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あのロンのあの音の出し方

時の流れは速いものであと2週間ちょっとで本ブログは終了。10年続けたブログがあと2週間で終わる。スーパーで例えるなら店内に「別れのワルツ」が流れはじめ、「さっさと必要なものをかごに入れてレジに向かわなくちゃ。最後の客にはなりたくない!」ってな感じです。

ブログが閉店する前になにか書き忘れていることはないかなぁー…と思いを巡らせてみたら一つが思い浮かんだので以下に記す。

僕がギターを始めたのは2008年の12月25日。なんで正確な日にちがわかるのかというと、ギターを買った時のことを本ブログにアップしているから(ブログって便利)。つまり僕はギター歴7年なわけです(ドヤッ)。しかし、技術的には、まぁ、はっきり言って初心者レベル。しかもここ2~3年はたいして弾いていないからむしろ下手になっているくらい。でも、たまに弾くとアコースティックギターの音色の暖かさに癒されるし気持ちいいし、好きな曲を大きな声で感情をこめて弾き語りするのは、とても楽しい。ひとりでこっそりと興じる趣味の一つとしてこれから先も僕はアコースティックギターを弾き続けるのだと思う。

好きなミュージシャンの曲を弾き語ることはとても楽しい。僕は主に尾崎豊、浜田省吾、井上陽水辺りをメインに弾くことが多い。当然、岡村靖幸の曲も弾きたいのだが弾けない。なぜ弾けないのかというと、もうコードがわけわかんないのだ。「何そのコード?見たことねーよ」というコードがズラーと並んでいてもう弾く気が失せるのだ。しかもその難しいコードを必死に覚えて弾いても岡村靖幸が実際に弾く音とは明らかに違うのだ。

例えば「あのロン」のイントロ。やはりベイベとしてはあの印象的なリフをアコギでかき鳴らしたい。しかし大手コード検索サイトで「あのロン」を検索してみるとイントロのコードはAとC♯m7の繰り返しとなっている。AとC♯m7を弾けば確かにあのロンのイントロっぽい音にはなるが実際の音とは全然違う。ちなみにAとC♯m7で弾くとこんな感じになってしまう。

歌もギターも上手いし可愛いですね。

そんなときに見つけたのがこの動画。

この動画を発見した時の衝撃と感動は今でも忘れない。自分のギターから本物の「あのロン」のイントロが鳴ったのだ。コード名もわからないけどとりあえずこの動画の通りに親指をぐいっと6弦まで伸ばして…3弦が9フレで…と指を一本一本動かし、岡村ちゃん流のわけのわからない押さえ方をしてジャラーンとストロークすると岡村ちゃんの出す聴き慣れた音がまんま鳴ったのだ。

自分一人では一生弾けなかったであろう「あのロン」をYOUTUBEを通して教えてくれた奥田周一さんに感謝!

追記
Youtube上にアコギ演奏をアップしている素人の中で僕が一番好きなのはこの方。

ちなみにこの方のギターはオベーションのエントリーモデル。つまりは安いギター。ギターは値段じゃないんだなぁ。

岡村靖幸からのラブメッセージ

そこそこの良曲でも2~3日ヘビロテで聴きまくれば飽きてくるものだが今回の岡村靖幸の「ラブメッセージ」は何度聞いても飽きない。毎回新鮮な気持ちで聴けるし爽快な気分になれる。個人的に復帰後の岡村靖幸の曲の中ではダントツで一番のお気に入り曲だ。

メロディもアレンジも岡村靖幸の歌声も素晴らしいが個人的には歌詞だ。前回の記事でも書いたが歌詞がもう100点満点。青春の乾いた風が心地よく感じられる素敵な歌詞だ。中でも好きなのは「なぜ泣けるの?」から「誰か助けてって」までの箇所。

岡村靖幸の書く歌詞には「非マッチョ」的な傾向がある。代表例としては「あのロン」の「寂しくて悲しくてつらいことばかりならばあきらめてかまわない大事なことはそんなんじゃない」だ。日本の教育(あるいは道徳)って「辛くても頑張ろう。努力すれば道は開ける」「最後の一秒まで諦めずに頑張ろう」「諦めたらそこで試合終了だよ」「叶わない夢はない。頑張ろう」的な姿勢が正しくて美しいものだとされている。

