
Posted at 2014.02.15 (14:46) by 黒猫子猫 (URL) | [編集]
びーぐるさん
関東方面でも大雪で大変みたいですね。北海道は大雪に対して街も人も準備万端な状態なのでどんなに雪が降っても、まぁ、大丈夫ですが、東京だとキツいのでしょうね。お気をつけて!

つらい毎日です。まったく、毎日が罰ゲームですよ。そうですね「将来の夢」を待ちながら春を待ちます。

蔦屋書店、いつか行きたいです。
Posted at 2014.02.18 (18:51) by yuji (URL) | [編集]
黒猫子猫さん
雪で騒ぐ東京の人をせせら笑うのは雪国あるあるです。でも今回の関東の大雪は深刻なようなので心配です。

知らなかったです。ゴキブリは本当にいないですからね。虫嫌いの僕には本当にありがたいです。できることならこのまま一生対面せずに人生を終えたいものです(笑
Posted at 2014.02.18 (19:23) by yuji (URL) | [編集]
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