だから、上記のあのロンの歌詞も「寂しくて悲しくて辛いことばかりでも諦めないで。笑顔で頑張ろう。きっといつか夢は叶うのさ」みたいな歌詞でもなんら不自然ではない。むしろそっちの方が自然かもしれない。でも岡村靖幸は「あきらめて構わない」と言う。「『大事なのはそんなんじゃない』でしょ?」と岡村靖幸は言う。実際問題、現実ってのは複雑だし超シビアだし理不尽だしで、諦めることの方が多い。岡村ちゃんの歌詞からは挫折した人々に対して、同じ目線に立ったうえで俺と一緒に頑張ろうぜという優しさが感じられる。

つらいことばかりならあきらめて構わないし、現実と対峙して泣きたいときにはグッと堪えないで顔がぐちゃぐちゃになるまで泣けばいいし、一人ではどうしようもないときは真っ逆さまに落ちる前に誰かに助けてもらおう。

一見、情けなくも感じられるが、これが、岡村靖幸からのラブメッセージ。


54秒のヤスケン。真骨頂だな(笑)

「ラブメッセージ」「ヘアー」 全曲解説

2015年9月2日にリリースされた岡村靖幸の新曲「ラブメッセージ」。当初はAMAZONで購入しようと考えていたのだがズルズルと時は流れてしまい、本日(9月12日)AMAZONで「ラブメッセージ」をポチろうとしたらお届けまでに7~10日かかるとのこと。なのでわざわざタワレコまで行って購入してきた。

アリオ札幌のタワレコには特設コーナーはなかったけどちゃんと新譜のコーナーに平置き(っていうのだろうかジャケ写が見える形で)で4枚ほど陳列されていた。

荒々しい書体で書かれたラブメッセージ(オレンジだからいいものの赤だったらラブメッセージならぬダイイングメッセージだよ)。そして憎たらしい表情の岡村ちゃんが何か言いたげにこちらを見ている。改めてインパクト大なジャケットだ。

ふと思う。岡村靖幸を知らない人がこのジャケットを見たらどう思うのだろう?まず狙ってやっているのかがわからないだろうな。例えば森山直太郎が今回のラブメッセージのジャケットのようにまるで80年代のアイドルかのように石柱に寄りかかりカメラ目線で感情の読めない表情をしていたら、それは、まあ、理解できるし面白く感じられる。なぜならそこには森山直太郎なりの“狙い”が読み取れるから。オモシロでやっているんだなということがわかるから。

でも岡村靖幸を知らない人がこのジャケットを見たら頭にハテナしか浮かばないだろう。何なんだろうこの人?って感じだろう。ま、しかし岡村靖幸を知っている我々からしてもラブメッセージの岡村ちゃんの表情が狙っているのか本気なのか真意はわからないのだけれども。

それにしても前作の「彼氏になって優しくなって」のジャケもそうだけど岡村靖幸本人の写真がドーンと登場しているCDが買えるっていうのはつくづく幸せなことだ。この傾向はこれからも続けばいいなー。

では、以下「ラブメッセージ」「ヘアー」の感想を。

ラブメッセージ★★★★★
映画「みんな!エスパーだよ!」の主題歌。楽曲自体も映画の主題歌としてのオファーを受けて制作した曲とのことなのできっと岡村靖幸自身が「みんな!エスパーだよ!」の内容や世界観を踏まえた上で作った曲なのだろう。「みんな!エスパーだよ!」がどんな映画なのかわからないけどYOUTUBEで予告編を見る限り、青春、冴えない男、童貞、パンチラ、女の子だいすき的な映画のようなので、いつものというか往年の岡村ちゃんの世界観と似たり寄ったりなので岡村ちゃんも割といつもの感じで制作できたのではないかと思う。

曲調は爽やかで新鮮。岡村ちゃんは、過去にいろいろあったわけだけど、10代の頃の甘酸っぱい青春や女の子に対する純粋な性欲や青空の下で食べるソフトクリームの味や部活終わりの暗い校舎や4時限目の倫社の時間に食べる早弁のスリルと美味しさや…つまりは岡村靖幸の体内に貯水されている青春にまつわる“水”は今でも驚くほど清らかに澄みきっており濁りがないのだろう。悲しいくらい綺麗に保たれておりリアルでは絶滅した魚がバリバリ生息しちゃってるのだろう。

いい年していつまでも青春ソングってどうなの?と批判的に感じる方は、もしかしたらベイベのなかにも居るのかもしれないが、50代に突入した岡村靖幸がここまでまっすぐキラキラした青春ソングを作って歌って(きっとライブでは汗まみれでデンスしながらこの歌を歌うわけでしょ)聴き手一人一人にそれぞれの青春を想起させてくれて…こんな素晴らしいことってない。岡村靖幸は一生青春を歌っていいのだ。

歌詞に関してはもう100点としか言いようがない。「岡村靖幸は歌詞が書けない」とよく言われるがそれは結局書くべき、あるいは歌うべき主題が明確ではないから書けないのであって、歌詞を書くスキル自体はあるのだ。今回みたいに青春物の映画の主題歌を書いてくださいということであれば素晴らしい歌詞がすらすらと書けてしまうのだ。今あなたの手元にラブメッセージの歌詞カードがあるのならぜひ手に取って読んでほしい。冒頭の「OhBaby イメージしたいよ はにかむ君の笑顔」からはじまって最後の「ユー ニード ミー」まで最初のフレーズから最後のフレーズまで秀逸すぎる水水しい歌詞ではないか。

80年代なら「あのロン」、90年代は「チャームポイント」、2000年代は「ミラクルジャンプ」。そして岡村靖幸の10年代の代表的青春ソングの一つが「ラブメッセージ」。ぜひ20年代、30年代あわよくば40年代にも岡村ちゃんの青春ソングを聴きたいものだ。頼むよ、岡村ちゃん!

ヘアー★★★★
矢代亜紀は演歌、AKBはアイドルソング、吉田拓郎はフォークソング、水木一郎はアニメソング、矢沢永吉はロック。では、岡村靖幸は?と問われればやはりファンクであろう。キャッチーなポップソングもたくさんあるがやはり根っこはプリンス、JB、スライ&ザファミリーストーン、マイケルジャクソン辺りを筆頭にしたファンクが岡村靖幸の中心に重厚に存在している。特に初期の頃はプリンスに傾倒しすぎの気配があり和製プリンスなどとも呼ばれていたが、近年はもっぱらジェームスブラウンのようだ。復帰後初のエチケットツアーでも「カモン」をJBテイストのサウンドにアレンジしていたし、今年に入ってからはJBの自伝映画にもコメントしている。

「ヘアー」はもう完全にJBの黒い(ホント純度100パーセントのどす黒)ファンクを岡村靖幸なりに昇華して作り上げたファンクネス。

イントロは唐突に大仰でマッシヴな畳み掛けるようなサウンド。そして次に「ヘアー」の楽曲の核となるキャッチーで挑戦的なJB風のベースのリフが続く。岡村靖幸リミックスの「爆弾こわい」にも似た荒々しい攻めを感じる。

正直シングルCDに収録されているインストには今まで全く興味がなかったが「ヘアー」に関してはインストもアリだと思った。ただのカラオケサウンドでは全然なく、ヴォーカルなしでも飽きることなく楽しんで聴いていられる。

ライブでは後半に「マシュマロハネムーン」→「セックス」→「ヘアー」→「ステップアップ↑」みたいな感じでヘアーを挟むと盛り上がりそうだ。

歌詞に関しては「ラブメッセージ」と比べると少々物足りなさを感じてしまう。なんだか「ミイミ」に収録されている歌詞みたい(軽蔑のイメージとか)であまり好きではない。でも「君のヘアーと戯れたいぜ」は往年の岡村ちゃんらしさ全開で良い。「君のパンツの中でバタフライをしたいよ」に匹敵する名フレーズ(いや・・・意味は同じか?)だ。

やはり「ラブメッセージ」で言うところの「青春」のように明確な主題がないとやや方向性が迷走しがちになり、やがてまるで無垢な子供のような好奇心でもって歌詞の語感遊びに執心してしまっているきらいがある(例:テディベアが立つ)。

とはいえ過去の岡村靖幸の全曲のなかでもトップクラスのファンク曲であり、岡村靖幸を語る上で外せない曲の一つにこれからなって行くことは自明の理だろう。

2015-1983

●今日は皆さんに言いたいことがあってですね。本日は2015年の8月24日なわけですよ。岡村ちゃんの誕生日から10日が経ったっわけですよ。2015-1983は数学的に32なわけでして。あのですね、もっと噛み砕いてぇ、わかりやすくぅ、具体的に言うとぉ

今日は僕の誕jレッツギョウ!!


はい、今日で32歳になりました。49から50歳になった岡村ちゃんと比べれば31から32になった僕なんて全然たいしたことなくて、実際特別な感慨もない。でも3年後には35歳なわけだ。35といえば

「何で35中年と恋してる 学校じゃ もちきりだよそのことで」(by聖書)

…35の中年。

中年とか勘弁してくれ。あーやだやだ。

●前にも書いた通り10月9日で「サブカルのすすめ」は終了します。終了後「ブログは削除するの?」等々いくつか質問をいただいたので、終了後の詳細について箇条書きにて書かせていただきます。

・ブログは削除しません。
・コメントも残します。
・終了後もコメントはできます。ただ返信は遅れるかもです(今にはじまったことではないが)。
・終了後、「サブカルのすすめ」の再開はありません。
・終了後、ツイッターをやる予定はありません。。
・終了後、新ブログの予定もありません。
・SNSで何か新たにやる際は本ブログにて報告させていただきます。

岡村靖幸の“かわいさ”について

女性が男性を褒めるときの言葉。ルックス面では「かっこいい」「イケメン」の2パターンが王道であり、性格面では「やさしい」「面白い」「頼りがいがある」等が筆頭に挙がる。そして、近年(といっても90年代後半くらいからだろうか)男性への褒め言葉として新たに加わった言葉が「かわいい」である。

正直、男性の立場からすると女性から「かわいい」と言われるのは少々複雑だ。馬鹿にされているような気がしないでもないし、だからといって嫌な気はしない…まあ嬉しいのだけれども、もろ手を挙げて素直には喜べない。

しかし、女性が男性のふとした仕草や行いを見て「かわいい」と感じるとき、そこに男性を馬鹿にするような気持ちは皆無であり全面的な好意に満ち溢れているのは確かなのだ(yuji調べ)。故に男性に対して「かわいいー」と女性が言う時それは冒頭に記したいくつかの褒め言葉と同等(場合によってはそれ以上)の褒め言葉として受け取っても構わないのだ。

これからの時代、男もかわいくならなければならない。では、かわいい男とは誰だろうか?考えてみよう。否、考えるまでもない。答えは一瞬にして出る。そう、岡村靖幸である。

というわけで、今回の記事では岡村靖幸の“かわいさ”について書く。
kawaii
岡村靖幸を知らない人からすれば、上の画像の男のどこがかわいいのか全くわからないだろう。要は見た目ではないのだ。もちろん見た目がかわいい男もいる。小池徹平さんなんかは男の僕が見てもかわいいと思う。しかし、岡村靖幸に小池徹平的な可愛らしさは微塵もない。そもそもガタイがデカイし顔も大きいし、いわゆる小動物的なかわいさは皆無だ。

では、岡村靖幸の一体どこがかいわいいのか。キーワードは“シャイ”と“不器用”だ。例えば岡村靖幸はライブでMCをしない。白石さんが饒舌なトークでベイベから爆笑を取っているとき岡村靖幸は端っこの方でポツンと座っている。本来であれば自分のライブなのだから自分でMCをすべきだ。でも岡村ちゃんには出来ない。神妙な面持ちでどこかしら不機嫌にも見えるような佇まいで岡村ちゃんはただ座っている。そんな不器用な岡村ちゃんを白石さんがイジる。キツネの人形を抱きしめさせたり、「電話だよ」と言わせたり、近くによって岡村ちゃんの顔にスポットライトを当てたり…etc。シャイで不器用な岡村ちゃんにとっては本当はやりたくないであろうことをベイベのために内心照れながらも受け入れ、健気にやってくれているところがかわいいのだ、と個人的には思う。

しかし、僕は男なので同性のしかも20歳程年上の50のおっさんに対して抱くかわいいという感情はたかが知れている。きっと女性ベイベは岡村靖幸のかわいらしさの機微をもっと知っているのだろう。「私が思う岡村靖幸のココがかわいいー」があればコメントまでどうぞ。

追記
岡村靖幸本人も自分の性格を“かわいらしい”と何かのインタビューで過去に話していた。つまりは「ラブメッセージ」のジャケ写も確信犯的なぶりっ子なんだよな。強かな男め。
burikko
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サブカルの戯言
第332回:10月12日
ツイッターを先取りした「サブカルの戯言」も本日にて終了。332回の戯言のご愛読ありがとうございました!!
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